我が家の小学1年生の双子弟、まそらは、ADHD+自閉症スペクトラム障害だ。
特別支援学級(情緒)に籍を置いている。
我が家の双子は、昨年より、
藤川徳美先生の著書、
『薬に頼らずに子どもの多動・学習障害をなくす方法』
の内容に従って、
「高タンパク・低糖質」と
「サプリメント使用」を少しずつ実践してきた。
が、まそら自身に、本当に必要なもの、必要な量は、果たしてこれで足りているのか?そして、いつまで続けるのか?などなど、不安に思うことも出てきた。
そこで、「栄養療法」を実施している病院を探し、昨年9月より通っている。
結構前のことになってしまったが、10月に「栄養療法」の病院をまそらが受診した。
11回目となる今回。
「栄養指導」と、「診察」が行われたので、詳細を記す。
なお、今までの栄養指導の骨子は、
・卵3個/日
・肉100g/日(2021年9月、200g/日から減量)
・牛乳・乳製品と小麦の除去(検査結果を受けて)
・葉物野菜(食物繊維、目標10g以上/日)を増やす
・サプリメント服用
となっている。
●管理栄養士さんによる栄養指導
今回も、管理栄養士さんからは、「食事記録」の提出を求めらておらず、私からの聞き取りが中心となった。
まずは、コレステロール高値のために受診した総合病院での血液検査結果を提出する。
そして、いつも通り、まそらの体調確認からスタート。
以下、青字は管理栄養士さんの発言。
「元気でしたか?」
元気。
「総合病院での栄養指導は?」
教科書通りの内容。厚生労働省の推奨量を説明された。
「あまり参考にならなかったかもしれないですね。一般的な指導以外を行うのは難しいのかも。
お腹の調子は?」
ずっとよかったが、この10日ほどゆるい日が多い。水樣便ではない。寒くなってきて冷えているのかも。
「季節の変わり目は自律神経が乱れやすいので、そのせいかも。
サプリは飲めている?」
DHAをしばらく飲ませ忘れていた。気づいて再開している。他は飲んでいるが、食べながら寝てしまったりすると、飲ませられないことも。
「肉の摂取量は?」
夕食で、肉は100g。魚だとひと切れ60〜80g。給食は平均すると40g。
「卵は?」
朝に3個。
「腸の改善が最も重要。吸収がよくなってきていると思う。
何か聞きたいことは?」
肉を減らして、糖質を抑えて、エネルギー源は何に求める?脂質はコレステロールとの兼ね合いで難しい。まそらは標準より痩せている。
「脂質をLDLコレステロールに変換しやすい体質だと思われるので糖質で。消化器症状が改善し、吸収がよくなってきたので、糖質の悪影響は減っている。今の米の摂取量は?」
朝70g。給食100g。夕食では与えていない。
「糖質を増やしましょう。」
米?イモ?果物で?
「白米よりはイモ。果物の果糖は2糖類で、すぐに切れて単糖に。単糖よりは糖が沢山つながったデンプンの方がよい。イモは食物繊維も含まれている。蒸したり焼いたりして調理。白米なら雑穀を混ぜる。甘い味付けの料理はしない。どうしてもというときは、アスパルテームなどの人工甘味料ではなく砂糖を。アスパルテームは長期摂取の影響がまだわかっていない。みりんもOK。ラカントもよい。後で体重を計ってから増やす量を決める。
よく動くからエネルギー消費も大きいのだろう。体重が増えにくい。」
ウロウロはしているが、そんなに、激しい動きではない。
「神経伝達物質に関するタンパク質は、神経伝達物質よりもまずは生命維持に使われる。まそら君は通常の人よりも多く使っていると思われる。タンパク質が大元で重要。タンパク質と補酵素であるビタミンBを使って反応は進む。」
神経伝達物質に関するタンパク質とは、トリプトファンやチロシンを含むもの?
「そう。」
「トリプトファンやチロシンはアミノ酸。タンパク質から摂れている。ただし、充分量かどうかはわからない。サプリの場合は安全性に問題がある。タンパク質がアミノ酸に分解される仕組みは明らかになっていないところもある。アミノ酸を単体で大量に摂るとそれ以外のところで、よくない影響が出る可能性がある。」
わかりました。ビタミンCは2000mg/dayのままでよい?
