我が家の小学1年生の双子弟、まそらは、ADHD+自閉症スペクトラム障害だ。
特別支援学級(情緒)に籍を置いている。
我が家の双子は、昨年より、
藤川徳美先生の著書、
『薬に頼らずに子どもの多動・学習障害をなくす方法』
の内容に従って、
「高タンパク・低糖質」と
「サプリメント使用」を少しずつ実践してきた。
が、まそら自身に、本当に必要なもの、必要な量は、果たしてこれで足りているのか?そして、いつまで続けるのか?などなど、不安に思うことも出てきた。
そこで、「栄養療法」を実施している病院を探し、昨年9月より通っている。
もう、なんだかんだと2年目に突入した。
先日、10回目となるが、「栄養療法」の病院をまそらが受診した。
今回は、「栄養指導」と、予定外の「診察」、「血液検査」、「尿検査」、「身長・体重測定」が行われた。
なお、今までの栄養指導の骨子は、
・卵3個/日
・肉200g/日
・牛乳・乳製品と小麦の除去(検査結果を受けて)
・葉物野菜(食物繊維、目標10g以上/日)を増やす
・サプリメント服用
となっている。
●管理栄養士さんによる栄養指導
今回も、管理栄養士さんからは、「食事記録」の提出を求めらておらず、私からの聞き取りが中心となった。
いつも通り、まずはまそらの体調確認から。
以下、青字は管理栄養士さんの発言。
「元気でしたか?」
かかりつけ医より、コレステロール値を心配され、大きな病院で診てもらうよう言われた。○○病院小児科を受診。
エコーで、わずかに脂肪肝の所見が認められた。
そのため、○○病院でも「栄養指導」を受けることになった。
なお、○○病院での血液検査では、
BUNが13まで下がり、
フェリチンが100を超えていた。
便の状態が改善した。下痢は週1回程度まで減少。
「脂肪肝は中年の男性に多い。○○病院の栄養指導では、脂質・糖質を控えるという話になるかも。まそら君は、食事でなっているというより、家族性だと思われる。太っているわけでもない。○○病院の血液検査結果は持ってきている?次回持ってきて。先生も確認すると思う。フェリチン100は炎症が起こっていたのだろう。」
炎症?普段通りで、元気そうだったが・・・。
私の心の声:以前、かかりつけの病院での血液検査結果を提出した際は、「他院での血液検査の解析は有料」だと言われ、診察でも数値には一切触れられなかったが・・・?
今回、提出を求めるとはどういうことでショウカ?
「消化器症状が改善したなら、栄養の吸収もよくなる。今までは、食べても下痢で吸収されず出てしまっていたので、量を入れる必要があった。改善したなら、肉を2/3程度に減らしてよい。食事に時間がかかり大変ですよね。」
食事は夕食で3時間、朝でも1時間かかったりし、苦行のように食べている。絵本を読んだり、外遊びをする時間もなく、ずっとご飯を食べている。
「肉より食べやすいとのことなので、卵は3個を維持。肉100g/dayを最低ラインとして摂取(今までは200g/day)。食べられるときは、それ以上食べてもよい。」
はい。
「サプリメントは飲めている?」
たまに飲めない。食べながら寝てしまったり、限界まで食べて、「これ以上食べたらオエーが出る」と言ったりしたときは、飲めない。
ビタミンCについて、当初は、「1000mgを朝昼夕の1日3回摂取が望ましいが、下痢なので朝夕の2回にする」とのことだった。下痢が改善したので、朝昼夕の計3000mgに増やした方がよい?
「今回、肉を減らす。何の効果による変化かわかりにくくなるので、まずは肉を減らすのみで。しばらくしたら、増量してもいいかも。」
はい。
「次回は、1ヶ月後に。この後、採血があるかも。先生に確認してくる。」
はい。
私の心の声:採血するかどうかが当日になっても決定していないって何?そもそも、前回の採血時に、「次回は冬休みくらいに」と言われていましたケド・・・?
「前回から4ヶ月経ったので、採血するそう。診察室へどうぞ。」
私の心の声:「診察室」って。。。
今回、「診察」は予定されていませんでしたケド?
柔軟な対応というものなのデショウカ?
それとも、「診察」ではないただの「お話」か何かなのデスカ?
●予定外の診察?
