我が家には、小学2年生の双子の
兄まひろ(多動傾向)と
弟まそら(ADHD+自閉症スペクトラム障害) がいる。
この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。
さて、上記のいつもの「前書き」だが・・・。
先日、数年ぶりに、専門家(医師ではない)の方に、弟まそらをみていただいた。
そこで、
「もう発達障害ではない。傾向としては残っているもののADHDでも自閉症でもない。知能も標準内。つまり健常児である。」
と言っていただけた。
なので、「やったー!」という感じで、ついにこの冒頭の「前書き」を変更しなければならないか・・・と思っていたのであるが、近頃、兄まひろに苦労するようになっている。
兄まひろは、昨年度1年生の3学期頃から、宿題をしないなど手を焼くようになり、2年生の6月頃からは制御不能に陥っている。
具体的には、
・暴力
・暴言
・嫌がらせ
・嘘
・家出
・数々の迷惑行為(ご近所さんから苦情が来る)
・宿題などの勉強をしない
・部屋を散らかし決して片づけない
・ごみをその辺に散らかす
・偏食
などなど、枚挙に暇がないのである。
いくら言っても全く聞かず、この夏休み、発達の専門病院にて、
「反抗挑戦性障害」
と診断がおりた。
ADHDと併発しやすいようだ。
全く、何でも病名がつくものだと驚くが、何と言おうか、もう普通の反抗とは異なり、異常なレベルなのである。
せっかくよくなってきた弟まそらも、この夏休み中、ずっと一緒に過ごす兄まひろにひきずられる形でテンションがおかしくなっている。2人が一緒にいると悪いことしかせず、ほとほと困り果てている。
病院では、早々に「エビリファイ」が処方された。
医師によれば「使わなければどうしようもない状態。使い始めたら、やめることは検討しない。」とのこと。
まそらに「コンサータ」を使用することはずっとお断りしてきたが、まひろについては問題の次元が違う。
夜中に出て行き、走り回られては、本人の安全にかかわるし、周囲への迷惑行為もどうにかしなければならない。
使う使わないは別にして、処方だけはしていただいた。
副作用としては、
眠気や、注意力・集中力低下・反射能力の低下が挙げられ、
その他、低血糖や、体重変動が生じるようだ。
作用機序は、ドーパミンのバランスを安定化させるものらしい。
「コンサータ」同様、怖い薬だと思う。
注意力・集中力低下って何?
より多動になるのでは?との不安が生じる。
それとも、ぼんやりするということか?
弟まそらが服用している「抑肝散」では駄目なのかと思ったりもするが、苦すぎる漢方薬を今のまひろが我慢して飲む気は全くしない。
ちなみに、「エビリファイ」は錠剤だけでなく、液体もあり、まひろには液体タイプが処方された。
「オレンジ味だから、オレンジジュースに混ぜて飲ませるとよい」とのことだった。
医師は、
「双子は本当に難しい。まそら君が通常学級に移り、まそら君の方がよくできることがあることも見えてきて、まひろ君の優越感が今までのようには保てなくなったことが大きいのでは?」
とおっしゃる。
私としては、きちんと育てねばと厳しすぎたかと思ったり、まそらほどに手をかけてやらなかったことが悪かったのかと思ったり・・・。
手を抜いたつもりはないが、まそらの発達障害改善により重きを置いてきたことは事実である。
まそらばっかり・・・と兄まひろが思っても仕方がないところだ。
前を向いて、できることは何か、と考える。
医師には、「家から出られないように鍵を設置して」とも言われ、鍵の購入を検討しているが、そもそも、やっぱり食事を何とかすることが優先なのではないかと思う。
まひろは、今、偏食を極め、嫌なものは一切食べないのである。
プロテインも一切飲まない。
サプリメントも一切飲まない。
なので、体重が減り、コレステロール値については過去最悪の数値となっている。
栄養、特にタンパク質・鉄・マグネシウム・ナイアシンが不足していると多動になると藤川徳美先生はブログなどで言われている。
まずは栄養状態を改善し、それでもどうもこうもならば、「エビリファイ」の使用を検討しようと思うに至る。
では、嫌なものを全く食べないまひろに対し、何をどうするのかということだが・・・。
