発達障害に栄養面から挑む〜マグネシウム〜

ちょうど今から1年ほど前。

我が家の双子は「栄養療法」を開始した。

川徳美先生の著書、

『薬に頼らずに子どもの多動・学習障害をなくす方法』

を拝読したことがきっかけだ。

 

そして、今では、双子弟、まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害)が、病院で「栄養療法」を受けるまでとなった。

 

藤川先生が摂取を推奨されている栄養素は、

まずは、ホエイプロテイン

そして数種類のサプリメントだ。

基本のサプリメントとしては、

・鉄

・ビタミンBコンプレックス50

・ビタミンC

・ビタミンE

ナイアシンアミド

があげられる。

 

昨年の夏頃より、この全てを実行しているのだが、これだけでは我が子には足りないのでは?と感じるようになった。

いまひとつ、はっきりと目に見える形での変化が見られないのである。

まそらは、相変わらず、

・注意散漫で、

・指示が通りにくく、

・行動が極端に遅い。

 

そこで、気になりながらも、長らく、ジリジリと実行できずにいたマグネシウムの摂取を、ようやく、ついに、開始することにしたのである。

現在、マグネシウムの他に、「トリプトファン」を既に開始している。

さらに今後、「ビタミンB6」と「チロシン」を追加する予定だ。

 

行くぞ!2nd stageへ!!

 

 

マグネシウムの働き

マグネシウムの数ある働きの中で、最も重要だと私が思うのは、「酵素の補因子」として機能する点だ。

 

話が少々とぶが、、、

先日、発達の専門医より、コンサータを勧められた。

コンサータは、神経伝達物質であるドーパミンの再取り込みを阻害する作用がある。

つまりは、ADHDの人の脳にはドーパミンが不足しているために、このような薬が存在するということになる。

 

では、この「ドーパミン」。

何から作られるのか?

それは、アミノ酸のひとつである、「L-チロシンから作られる。

アミノ酸は、アラニンやバリンなど20種類あり、わざわざ説明するまでもないかもしれないが、多数のアミノ酸がペプチド結合によって直鎖状につながったものがタンパク質である。

つまりは、アミノ酸はタンパク質の構成単位ということになる。

故に、極めてナチュラルな物質だと私は認識している。

 

従って、脳内にこの「ドーパミン」を増やしたいなら、単純に、

「L-チロシン」をたくさん摂取すればよいのでは?

と考えるわけだが、「L-チロシン」から「ドーパミン」が合成されるためには、「鉄」及び、「ナイアシン」、「ビタミンB6」が必要となってくるのである。

 

これは、自閉症スペクトラム障害の人の脳に不足するセロトニンについても同様で、やはり、アミノ酸「L-トリプトファンから、「鉄」やマグネシウム、「ビタミンB6」を使ってセロトニンは合成されるのである。

 

藤川先生のホエイプロテイン推奨は、こうしたところにも意味を持っていると思われるが、「トリプトファン」については、空腹時に単体で、炭水化物と一緒に摂取した方が「セロトニン」に変換されやすいようだ。

 

アミノ酸は、様々なタンパク質の構成要素であるため、摂取した「トリプトファン」がすべて「セロトニン」合成に使われるわけではもちろんない。

なので、他に多くのアミノ酸が存在している条件下においては、「トリプトファン」はおそらく様々なタンパク質合成のために、その多くを使われてしまい、脳内に充分量が到達できないのだろうと勝手に推察している(間違っているかもしれないが)。

なので、「セロトニン」合成を促進するなら、

・L-トリプトファン

マグネシウム

・鉄と

・ビタミンB6と一緒に

・空腹時に、炭水化物と同時に摂取

するのがよいということになる。

 

ドーパミン合成のためのL-チロシンや、

セロトニン合成のためのL-トリプトファン

については、また別の記事にて扱えればと考えているので、これ以上は記載しないが、

兎にも角にも、脳内の神経伝達物質合成について考えるとき、マグネシウムはなくてはならない存在ということになるのである。

 

 

 

マグネシウムの必要量と摂取方法は?

以前、管理栄養士さんからは、マグネシウムは、

「食事から充分な量を摂れる」

と言われた。

 

しかしながら、私の勝手な印象では、マグネシウムはあらゆる代謝で使われるため、不足しやすいミネラルだ。

そして、ミネラルというものは、ビタミン類とは異なり閾値が狭い。摂りすぎも摂らなさすぎも駄目だ。

 

後にも掲載しているが、藤川先生のブログによれば、

マグネシウムの1日当たりの推奨摂取量(RDA)は、1歳~3歳児の場合80mg、4歳~5歳児では130mgである。9歳までは、1日当たり(少なくとも)240mgのマグネシウムを摂るよう、米国政府は勧めている。14歳の推奨摂取量は、1日当たり360~410mgである。留意すべき点として、食事性のマグネシウムは、30~40%程度しか体に吸収されない(14)。

とある。

 

