平仮名・片仮名練習とお礼状

我が家の双子は、この4月よりついに新1年生となった。

随分遠いことのように感じていた就学だが、着実に月日は流れていくのだとしみじみ思う。

 

 

●平仮名の学習開始

双子は、年中児の頃より、勝手に平仮名を覚えてきて、ときに、いい加減な書き順で書くようになった。

気になりつつも、我が家は澤口俊之先生の「数字カード」の取り組みのため、「数の理解」と「数字の読み書き」が、平仮名より優先事項となっていた。

結果として、「数字」から始めてよかったと思う。「数字」の方が、平仮名より簡単だからだ。

 

数字を習得後、平仮名を始めたのは年長児の5月中旬。

片仮名を始めたのが、同じく年長児の11月末。

現在は漢字に取り組んでいるところだ。

 

 

●平仮名・片仮名の学習方法

平仮名も片仮名も、我が家は100円ショップ(ダイソー)の教材を活用した。f:id:rumraisinn:20210424171958j:image

 

何かを身につけるには、量を反復してこなすことが重要だと、自分自身については思う。しかし、弟まそらについては、特別支援コーディネーターさんより、「飽きてくるので、何度も繰り返すことは適さない」と年長児の秋に言われている。

悩ましいところだ。

 

最終的には、各々、

「子どものためのひらがな練習帳」を3冊、

「子どものための字がきれいになる練習帳」を1冊、

「ひらがなとカタカナ 1年」を2冊

こなした。

 

平仮名が終われば、片仮名、漢字へと進めていく。

次へと進む目安は、8〜9割できるようになったかどうかだ。100%を目指していては、次に進むまで、長くかかりすぎてしまう。

 

10あるうちの1つが完璧にできるより、10のことのそれぞれが8〜9割できる方が、利便性が高いと私は思う。

「wordだけハイレベルで使いこなせます」より、「wordも、excelも、powerpointも、accessも、ついでにVBAもそこそこできます」の方がよいと思うのだ。

 

平仮名も片仮名も8〜9割習得すれば、あとは使いながら身につけていけばよいと考える。

2人とも毎朝、少しずつ、コツコツと取り組んできた。

が、困ったことに、誤って勝手に覚えた書き順が一向に直らない。

しかも、どれだけ練習しても、ふとした折に書こうとして、書くことができない。どんな字だっけ?と思い出せないのだ。

 

使わないから身につかないのだと思う。

そこで、「連絡帳」と称して、「日記」を書かせてみることにした。

 

 

●「連絡」と称して、日記をつける

使わなければ身につかない。そう思った私は、100円ショップに行き、「れんらくノート」なるものを購入。

「れんらくノート」には、日付や曜日を書く欄があり、縦10行(行数の種類は色々ある)と、そこそこ幅広で、大きめの文字が書けそうな作りになっている。f:id:rumraisinn:20210424172948j:image

 

双子には、話がややこしくなるので、あえて「日記」とは言わず、

「今日あったことを連絡して」

「印象に残っている出来事と、それについて思ったことを書いて」

と伝えてスタートした。

 

やれと言われて、仕方なく取り組む双子。

だが、書き始めて、わからない(思い出せない)平仮名が出てくると自分で調べるようになった。

例えば、「えんそくに・・・」と書こうとして、

「そ」はどんな字だったかな?

となったとき、自分で教材やら平仮名ボードやらを見て、字を探すようになった。

 

彼らが書いた内容に対して、私もコメントを少ないながらも書くので、彼らが文字を読む機会を増やすことにもなった。

 

やっぱり、実際に「使う」というのは、何かを身につける上では近道なのだと思う。

そして、そんな折、「使う」の集大成とも言える「手紙(お礼状)」を書く機会が、実によいタイミングでやってきたのであった。

 

 

●お世話になった人に「お礼状」を書く

3月。双子は、3年間通った園を卒園となった。

「ありがとう」の気持ちをきちんと相手に伝えられる人になってほしい。

そして、節目節目で、礼節をわきまえた行動をとれる人に育ってほしいと思う。

 

そういう訳で、双子には、これを機に「お礼状」を書かせることにした。平仮名を使うよい機会である上に、こうしたことに子どもの頃から取り組んでいると、将来、自然にできる人間に育つに違いない。

恥ずかしながら、私自身は、未だに「お礼状」を書くのが苦手だ。

 

いざ書き始めてみると・・・。

書き順がまったく身についていないことに愕然とする。

更には、いびつな字体に愕然とする。

今まで、いったい、何を練習してきたのか?

 

しかも、お礼状を嫌々書く兄まひろ。気持ちのないお礼状になんの意味があるのかと思ったりもしたが、挨拶というのは自分の気分に関係なく、しなければならない慣習だ。

「ありがとう」と言うことと、「お礼状」を書くことを同義と捉えるなら、書かないという選択肢はない。

 

強制的に書かせる。

「お世話になりました」などの定型文は私が作った。そして、思い出などは子どもの気持ちを聞いて、私が下書きを書いた。

双子は、その下書きを見ながら書いていく。

 

何とか書き上げ、最後の登園日に、先生におわたしすべくリュックに入れてやる。

園の先生には、とても喜んでもらえたようで、すっかり気をよくした様子の兄まひろ。

卒園とともに終了となる発達の専門病院のリハビリの先生にも、翌日、自ら進んで「お礼状」を書いた。

とても喜んでもらえて、しかも褒めてもらえて、すっかりご満悦だ。

彼らにとっての「お礼状」のイメージがよいものとなり、取り組んでよかったと思う。

 

 

●漢字は大変

現在、漢字に挑戦中。

1年生で習う漢字は80字ある。

またもや、100円ショップの教材を活用しているが、大変だ。f:id:rumraisinn:20210425093720j:image

 

3月下旬より始めて、つい先日、1冊終えたが、まったく身につかない。

平仮名もひどい字を書くので、再度取り組ませようと思っていたのだが、今、小学校ではちょうど平仮名をやっている。

なので、平仮名はそちらに任せ、家では引き続き漢字に取り組むことにした。

 

今は、「漢字練習帳」に、私が見本を書き、双子に書かせている。が、時間がとられ、結構手間だ。

f:id:rumraisinn:20210425093735j:image

 

何か他に我が家に合ったよい方法はないものか・・・。

漢字については、また改めて。

 

記事にしたいことが少したまってしまった。

今学期の目標のこと。

数字カードのこと。

栄養療法のこと。

支援学級のこと。

算数の学習のこと・・・。

 

引っ越しての新生活は、なかなか大変だ。

色々なことがこなしきれない。

Wi-Fi環境もまだ整っておらず、次の更新はいったいいつになるのやら・・・。


f:id:rumraisinn:20210424180444j:image