発達障害改善のため、病院にて「栄養療法」を受ける(2021年6月、血液検査結果)

我が家の小学1年生の双子弟、まそらは、ADHD自閉症スペクトラム障害だ。

 

我が家の双子は、昨年より、

川徳美先生の著書、

『薬に頼らずに子どもの多動・学習障害をなくす方法』

の内容に従って、

「高タンパク・低糖質」

サプリメント使用」を少しずつ実践してきた。

 

が、まそら自身に、本当に必要なもの、必要な量は、果たしてこれで足りているのか?そして、いつまで続けるのか?などなど、不安に思うことも出てきた。

 

そこで、「栄養療法」を実施している病院を探し、昨年9月より通うようになった。

 

先日、8回目となるが、「栄養療法」の病院をまそらが受診した。

今回は、「診察」と「栄養指導」が行われた。

 

なお、今までの栄養指導の骨子は、

・卵3個/日

・肉200g/日

・牛乳・乳製品と小麦の除去(検査結果を受けて)

・葉物野菜(食物繊維)を増やす

サプリメント服用

となっている。

 

 

●医師による診察

前回、5月に受けた血液検査の結果を元に、話が進められる。

 

☆消化器症状について

「便の状態は変わらずですか?」

と、医師。

大抵はゆるい形のない便で、たまに普通便だと回答。

 

「下痢が改善しないとのことなので、乳酸菌のサプリメントを別のものに変えたいと思う。値段などの確認は、このあと管理栄養士に。」

とのこと。

 

☆肝機能数値について

まそらは、肝機能に関する項目の数値が、初診時より悪い。なので、今回、検査項目を追加し、異常値の原因を調べて下さった。

 

「異常値は、筋肉に由来するものだ。よく動かれるから・・・。」

と医師。

そんなに激しく動いているとは思わないが、肝機能の異常値は問題ないようだ。

 

コレステロール値について

肝機能の異常値が問題ないとはいえ、コレステロール値は話が別だ。

 

「前回(1月)より下がってはいるが299と高値。家族性だから食事でなんとかするのは難しい。子どもなので投薬治療はできないが、大きくなったら早めの投薬が必要。」

とのこと。

 

☆CK値について

今回新たに出てきた異常値、「CK」。

 

「心臓に関する数値。悪い。出産時に病院にて何か指摘を受けたことは?」

と聞かれる。

「ない」と回答。

 

☆フェリチン値について

鉄不足を調べるには、フェリチンや血球の大きさなどを見る。

今回、上がってきていたフェリチン値が低下(93→89)していた。

 

「身体も大きくなってきて、サプリを飲んでも成長に使われてしまう。増やしたいが・・・。」

と医師。

 

ビタミンD値について

ビタミンD値も低下に転じている。鉄と同様、成長に使われている。お腹の調子を整えるにも、落ち着きにもビタミンDは必要。」

と医師。

 

サプリメントについて

サプリメントは減らしていきたいが、食事で必要量を摂るのは困難。だからといって、子どもなのでサプリメントを飲むにも限度がある。

まずは消化器症状の改善を優先。そうしないと、栄養が吸収できない。

乳酸菌のサプリメントを別のものに変更。1日1錠でよいタイプ(現在使用中のものは1日2錠)。

そして、ビタミンDを1錠増やす。

鉄は増やさない。

ならば、サプリメントの総数は増えない。

どうでしょう?」

と医師。

 

消化器症状の改善は、私も優先すべきだと思うので異論はない。

 

コンサータについて

私の方より、

発達の専門病院にて、コンサータの使用を勧められたが、副作用として食欲が落ちることが心配だと伝えた。

「食欲が落ちた場合は対応する。」

とのこと。

 

どうやって〜?と思ってしまう。

我が家の双子は、今の食事量で限界状態だ。これ以上は、一口だって食べられないに違いない。

給食が食べられなくなる分を、朝夕食に持ってくるなんて、もう絶対に無理ですから〜(泣)

 

 

 

●管理栄養士さんによる栄養指導

診察を引き継ぎ、別室にて、管理栄養士さんより、サプリメントの説明がなされる。

 

「変更となる乳酸菌のサプリメント、ウルトラフローラバイオームですが、

お値段、1袋(30粒)7,452円。

ビタミンDは1ボトル(60粒)が、1,650円。

Dは1日2錠から3錠に増えるので、

月額にして、乳酸菌と合わせて、今までより2,000円ほど、お高くなります。」

とのこと。

今さら、2,000円がなんだ!

