発達の専門病院で診察を受けた(2022年9月)

我が家には、小学2年生の双子の

兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と

弟まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害) がいる。

この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。 

 

 

さて、現在に追いつくべく、双子の発達の専門病院受診状況について、記事にしていく。

2022年9月、我が家の双子たちが、発達の専門病院にて、定例の診察を受けた。

前回は、2022年8月だった。

兄まひろのエビリファイ使用をめぐって、通院の間隔が短くなっている。

 

今回は、保護者である私だけでの受診となった。

 

 

●兄まひろの診察

まずは兄まひろから話は始まる。

以下、「青字」は医師の発言。

 

まひろ君の様子は?」

学校では、授業中に、寝たり、寝転んだりしているようだ。

家庭では、家族に暴力や暴言、嫌がらせ等がある。

しかし、少し落ち着きを見せてきている。

夜中に出て行くことはなくなった。

危険性が減ったので、エビリファイは1度も使用していない。

 

勉強面では、宿題を全くしない。

夏休みの宿題もほとんどしなかった。

2学期が始まり、教科書類は学校に置きっぱなしにしている。

 

食事面では、偏食がひどく、ウインナーや唐揚げなど好きなものしか食べない。

野菜は基本的に食べない。

体重が減少している。

 

体調面としては、朝なかなか起きられない。

食事を摂れていないためしんどいのかもしれないし、

暑い中ずっと外で遊び歩いているため疲れているのかもしれない。

 

先日、朝からどこかへ遊びに行き、スイミングスクールをすっぽかした。

夕方まで帰宅せず、友人宅で昼食をご馳走になっていた。

後日、謝りに行ったが、保護者の方によると、まひろはいい子にしていた様子。

「また遊びに来てください」

と言って下さったが、本心かどうかは不明。

 

夏休みから、1日中、好き放題に過ごしており、気が済んできたのか、一時よりはマシな状態になっている。

 

エビリファイを使うと人の話が入りやすくなる。

 

お母さんと2人の時間を短時間でよいので作ってみて。

まひろ君はすねている。

かまってほしい。

まだお母さんに甘えたい年齢。

買い物などに一緒に行き、本人が欲しがるものを何か買ってやるなどしてみて。

 

勉強はしないと思うので、家ではなく、塾に行かせるようにする。

この状態がずっと続くのはよくない。

勉強をしないことが普通の状態になるのは避けなければならない。

勉強がわからなくなると、増々やらなくなり、悪循環に陥る。

 

まひろ君のこともまそら君と同様、気にかけていることがわかるような声がけをする。

しめつけと、ゆるめのバランスが大事。

家の居心地が悪いから友達の家に行くのだろう。

寝つきは?」

 

よい。しかし、朝は起きられない。

鼻が詰まり、口で息をして、いびきをかいていることも。

 

「寝起きの悪さは、睡眠の質が悪いことによるのかも。

年齢的に扁桃腺が大きくなる時期。

睡眠の質が低下する原因になる。

扁桃腺は大きくなっても一時的で、いずれまた小さくなる。

〇〇病院(コレステロールを診てもらっている病院)で、次の診察時に念のため診てもらうとよい。

鼻が詰まっているのも、睡眠の質を下げる。

これは耳鼻科へ。

睡眠の質が悪いと、落ち着きに影響が出る。

 

 

●弟まそらの診察

まそら君の様子は?」

学校では目立った問題はないと担任の先生より言われている。

ただ、夏休み明けで集中ができないとのこと。

水遊びばかりしたり、粘土を触り続けたりしているらしい。

だが、少しずつ普通のペースに戻りつつあるとのこと。

 

夏休み中は、私が体調を大きく崩し、宿題を見てやれなかった。

後半に入り、2日分ずつ取り組み、間に合わせた。

 

夏休み中はのんびり過ごした。

が、まひろと家にいると、まひろのおかしなテンションに巻き込まれ、まそらもおかしなテンションに。

まひろが日中、外を出歩くようになり、家にいなくなると、普通の状態に戻った。

 

博物館に行って、「ヒトの進化」に関心を持ち、図鑑をずっと見ている。

「猿人」などの名前がよく頭に入っている。

「猿」という漢字も覚えた。

漢字ドリルをやりなさいとわたしても、なかなか取り組めないが、そういうところから漢字が身についていき、よかったと思う。

 

「起床と就寝は何時?」

起床は6時頃。

就寝時刻は遅くても20時。

 

「まそら君はいい感じ。

進化は、深く理解しようとすると遺伝学の知識が必要になる。

そういった興味のあることが勉強につながっていくのはよいことだ。

まそら君はこの調子で。」

 

 

 

●診察を終えて

兄まひろ・・・。

彼の問題行動を違った角度から捉えてみる。

今まで、周囲からは、

双子は難しいから・・・

まそらが通常学級に移籍したことにより自尊感情が低下したから・・・

かまってほしいから・・・

等と言われてきたわけであるが、今回、視点を変えて考えてみる。

栄養面についてだ。

 

1年生の初め、医師ははっきりと

「まひろ君はADHDではない」

とおっしゃった。

 

だが、この異常な状態は何か?

彼も、まそらと同様に、むしろまそら以上にきちんとした食生活を実践してきた。

まそらはアレルギーのため、プロテインが使えなかったが、まひろは摂取してきたし、

ビタミンBも、ビタミンCも、ナイアシンアミドも、鉄も、その他色々摂取してきた。

 

2年生になり、プロテインサプリメントも頑なに拒否するようになったが、そうなるまではきちんと栄養を摂り、血液検査の数値は大抵の場合、まそらよりもよかった。

 

だが、結局、この惨状。

これをいったいどう理解すればよいのか。

昨日は、自分で、

「あー、イライラする!どうしてこんなにイライラするんだ!」

とブツブツ言っていた。

 

弟まそらについても、決して状況はよくない。

肝機能数値の悪化。

夏頃から長引いている体調不良。

食欲が落ち、嘔吐することが増え、すぐに疲れたと言う。

いつも顔色が悪く、ぼんやりした感じ。

子どもなのに、溌剌とした感じが全くないのだ。

 

食事には今まで大変に力を入れてきたにもかかわらず、なぜこんなに2人とも状態が悪いのだろう。

我が家の双子は藤川メソッドの例外なのだろうか?

 

まそらの肝機能数値の悪さについては、栄養療法の病院もコレステロール値を診ていただいている大病院も、原因を特定できない。

故に、確信を持った上での対処をすることもできない。

私など、増々もってわからない。

 

セカンドオピニオンどころか、サードオピニオンになるのだが、他にまそらを診てもらえる病院がないかと折々探してきて、最近やっと候補がひとつ見つかった。

 

ひたすら高速を使って2時間半ほどかかりそうなところにあるのだが、今通院している栄養療法の病院も移動時間としてはそんなものなので、大差はなく、充分ありだと思う。

が、不慣れな道を長時間運転するのは正直疲れる。夫がその気になって運転を引き受けてくれるかどうかはかなり重要だ。

 

今回見つけた病院がいいかどうかは、全くわからないが、ものは試し。まそらの肝機能について、明確な説明が得られると嬉しい。もう少し検討をしてから、問い合わせてみるつもりでいる。場合によっては、もしかすると、兄まひろも受診を検討するかもしれない。

 

道は、拓けるだろうか・・・。

 

 

 

 

 

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