小学1年生の我が子の場合、1日に最低240mgの摂取が必要なようだ。

しかしながら、困ったことに、経口摂取ではマグネシウムの吸収率はさほど高くなく、最もメジャーだと思われる「酸化マグネシウム」は、その「下剤」としての役割からもわかるように多量摂取には向いていない。

 

故に、藤川先生は「クエン酸マグネシウム」や「ぬちまーす(海塩)」を推奨されている。

他に、「エプソムソルト」など入浴剤も存在している。

 

我が家は、以前より、「ぬちまーす」を炊飯時に米に混ぜて使うなどしているが、今回、攻めの姿勢で、

マグネシウムオイル」

の使用を開始することにした。

 

 

マグネシウムオイル

オイルと言っても「油」ではないようだ。

決してヌルヌルはしていない液体だ。が、肌に塗るとにちゃにちゃはする。

 

1年前には知らなかったことだが、マグネシウム経皮摂取することができる

安易に薬やサプリメントを使用したくない私としては、随分と敷居が下がる摂取方法だ。

 

今のところ、子どもたちについては、小学校から帰宅後、左右それぞれの腕に1プッシュ(合計2プッシュ、Mg量:およそ33mg)し、腕全体にのばして広げている。

使用する量は、今後、240mg(14.5プッシュ相当)を目指して、様子を見ながら徐々に増やしていく必要がある。

それにしても、14.5プッシュって・・・。

食事から補える分を考慮したとしても、背中や足も使うしかない。

 

マグネシウムオイル中のマグネシウムは、30分ほどで大半が吸収されるようなので、学校帰りの子どもたちの腕にプッシュしたら、そのまま走りに出て、帰宅すると入浴して洗い流す感じだ。

 

ちなみに、私は各腕に2プッシュ(合計4プッシュ)している。

マグネシウムオイルは肌に塗るとヒリヒリするが、そういうものらしく、私の場合は2、3日で慣れた。

塗って時間が経てば、ヒリヒリはさほど感じなくなってくる。

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 (写真:ピュア マグネシウム オイル、Life-flo)

 

 

マグネシウムオイルは自作できる

先日、iHerbでオイルタイプを購入したときは、マグネシウムオイルが自作できるなんて知らなかった。

iHerbのサイトにて、マグネシウムオイルの作成方法を発見したので、紹介しておく。

今使っているオイルを使い切ったら、次は自作してみるつもりだ。

作成に必要となる「塩化マグネシウム」のフレークは既に購入してある。


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(写真左が塩化マグネシウム。右はトリプトファンマグネシウムのボトルはレシチンより大きく、最大サイズだ。)

 

マグネシウムオイルスプレーの作り方
自分でマグネシウムオイルを作って、この記事でご紹介した健康上の恩恵を全て享受したいという方のために、材料と作り方をご紹介します。

用意するもの

塩化マグネシウム片 1/2カップ
蒸留水 1/2カップ
お好みでアロエベラジェル 大さじ1杯
スプレーボトル
計量カップ
作り方

まず、蒸留水1/2カップをフライパンで沸騰させます。この時、アルミのフライパンは使用しないでください。アルミのフライパンを使用すると、マグネシウムオイルに不純物が混入してしまいます。
沸騰した蒸留水を計量カップに慎重に注ぎます。ガラス製または丈夫なプラスチック製の計量カップを使用してください。軽いプラスチック製の計量カップは、熱で溶ける可能性があります。もう一点、蒸留水が熱湯になっているため、マグネシウムオイル作りを慎重に行わないと、すぐに皮膚をやけどする可能性があるのでご注意ください。
次に、塩化マグネシウムフレークを慎重に熱湯に加えます。この作業を行う場合に、塩化マグネシウムが水に触れた際に起こる激しい自然反応を心配する方がいらっしゃるかも知れません。幸い、この物質ではそのような反応は起きません。フレークはすぐにお湯に溶け始めます。
この時点で、アロエベラジェルを加えても良いでしょう。アロエベラジェルは必ず必要というわけではありませんが、マグネシウムオイルを肌に塗った時の感覚がより優しくなります。
液中のマグネシウムフレークとアロエは、完全に溶けるまでかき混ぜることが重要です。
次に、できあがった水溶液を慎重にスプレーボトルに注ぎます。漏斗や、注ぎ口の付いた計量カップがあれば便利です。水溶液を注ぎ終わったら、ボトルのふたを閉め、使用可能な温度になるよう涼しいところに保管してください。
マグネシウムオイルを適用する際には、スプレーするか、肌の上に薄く伸ばすだけで結構です。マグネシウムオイルは強力なため、使用するのはほんの少量です。比較的少量から始めて、徐々に量を増やしていくのが良いかも知れません。

また、マグネシウムオイルを作る方は、その正しい使い方も理解しておくことが重要です。マグネシウムオイルの利用に慣れていない方は、ヒリヒリするような感覚に驚いてしまうかも知れません。マグネシウムオイルは強力なため、多少ヒリヒリする感覚があるのは正常な状態です。オイルを使用する際には、膝の裏側、首、肘などの皮膚が薄い部分は避けた方が良いでしょう。また、ムダ毛処理をした部分にすぐにマグネシウムオイルを塗るのは避けましょう。ムダ毛処理をした場合は、最低でも24時間空けてからマグネシウムオイルを使用してください。

https://jp.iherb.com/blog/the-benefits-of-topical-magnesium-oil-and-homemade-magnesium-oil-spray/336

