2019年に澤口俊之先生の「教育相談」を受けた双子弟、まそら(当時、年中児。ADHD+自閉症スペクトラム障害)。
澤口先生のアドバイスに従い、定期的に「数字カード法(澤口式育脳法)」に取り組んできた。
「数字カード」には、せっかくなので、双子弟、まそらだけでなく、兄まひろにも取り組ませている。
これまでの取り組み状況は、次の通りだ。
★1回目(2019年11月から3ヶ月間、年中児)
目標枚数は、4枚。
2人ともクリアでき、喜んでいたが、後に、やり方が間違っていたことが判明。
★2回目(2020年5月から3ヶ月間、年長児)
目標枚数は、5〜6枚。
弟まそらについては、記号カードを併用し、誤った覚え方の癖を修正する。
弟まそらは、5枚を覚えられるようにはならなかった。
兄まひろは、5枚はクリアしたが、6枚を覚えられるようにはならなかった。
★3回目(2021年2月から3ヶ月間、年長児から小学1年生へ)
目標枚数は、5〜6枚。
弟まそらは、記号カードがなくても、正しく取り組めるようになった。
が、結果は前回と変わらず、弟まそらが「5枚」に届かず、兄まひろが「6枚」に届かない状態で終了。
今回は、もう1年近く前のことになってしまったが、主に、弟まそらの4回目の取り組み(2021年11月~、小学1年生)の3ヶ月目の様子について記す。
●取り組み状況(4回目のチャレンジ、3ヶ月目、小学1年生)
《弟まそらの正答率》
62日目(1月8日) 70%(以下、すべて6枚)
63日目 62%
64日目 75%
65日目 75%
66日目 56%
67日目 70%
68日目 76%
69日目 90%
70日目 61%
71日目 62%
72日目 75%
73日目 80%
74日目 71%
75日目 73%
76日目 80%
77日目 76%
78日目 76%
79日目 74%
80日目 80%
81日目 74%
82日目 80%
83日目 80%
84日目 80%
85日目 73%
86日目 75%
87日目 69%
88日目 80%
89日目 80%
90日目 85%
91日目 80%
92日目(2月7日) 80%
細かくて申し訳ないが、この1ヶ月間のまそらは、
6枚が、最高で90%、
最低で56%
の正答率だった。
先月よりは、マシになった印象。
兄まひろについては、
こちらは詳細は省略するが、今回、7枚に取り組んでおり、
最高で65%、
最低で20%
の正答率だった。
平均的に見るならば、40〜50%をウロウロしている感じだ。
3か月目、彼は全くやる気がなく、まともに取り組まなくなった。
やらない日もちらほらあった。
●4回目の3ヶ月目の取り組みを終えて
今回の目標は、6〜7枚。
弟まそらについては、6枚の取り組みで90%が1回。
集中できるか否かというところにかかっている。
やりたがらないのは3ヶ月目も同じ。
7枚に進むことは残念ながらできなかった。
そうして、2022年8月より、5回目のチャレンジに挑もうかという頃。
幸運にも澤口俊之先生の「教育相談」をリモートで受ける機会に恵まれた。
その際、澤口先生から「もう発達障害ではない」と言っていただけたというのは、以前、ブログでも少し触れた通りだ。
そうして、「数字カードをする必要はもうない」とのことで、「数字カード」は卒業となったのであった。
「数字カード」ではなく、実生活の中でワーキングメモリを使い、鍛えていくことが重要らしい。
従って、今回で「数字カード法 チャレンジ」シリーズの記事は最後となる。
澤口先生には、本当に感謝しかない。
以前お目にかかったときよりも、髪の毛が伸びて、柔和になられていたように感じた。
思えば、発達障害改善のための取り組みは、澤口先生が最初だった。
最初に手にした書籍には、
・発達障害は脳の機能障害で治りません。
・周りの環境を工夫し、本人が生きやすくしてあげることが大切。
といったような、何の解決にもならない、ありきたりなことが記されていた。
「そうですか」
と引き下がってなどいられなかった。
「栄養」に関する書籍を読み、澤口先生の書籍にも出会った。
そうして、「教育相談」へと進み、「数字カード」を始め、
ピアノを始め、
絵本の読み聞かせを始め、
スマホ・テレビを見せるのをやめ、
療育をやめ、
こばとさんの教材に取り組み、
ピグリさんやその他たくさんの教材のお世話になり、
「栄養療法」に取り組み、
走ったり、キャッチボールをしたり、
ときに、折り紙に取り組み、
メダカを飼い、
樹木の写真(A3×4サイズ)を壁に貼り、
イグサの座布団を買い、
好きなこと・興味のあることには可能な限り付き合い・・・・・・・
そうして、ここまできた。
ものすごく長い道のりに感じるが、
「教育相談」からたった3年数か月のことだ。
人生の中で考えても、ごくごく短いわずかな時間にすぎない。
このわずかな時間を、自分で言うのも何だが、全力で走りぬいてきた、と思う。
きっとまそら自身もだろう。
そして、だからこそ今の彼があるのだと思う。
過酷以外の何物でもない日々だった。
今も、過酷であることは変わらない。
だが、それに見合った結果はちゃんとついてきた。
まそらにしてやれたことは、きっともっとあったに違いない。
試行錯誤を重ねる中で、無為に過ごした時間もあった。
脳科学・医療・リハビリ・療育・栄養・教育・・・・・・
トータルで発達障害児をケアする仕組みあればいいのにと思う。
個人がひたすら情報を収集し、試行錯誤しながら実践する。
保護者の能力・考え方・価値観・経済力などで、子どものケアのありようは随分変わってしまうことだろう。
発達障害を改善させるための最高の環境が、どの子どもにもスタンダードに用意される。
そんな日が来るのははたしていつか?
10年後?
20年後?
私の育児もまだまだ続くが、
微力に過ぎないなりにも、私にも何かできることはないだろうかと思うこの頃だ。
今日も、ニコニコしたまそらがかわいい。
「まそらはお母さんの宝物だよ」
と言うと、
「まそら君はモノじゃないよ」
と返してきた。
なので、
「まそらは、お母さんのお宝人間だよ」
ということになった。
人間国宝みたいな響きだが、私にとっては国宝以上だ。
繰り返す。
今日も、ニコニコしたまそらがかわいい。
イライラして、ときにそれを忘れてしまう。
だが、想像するのだ。
彼がいなくなってしまったら?
これほどに恐ろしいことがあるだろうか?
ときにへこたれてしまうが、今日も明日も明後日も・・・、ただ頑張る。
頑張る余地が残されているのだから。。。