以下、青字は医師の発言。
「コレステロールを他院で検査?コレステロールの件は以前にこちらでも説明し、納得していただいていたと思っていたが。コレステロールについてもこちらでみさせてもらっている。かかりつけ医に当院の話はしなかったのか?」
かかりつけの病院では、体調不良時に血液検査をされる。いつ検査してもコレステロール値が高いので、大きな病院で検査を受けるように言われた。今は投薬レベルではないが、今後、どの段階で薬を始めるのかを考えるようだ。
「子どもであり、数値的にも投薬しないというのはこちらと同じですね。コレステロールはそういうことでよかったです。消化器も改善。これが一番重要なので、よかった。前回から4ヶ月経ったので、採血を。身体も大きくなってきた。結果を見て量を検討する。何か私にお聞きになりたいことは?」
ない。
●血液検査と、尿検査及び身長・体重測定
診察の後、ベテラン看護師さんが、手際よく採血。まそらも別に嫌がったりもせず、スムーズに終了。
続いて、身長・体重の測定と、採尿も問題なく終了し、お会計へ。
●使用するサプリメント
現在、処方されている医療用サプリメントは下記の通りだ。
なお、ビタミンCのみ、医療用にカプセルタイプがないため、手持ちの市販品を使うことになっている。まそらは、タブレットが飲めないのだ。
・ヘム鉄(4.5mg 朝夕各2錠)
・ビタミンBコンプレックス プラス(朝1錠)
・ビタミンC(手持ちの市販品を朝夕各1000mg)
・ビタミンD(朝2錠、夕1錠)
・uDHAミセル(夕1錠)
・ウルトラフローラバイオーム プロ(ラクトプライム・プラスから前回変更)(夕1錠)
・ピュアリーンファイバー(食物繊維、1日大さじ1杯程度、野菜が少ない日に使用)
左から、uDHAミセル、ウルトラフローラバイオーム プロ。
ピュアリーンファイバー。
●今回(10回目)の費用
栄養指導:200円
自費診療:1,260円
ビタミンD血液検査:3,800円
サプリメント(1ヶ月分):23,952円!
今回の合計金額:29,212円
2年目の累計額(2021年9月〜):29,212円
1年目の費用合計:291,257円
●栄養指導と診察を終えて
先の総合病院で指摘された「脂肪肝」について、もしもスルーされることがあれば、今後の通院を考えようと思って臨んだ今回。
肉の量を、200g/dayから100g/dayに減らすという動きがあった。さらに、予定外の診察と採血。
ひとまず、通院の継続を決める。
肉の減量については、正直かなり気が楽になる。
毎日毎日、夕食に何時間もかかり、その他のことが全て犠牲になるのはどうかと思っていたのだ。
小学校から帰宅すると、20分走りに行って、帰宅して入浴。宿題をして、すぐに夕食。
だいたい16時半頃から夕食を食べ始めて、ひどいと19時半になってもまだ食べ終わらない。
睡眠時間だって大切だ。朝は6時起きの双子。19時には寝させたい。
睡眠以外も、外遊びをしたり、絵本を読んだり、折り紙を折ったり・・・そういう時間が皆無で、ただひたすら食事を摂っている毎日。
食事はとても重要なことだとは思うが、もう少し他とのバランスが取れないものかと思っていた。
肉の摂取が100g/dayで済むなら、少しは時間の余裕ができるだろう、と思う。
しかし、、、
しかし、と思う。
タンパク質不足の指標であるBUNが、
7月は「15.3」だったのが、
8月の検査では「13.6」に下がっていた。
このところ、BUN値は、じわじわと低下し続けている。
藤川徳美先生によれば、
BUNの目標値は「20」だ。
消化器症状が改善したとは言え、数値が下がってきているのに、肉を減量して大丈夫なのだろうか?
「20」まで上げてからの方がよいのでは?と思うと、100gまで大胆に減らすことがなかなかできないのである。
また、摂取カロリーも気になる。
肉を減らしたことによる摂取カロリーの低下を放置してよいのか?
そして、診察。
医師の口調は丁寧だったが、目が笑っていないように見えたのは気のせいだろうか?
コレステロールはちゃんとみているのに、他院を受診、しかも栄養指導を受けるなんて、どういうつもり?人の話が理解できないのか?