多少良くないものを摂取することになっても、必要な栄養を入れることを優先することにする。
そこで、いくつかアマゾンなどで注文。
昨夜届いた。
本日より試していく。
まずは、
・uFit 完全栄養食/ココア味
これは、プロテインパウダーのような食品だ。今までココアなどは飲ませたことがなかったが、おいしくなければ飲まないので、「まずい」というレビューがないことと、タンパク質以外の栄養(ビタミン・ミネラル)が摂れることから選んだ。
50gあたり、
タンパク質:13.3g
鉄:2.5mg
マグネシウム:113.4mg
ビタミンB群はそれぞれ50mgもなく、ビタミンCも44mgと私が望む量には遥かに及ばない。
ついでに言うなら、鉄ももっと欲しいところだが仕方がない。
そして、マグネシウムについては「酸化マグネシウム」なので、吸収がさほど期待できない。
もし、まひろが味を気に入ったら、こっそり、苦みのないフラッシュフリーのナイアシンを混ぜようと思う。
・in PROTEIN BAR グラノーラ
こちらは、スーパーやドラッグストアでも売っていそうなのだが、よく行くところでは扱いがなくアマゾンで購入した。
タンパク質:10.9g
鉄:1.6~3.4mg
ビタミンB群も、鉄も少ない。
ビタミンCは添加されていない。
その他、日清の「完全メシ シリーズ」を日清のサイトから購入。
・カレーメシ 欧風カレー
タンパク質:20.9g
鉄:4.3mg
マグネシウム:178mg
ビタミン類は私の望む量には、全く足りない。
・豚辛ラ王 油そば
タンパク質:20.9g
鉄:7.0mg
こちらも、ビタミン類は当てにならない量。
タンパク質:6.0g
鉄:1.1mg
こちらは、タンパク質が少なすぎて、あまり戦力になりそうにない。
ビタミンCを溶かしても違和感なく飲めるなら使えるか?という感じ。
ちなみに、「バナナスムージー」もある。
・大豆グラノーラ 60g
藤川先生は、植物由来ではなく動物由来のタンパク質を推しておられる。その方が人体は利用しやすいのだとか。だが、大豆タンパクでも摂取ゼロよりマシだろうと思う。
タンパク質:16.6g
鉄:2.7mg
マグネシウム:64mg
ビタミンはB群もCも少ない。
以上が、今回購入した食品だ。
まひろが味さえ気に入って口にすれば、タンパク質は何とかなりそうだ。
藤川先生によると、体重20Kgの人は20gのタンパク質が1日に必要とのことで、理想は体重×1.5gらしい。まひろなら、ざっと30gほどだ。
問題は、鉄・マグネシウム・ナイアシン(ビタミンB3)の摂取だ。
鉄は、次回の血液検査でフェリチンの測定をお願いしているので、それを見てから考えてもよいと思うが、マグネシウムが厄介だ。
最近彼は、ヨーグルトの「牧場の朝」がお気に入りで(食べるのを拒否するようになるまではプレーンヨーグルトを与えていた)、それに混ぜられたらと思っている。
ナイアシンは、フラッシュフリーなら苦みがないので、どの程度溶けるかはわからないが、「u Fit」や「大豆グラノーラ」に使う牛乳ないしは豆乳に混ぜてみようと思う。
上記の食品は、非常食としても使えそうであり、おいしさに期待したい。
それから、まひろの偏食とは関係がないが、「ラクトフェリン」をiHerbで購入してみた。まだ使用はしていないが、発達障害の改善によいと京都女子大学の辻雅弘先生が言われているので、モノは試しという感じだ。
ただ、まそらは既に沢山のサプリメントを摂取しているので、これ以上増やすのはちょっとかわいそうに思われ、なかなか開始には踏み切れていない。
一難去りかけて、また一難。
なかなか楽はさせてもらえない。
私自身も体調が悪い。今月はビタミン注射を2回打ってもらった。
夏休みもあと少し。
頑張ろう!
iHerbでのサプリメント購入の際には、
「プロモコード」欄に、
CBU6939
の紹介コードを入力すると、5%の割引になるようだ。
よろしければ。
★視覚的記憶教材(rumraisinn作)と連絡ノート(rumraisinn作、2年生用)を下記サイトにて販売中rumraisinn.booth.pm
1冊、130円で、無料サンプルも用意。
メルカリ同様、匿名での購入が可能。