「よいと思う。診察で医師に確認する。」
ここで、栄養指導は終了。
●診察
医師からは、前回、9月に受けた血液検査の結果説明が行われる。
以下、青字は医師の発言。
「血液検査の結果は総合病院(8月)とさほど変わらない。肝機能の異常値は筋肉によるものと思われる。
コレステロール高値は家族性だろう。
ビタミンDが上がらない。身体も大きくなってきているので、量を増やす。ビタミンDは腸にも重要。今、3000/dayなのを5000/dayに。
この10日の消化器症状についてはわからない。
ビタミンCは2000mg/dayのままでよい。
DHAの飲ませ忘れはもったいなかった。脳の神経に重要な栄養。飲ませなかったことで何か悪化は?」
クルクル回る、首を振りながら走るなどの異常行動が見られる。
「・・・。」
ここで、診察は終了。
●身長・体重測定
診察後、糖質摂取量を検討するため、身長と体重測定が行われる。
結果、米か、イモ類を30g/day増量することになった。
●血液検査結果について
異常値だったものを中心に。
・AST(GOT)57↑
・ALT(GPT)47↑
・ALP 438↑
・LD 326↑
・総コレステロール 238↑
(基準値:130~219 2021年5月 299、2021年3月 256、2021年1月 366、2020年9月 268、2020年2月 255)
・LDLコレステロール計算 142↑
(基準値:70~139 2021年5月 188、2021年3月 142、2021年1月 248、2020年9月 175、2020年2月 192)
・クレアチニン 0.33↓
・尿酸 2.6↓
・好中球 33.9↓
・BUN(尿素窒素、タンパク質不足の指標、目標20以上)16.6
(基準値:8.0~20.0 2021年5月 18.2、2021年3月 20.3、2021年1月 16.0、2020年9月 14.7、2020年2月 13.9)
・フェリチン(鉄不足の指標、目標150) 61
(基準値:13~277 2021年5月 89、2021年3月 141.9、2021年1月 93、2020年9月 55、2020年8月 34.1)
・ビタミンD 25.0↓
(基準値:30.0~99999. 2021年5月 23.4、2021年3月 データなし、2021年1月 28.0、2020年9月 16.5)
藤川徳美先生によれば、
フェリチンは150、
BUNは20が目標だ。
今回、フェリチンもBUNも低下してしまった。
鉄もタンパク質も、成長に伴う必要量の増加に摂取が追いついていないのだろう。
肉・・・。
減らしていて大丈夫?
●使用するサプリメント
現在、処方されている医療用サプリメントは下記の通りだ。
なお、ビタミンCのみ、医療用にカプセルタイプがないため、手持ちの市販品を使うことになっている。まそらは、タブレットが飲めないのだ。
今回、ビタミンDが増量となった。
25.0μg×3(計75.0μg)/日から、145.0μg×1/日に変更。
ちなみに、お値段は、3,780円(30カプセル)
・ヘム鉄(4.5mg 朝夕各2錠)
・ビタミンBコンプレックス プラス(朝1錠)
・ビタミンC(手持ちの市販品を朝夕各1000mg)
・ビタミンD(増量! 夕1錠)
・uDHAミセル(夕1錠)
・ウルトラフローラバイオーム プロ(ラクトプライム・プラスから変更、夕1錠)
・ピュアリーンファイバー(食物繊維、1日大さじ1杯程度、野菜が少ない日に使用)
左から、D5000 ミセル(New!)、uDHA ミセル、ウルトラフローラバイオーム プロ。
左から、ビタミンBコンプレックス、ヘム鉄。
ピュアリーンファイバー。
●今回(11回目)の費用
栄養指導:200円
自費診療:1,260円
栄養解析料:2,500円
サプリメント(約1.5ヶ月分):35,664円!
今回の合計金額:39,624円
2年目の累計額(2021年9月〜):68,836円
1年目の費用合計:291,257円
●栄養指導と診察を終えて
栄養指導。。。
開始して、もう2年目となる。
血液検査結果もまそらの行動も、大きな改善は見られない。
改善していないわけではないが、満足のいくレベルではない。
じりじりとタンパク質及び鉄、ビタミンDなどの摂取を続けているが、、、
足りていない!!
と思う。
ビタミンBも鉄ももっと必要なのでは?
安全な量、常識的な量の摂取なのだろうが、改善しない量を続けていても仕方がないのではないだろうか?
ビタミンB50コンプレックスを昼も飲ませたい。
そして、ビタミンB6を開始したい。
だが、ビタミンB6は過剰摂取による副作用があるようで、踏み切れないでいる。
どうしたものか。
病院はこういう悩みに応えてほしい。
それから、糖質の増量。
これは、こちらから言うのではなく、病院側が提示すべきことなのでは?
何のために体重を定期的に計っているのか。
一般論ではなく、まそら自身を診て、必要量を考えてほしいと思う。
●我が家の料理紹介
サツマイモご飯。
この秋、ご近所さんからサツマイモをいただくことが多く、芋ご飯を結構な頻度で炊いた。
大好評なのはいいのだが・・・、
「(運動会の)お弁当で一番おいしかったのは何?」
と聞いて、
「芋ご飯!」
と即答されたときは、結構ガックリきたのだった。
煮たり、焼いたり・・・、もっと手間暇かけたお料理は他にあったのですケドネ。
【健康TV】藤川徳美先生#4 ADHD注意欠如・多動症が改善する!頭が良くなる!集中力を高める!パフォーマンスが上がる栄養療法
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