といった感じなのだろうか?
今どき、セカンドオピニオンなんて当たり前のことなのに、イライラした雰囲気になるのはなぜ?
もしかして、医師も鉄・タンパク質不足なのだろうか?
藤川先生によれば、鉄とタンパク質が足りていないと怒りっぽくなるらしい。
それはさておき、
「コレステロールについても、こちらでみさせてもらっている・・・」
とのことなのだが、食物繊維のサプリメントを処方する以外に、何か具体的な対応があったとは思えない。
「LDLコレステロール値は食事の影響を受けにくい。」
と繰り返し言われてきた。
異常値の限界ギリギリラインまでは現状の食事で突き進み、許容限界を超えたら、何か対応をされるつもりなのだろうか?
ちなみに、卵を1日3個、肉を1日200gというのは、かかりつけ医には全く容認してはいただけなかった。
「食事指導の内容がかなり過激。発達障害のお子さんの親御さんはどうしても視野が狭くなりがち。○○病院でお母さんを止めていただこうという意図もあるのですよ。」
と言われている。
色々な人が、色々なことを言う。
例えば、
かかりつけ医:肉200g/dayは過激です
管理栄養士:肉200g/dayは、オーソモレキュラーでは常識です
なぜそうなのか、納得のいく説明をしてほしいと思う。
信頼できるデータがほしい。
自分で臨床試験をして、確認できたらいいのにといつも思う。
書籍でも、バラバラ。
藤川徳美先生:プロテインスコアを見ると、大豆などの植物性タンパク質と比べて、肉などの動物性たんぱく質の方が高水準であることがわかります。
『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』より。
溝口徹先生:タンパク質を動物性タンパクと植物性タンパクに分けて議論することは無意味であり、ましてや豚や牛などのけものの脂肪は身体に悪い……などという、概念的で感覚に訴えるような表現を、人の身体の専門家である医師がすることには疑問すら感じます。
『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』より。
藤川徳美先生:サプリメントを使用する場合は、日本でよく流通している「ヘム鉄」より、「キレート鉄」といわれるイオンと分子に加工が施されているものを選びたいところです。
『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』より。
溝口徹先生:つまりお子さんの脳の改善のために鉄補充は、キレート鉄ではなく、その時その時に吸収できるギリギリの量の「ヘム鉄」を用いた補充を選択すべきです。
『最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門』より。
上記以外にも、異なる点は沢山ある。
私自身は、藤川先生の論を取ることが多い。文章が頭に入りやすいからだろうか?
しかし、すべてを信じている訳ではない。特に、海外サプリメントの品質については疑問を持っている。なぜなら、私自身の肝機能数値が過去に見たことがないレベルで悪化しているからだ。もちろん、サプリメントが原因だと断言することはできない。
なお、私が使用しているサプリメントは、子どもが使っているものとは別の最安値商品だ。
今では、私の身体は、アルコールもプロテインもまったく受け付けない状態となっている。嫌だとか、おいしくないとかいった次元ではない。身体が拒否するのである。
プロテインなんて、1日に80gを平気で摂取していたのに、まったく飲めなくなってしまった。これはなぜなのか?
身体がむくみ、足がゾウのようになり、就寝中は頻繁に足がつり、顔には吹き出物ができて、舌がヒリヒリして、肉が食べられなくなり・・・、要するに、体調が悪い。
夏に受けた血液検査では、アルブミン値(タンパク質不足の指標)が初めて異常値にまで落ちた。
35歳からプレ更年期。45歳から更年期が始まるという話なので、私自身にもついに更年期障害が生じ始めたのかと思ったが、血液検査結果上はそうではないらしい。
「栄養」の世界は、まるで迷路だ。
どうにかして信頼のできる情報を集め、考える。
そして、判断する。
その役割は、いつも「私」だ。
夫は、「専門家に任せておけば大丈夫」と言うだけで、自分では考えようとしない。その安心感はいったいどこからくるのだろう。
次の次あたりの記事で、現在私が抱えている「栄養」に関する悩みを、1度整理したいと考えている。
【健康TV】藤川徳美先生#4 ADHD注意欠如・多動症が改善する!頭が良くなる!集中力を高める!パフォーマンスが上がる栄養療法
https://m.youtube.com/watch?v=xfACfUw9cbM