もう、どうとでもなれー!!!

 

サプリメントの確認が終わり、

「乳酸菌のサプリメントが変更になりましたので、1ヶ月後にまた様子を確認させてください。」

と、管理栄養士さんはおっしゃって、食事についてのお話などはなく、今回の栄養指導は終了となった。

 

 

 

 ●血液検査結果(5月実施)

主に、前回、3月にかかりつけの病院で受けた血液検査の結果と比較し、改善したものと、悪化したものとを記す。

 〇改善したもの

・MCV(平均赤血球容積)91.2

(基準値:82.7~101.6 2021年3月 85、2021年1月 88.7、2020年9月 84.9、2020年2月 79)

 

・MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)30.1

(基準値:28.0~34.6 2021年3月 29.6、2021年1月 28.7、2020年9月 27.1、2020年2月 26.7)

 

アルブミン 5.2

(基準値:3.8~5.3 2021年3月 データなし、2021年1月 5.8↑、2020年9月 5.2、2020年2月 4.5)

 

・ALP 358↑

(基準値:38~113 2021年3月 1006、2021年1月 405、2020年9月 379、2020年2月 873)

 

 

 

〇悪化したもの

・MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)33.0

(基準値:31.6~36.6 2021年3月 34.5、2021年1月 32.4、2020年9月 31.9、2020年2月 33.4)

 

・AST 53↑

(基準値:8~38 2021年3月 39、2021年1月 52、2020年9月 49、2020年2月 45)

 

LDH 326↑

(基準値:124~222 2021年3月 274、2021年1月 339、2020年9月 331、2020年2月 272


クレアチニン  0.35↓

 (基準値:0.61~1.04 2021年3月 0.95、2021年1月 0.31、2020年9月 0.35、2020年2月 0.39)

 

・BUN(尿素窒素、タンパク質不足の指標、目標20以上)18.2

(基準値:8.0~20.0 2021年3月 20.3、2021年1月 16.0、2020年9月 14.7、2020年2月 13.9)

 

・総コレステロール  299↑

(基準値:130~219 2021年3月 256、2021年1月 366、2020年9月 268、2020年2月  255)

 

HDLコレステロール 82↑

(基準値:40~77 2021年3月 64、2021年1月 95、2020年9月 72、2020年2月 51)

 

・LDLコレステロール計算 188↑

(基準値:70~139 2021年3月 142、2021年1月 248、2020年9月 175、2020年2月 192)

 

・フェリチン(鉄不足の指標、目標150) 89

(基準値:13~277 2021年3月 141.9、2021年1月 93、2020年9月 55、2020年8月 34.1)

 

ビタミンD 23.4↓

(基準値:30.0~99999. 2021年3月 データなし、2021年1月 28.0、2020年9月 16.5)

 

 

川徳美先生によれば、

フェリチンは150、

BUNは20が目標だ。

 

 

 

●使用するサプリメント

現在、処方されている医療用サプリメントは下記の通りだ。

なお、ビタミンCのみ、医療用にカプセルタイプがないため、手持ちの市販品を使うことになっている。まそらは、タブレットが飲めないのだ。

 

サプリメント

・ヘム鉄(27.9mg朝夕各2錠)

・ビタミンBコンプレックス プラス(朝1錠)

・ビタミンC(手持ちの市販品を朝夕各1000mg)

ビタミンD(朝2錠、夕1錠)

・uDHAミセル(夕1錠)

ウルトラフローラバイオーム(今回NEW! ラクトプライム・プラスから変更)(夕1錠)

・ピュアリーンファイバー(食物繊維、1日大さじ1杯程度、野菜が少ない日に使用)


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左から、ビタミンBコンプレックスビタミンD、ヘム鉄。


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左から、uDHAミセル、ウルトラフローラバイオーム。

 

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ピュアリーンファイバー。

 

 

