ついに、泣いてしまった

本記事は、ただの愚痴にすぎない。

 

日曜日。

普段なら、9時過ぎには家を出なければならない。

が、今日はたまたま11時前でよかった。

 

昨日、それなりに疲労していたが、諸事情により、就寝時刻がいつもより遅くなった。

しかし、双子弟、まそら(自閉症スペクトラム障害、年中児)が、いつも通りに布団に頭を打ちつけ熟睡できない。

しかも、早朝、おしっこがオムツから漏れ、着替えさせた。

しばらくすると、今度は双子兄、まひろが「おしっこ」と言って起き、トイレに行った。

 

寝た気がしないまま朝となり、5時半にアラームが鳴ったが、起きられなかった。

6時半頃に何とか身体を起こす。

朝食を用意し、7時に子どもたちの朝食開始となった。

 

世話は夫がする。

以前にも記事にしているが、私は、その間、

・朝食の用意で出たフライパンなどの洗い物

・夕食の準備を少々

・米を5合炊いて、120gずつ小分けにして冷凍

・キッチンの掃除

・食べ終わった食器を随時洗う

 ・・・

といった事項をこなしていく。

 

夫は、今日もいつも通り、子どもたちと一緒にダラダラし、ウトウトし、ときにイビキまでかき・・・

双子たちの食事は一向に進まない。

まそらの朝食が終わったのは、なんと10時。

3時間だ。

どうしてこんなに遅くなるのか?

 

そこから、数字の書き取りを始める。

30分たっても、まそらは、「2」と「3」をそれぞれ9字しか書いていなかった。

どうしてそんなに時間がかかるのだろう?

 

この時点(10時半)で、私自身の家事が終わった。

身体が辛いので少し休みたいと思いながらも、まそらの数字の書き取りを見始める。

全く、書かない。

 

あっという間に11時前。

出かける時間だ。

朝食開始から、約4時間が経過。

 

どうして、いつもいつもこうなのだろう。

どうして、毎日毎日、食事にこんなに時間がかかるのだろう。

どうして、数字を書くだけのことに、こんなに時間がかかるのだろう。

どうして、毎日思うようにいかないのだろう。

どうして、毎日、こんな目に合うのだろう。

 

今日は自分が不調なのもあってか、もういたたまれなかった。

そんなことでと思われるだろうが、泣けてきて、夫も子どももいたが涙が出てしまった。

ダムが崩壊するような感じだった。

 

出かける時間なので、急に夫は何も言わずにてきぱきと身支度を始める。

ダラダラしていた先程までとはまるで別人だ。

何なの?

 

「自分だけが頑張っている感」が、どっと押し寄せてくる。

食事に気を配り(厚生労働省の推奨量を極力遵守)、

苦心しながらも箸を使わせ、

過去には数字カードもさせ、

数字の書き取りもさせ、

キャッチボールをし、

ピアノを触るよう日々促し、

雨天を除き、毎日2人を走らせ、

寝る前には絵本を読み、

専門病院に通院し、

リハビリも受けさせ、

関係のある書籍を可能な限り読み、何をすればよいのかを考えて

・・・

 

夫がしていることは?

お仕事。

そうです、お金がなければ生きてはイケマセン。

アリガトウゴザイマス。

 

そして、お仕事の他には?

高みからの意見。

牛乳、毎日400gって多くない?

果物を毎日150g食べてる子どもなんている?

米とかいちいち量るなんて信じられない(だから時間がかかるのでは?)

箸?食べるのが遅くなるけどいいの?

着色料が駄目?お菓子が駄目?養殖の魚が駄目?何にも食べられる物がないよ

走る?どうせ子どもの後を歩いてるだけでしょ

・・・

 

涙を流しながら、スーっと心が冷えていくのを感じた。

何の努力もなく、勝手に、まそらの「療育手帳」が外れたとでも?

 

夫とまひろ(やるべきことは全てこなした)には先に出かけてもらった。

着替えて、出かける気満々で、機嫌よく遊んでいるまそらに「出かけられない」と伝える。悪者はいつも私だ。

 

そして、ロボットのように無表情で数字の書き取りをさせた。

夫と一緒に出かけられなかったので、まそらは荒れ、泣いて怒る。

しかし、ここで許しては駄目だと思った。

「やらなくても結局なんとかなる」

そんなことを覚えさせてはいけないと思った。

やるべきことはやらなければならない。

 

「数字が終わらなければ出かけられません。泣いていれば終わるの?やらないなら、いつになっても終わらないから、あなたを待っていても仕方がない。お母さんも出かけます」

 

「待ってー、速く書いたら(字が)汚くなるー」

 

「そうやって、しゃべっている間に書いたらどうですか?」

 

一向に、まそらは書かない。

私もキレてくる。

「ごちゃごちゃ言ってないで、4を書いたらどうなの!」

と、どんどん声が大きくなる。

 

怒鳴られて育つと脳が萎縮する・・・

 

頭をよぎるが抑制できない。

結局、家を出たのは11時半。

当然、遅刻だ。

車の中で、ずっと無言だった。

もう何をどうすればいいのだろう・・・。

 

また、明日も同じだ。

夫は、ダラダラ。

双子も、ダラダラ。

私だけが「はやく、はやく!」と声を荒げ、

「うるさい」と夫がうんざりした顔で言う。

 

疲れる。

日々、すり減っていく。