我が家には、小学2年生の双子の
兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と
弟まそら(ADHD+自閉症スペクトラム障害) がいる。
この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。
●双子の偏食
さて、双子兄、まひろ。
彼は今、偏食を極めている。
私の作った料理は、例え炊いたお米であっても「食べるもんか!」という感じなのである。
そして、弟まそら。
彼は今、過去に類を見ないほどに野菜嫌いを発動している。
唯一カボチャだけは労せずに食べることができる。
ピーマンは頑張って何とかという感じ。
トマトもブロッコリーもニンジンも大根もモヤシもキャベツもダメ。
ピーラーでスライスしたニンジンや大根をお味噌汁に入れようものなら、もう完全拒否なのである。
まそらには、夏の初め頃よりポタージュスープを作るようになっている。
当初、「おいしい、おいしい」と喜んで飲んでいたのであるが、今や一転して拒否。
急に、「オエーが出るくらいおいしくない!」と言って、口にしなくなってしまった。
味覚の変化が激しすぎてついていけない。
いったいどうすればいいのかと途方に暮れるこの頃。
ふと思いつく。
そうだ!
もうアレに頼るしかない。
アレと言えば、そう、アレだ。
●レトルトカレーに頼る
カレーが嫌いな子どもなんて、きっといないに違いない、と思う。
うちの双子もカレーは好きだ。
ただ、小麦や乳が含まれていないアレルギー対応のルーは嫌がるのである。
だが、アレルゲンフリーのルーが駄目でも、レトルトはどうか?
ということで、丸美屋の子ども向けレトルトカレーを買ってみた。
仮面ライダーのパッケージデザインのものは、小麦やら乳やらが使われていない。
そうして、やるのだ。
蒸して冷凍しておいたカボチャ(ニンジンのときも)と玉ねぎ。
生のまま冷凍しておいた小松菜とシメジ。
それらを少量の水と共にミキサーにかけ、ドロドロにし、コトコトと火を通す。
そうして、ご想像される通りに、レトルトカレーに混ぜたのであった。
味が薄まるので、粉末ルーはもちろん、コンソメや、海塩や、エリスリトールを加え、
更には、食物繊維目的で粉末寒天を、ケルセチン目的で玉ねぎの皮パウダーを加える。
肉は別に茹でて、脂身を取り除いた上で、レトルトカレーに加える。
そうして、結果は・・・、
カレー、それも売られているカレーだと聞いて兄まひろが食べる気になる。
仮面ライダーのパッケージをこれみよがしに見せながら、
「悪いけど、肉だけは足させてもらったわ〜」
と素知らぬ顔をして食卓に出す。
双子、何の疑いも持たず、食べる。
おぬしら、まだまだ甘いのう〜
と思いながら訊ねる。
「どう、レトルトカレーは?おいしい?」
すると、
「おいしい、おいしい。明日も食べる~。」
などと言う。
完全に信じ切っている。
子ども向けに売られているレトルトカレーがまずいわけがないという思い込みがすごい。
勝った!
やってやりましたよ!
が、しかし、
毎日カレーというわけにもいかない。
もう数日、我が家の夕食はカレー続きであるのだが、次の手をどうするか。
悩ましい限りだ。
双子の食事。
本当に苦労する。
料理上手な人が心の底から羨ましい。
ちなみに、我が家は塩を変えた。
ぬちまーすから、天日海塩に。
理由は、硫酸イオン含量の多さが気になることに加え、スーパーで売られなくなってしまったことによる。
ただ、天日海塩が安全なのかというと・・・、これもまた定かではない。
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