 ★6月20日現在、勝手に使用しているサプリメント

よいことではないが、栄養療法の病院には言わずに、勝手に使用しているサプリメントが結構ある。

 

・ビタミンBコンプレックス50(夕1錠)

ナイアシンアミド500mg(朝昼各1錠)

・フラッシュフリーナイアシン250g(夕1錠)

ナイアシン100mg(夕2錠)

・ビタミンE400IU(朝1錠)

レシチン1200mg(朝夕各1錠)

トリプトファン500mg(16時頃1錠)

マグネシウムオイル(入浴の30分以上前に、腕に2プッシュ)

 

上記サプリメントの使用理由

「ビタミンBコンプレックス」は、病院の1日1錠では足りないと考えるため。

ナイアシンアミド(ビタミンB3)」は、たくさんの代謝補酵素として関与し、藤川先生が推奨されているため。

ナイアシン」及び、「フラッシュフリーナイアシン」は、コレステロール値改善のため。

「ビタミンE」は、強い候抗酸化力を有し、ビタミンB及びビタミンCの効果を高めるため。また、血管壁のコレステロールをはがし、動脈硬化を抑制するため。

レシチン」は、肝機能向上のためと、脳機能向上のため。

トリプトファン」は、セロトニン合成のため。

マグネシウム」は、セロトニン合成を促進するため。コレステロール合成抑制のため。


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今後、上記に加え、

「ビタミンB6」と「チロシン

を開始予定。

 

 

 

●今回(8回目)の費用

診察:200円

自費診療:1,260円

栄養解析:2,500円

サプリメント(1ヶ月分):18,302円!

 

なお、今回は、帰宅後に、

謝って、「鉄サプリ」が1ボトル(4,600円)のところを、2ボトル分の金額で請求した

と連絡があった。

次回、返金するとのこと。

上記のサプリメント額は、支払った2ボトル分(9,200円)で掲載。

 

今回の合計金額:22,262円

 

累計額(2020年9月〜):254,413円

 

 

 

 ●診察を終えて

まずは何と言っても、コレステロール値についてだ。

何が原因で、3月より上昇したのかを考察する。

・卵を2個から3個に増やした

・魚の摂取量が激減した

・引っ越しと就学のバタバタで、4月は「走る」ことに全く取り組めていなかった(運動不足)

が、思い浮かぶ。

 

フェリチンなど鉄関連の数値の低下については、

・鶏胸肉メインで、赤身肉を摂取していない

・朝、ビタミンEと鉄を同時摂取している

といったところか。

もちろん、鉄が成長に使われてしまうことは言うまでもない。

 

そして、消化器症状。

会計時に、診察に先立って提出していた「胃腸症状のチェックシート」の結果が記載された「消化管栄養チェックレポート」なるものをわたされる。

それによると、改善のための優先順位は、

1、消化

2、腸内細菌叢のバランス維持

3、腸粘膜の再生

4、抗微生物作用

となっていた。

つまりは、「消化酵素」の充分な補充が必要ということだ。

 

しかし、それにしても・・・、

そもそも、まそらは一体なぜこんなに長くもの間(1年近く)、下痢なのか?

私なりに考察してみる。

ひとつは、かかりつけの病院で、頻繁に「抗生剤」を出されていたことがあげられるだろう。

何度も何度も彼の腸内フローラは大きく崩され、菌叢のバランスはめちゃくちゃになったはずだ。

そして、とどめは、「酸化マグネシウム」だ。

まそら本人が望んだとはいえ、服用により、腸内の何もかもを排出してしまったに違いない。

ちょうど1年ほど前に始めたホエイプロテインが体質に合わなかったということもあるだろう。

 

そんなこんなな状況で、食欲の落ちる コンサータ

ありえないだろう・・・

と思う。

 

コレステロール値をどう改善していくかを考えると頭が痛い。

いつもいつも頭の痛いことばかりだ。

栄養指導で、理想的な食事の「レシピ」も教えてくれたらいいのに・・・。

・肉200gをカバーし、

・肉が柔らかくて、

・野菜も沢山あって、

・薄味でもおいしくて、

・簡単で、

・すぐできて、

・もちろん経済的で、

・・・・・・・。

 

はあ~、と思う。。。

頑張れよ、私!!!

 

 

 

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