より。

 

 

ところで、iHerbで商品購入の際は、

紹介コード「CBU6939」を「プロモコード」欄に入力すれば5%割引になるようだ。

よろしければ。

 

 

 

●藤川徳美先生のブログより

マグネシウムについて、より詳しく知りたい方のために、藤川先生のブログ記事をいくつか載せておく。

 

藤川先生は、今は少し減ったようだが、いっときマグネシウムについての記事がとても多かった。

 

マグネシウムの働き


1)化学反応の共同因子
酵素はタンパク質分子で、体内の化学反応の一つ一つを促進させる。
Mgは何百種という酵素を働かせるのに必要であり、他の何千種という酵素の働きを助ける。


2)エネルギーの生成と伝達
MgとB群は、エネルギー栄養素の典型例である。
なぜならこれらが消化・吸収、タンパク質・脂肪・炭水化物の利用をコントロールする酵素を活性化させるからである。
Mgは体内の何百という酵素反応に関与しているから、これが欠乏すると生命活動のあらゆる側面に影響を及ぼすし、20種類の病気の原因となる。
325種のMg依存性酵素のうち、最も重要な酵素反応にATPの活性化によるエネルギー産生がある。
身体がエネルギーを作り、蓄えるのにMgが必要なのである。
Mgなくしては、エネルギーもない、運動もない、生命もない。


3)タンパク質の合成
Mgは何十というビタミンやミネラルと共同して、身体の構造部分を作り出す。
Mgの指揮下で、酵素と栄養素が食物に由来する成分を作り替えて身体を作る。
したがって、Mgなくしては、身体はあり得ない。
RNAとDNAには体内にある全タンパク質分子の構成のための遺伝的青写真が含まれるが、これらもまたMgに依存した存在である。


4)神経信号の伝達
MgはCaの少量が細胞に入ることを容認する。
脳から、あるいは脳まで伝達される電気が流れるのにちょうど必要なだけのCaを入らせ、引き続きそれを細胞外に排泄させる。
神経細胞を経由するわれわれの思考ですら、Mgに依存している。


5)筋肉弛緩
Caは骨格筋繊維の収縮を、Mgは弛緩をもたらす。
細胞内がCa過剰、Mg過少の状態になると持続性の筋収縮が生まれ、引きつり・けいれん、あるいは”てんかん”さえもが起きる。
平滑筋がCa過剰、Mg過少の作用を受けると、気管支が引き締まり、喘息の原因となる。
あるいは子宮痙攣や月経痛を起こさせる。
また、血管の痙攣を生じ、高血圧をもたらすことになる。
(奇蹟のマグネシウム)

 

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12668241843.html

より。

 

 

 12-7)、 マグネシウムADHD児の多動性を軽減する


Orthomolecular Medicine News Service(OMNS), November 23, 2016
および、国際オーソモレキュラー医学会ニュース、より


執筆者: Helen Saul Case


マグネシウム欠乏が見られる頻度は、健常児より、注意欠陥・多動性障害(ADHD)がある子どものほうが高い。ADHD児を調べた研究の一つでは、被験者の95%にマグネシウム欠乏が見られた(1)。これは、多動児にマグネシウムを補給することの正当な理由となるか? 答えはイエスである。


マグネシウムの補給は、とくに、子どもの多動性を軽減するのに役立つようである(2)。1日当たり200mgのマグネシウム補給を6カ月間受けた子どものグループでは、マグネシウムを補給する処置を受けたことがなかった対照グループの子どもと比較して、「髪におけるマグネシウム含有量の増加ならびに多動性の有意な減少」が見られている(3)。


マグネシウムは安全で役に立つ;
あるレビューでは、子どものADHDを治療するためのマグネシウム療法に関する諸研究を調べ、次のような結論を下している-「マグネシウムADHDの治療に有効であることは、諸研究によって裏付けられているが…(中略)…その有効性と安全性を示す強力なエビデンスがもっと得られるまで、マグネシウムADHDの治療には勧められない」(4) 。これは、「科学的根拠に基づいた」現代の医学文献にありがちな結論である。既知の事実であっても、十分な数の無作為化二重盲検比較試験が実施されていないかぎり耳を貸さない医学専門家もいる。マグネシウムの補給は、安全で有効であり、マグネシウムが欠乏している子どもには非常に重要である。


マグネシウムの安全性は、すでに十分確立されている。マグネシウムの補給による死亡例はこれまで報告されたことがない。1件もない(5)。マグネシウムの過量摂取は軟便を引き起こすことがあるが、これは一時的なものであり、用量を減らしたり、少量ずつに分けて1日に何度も摂るようにしたりすれば解消する。マグネシウムの補給は安全であり、とくにADHD治療薬の危険性を考えれば、試す価値はある。


ADHD治療薬は危険である;
どのADHD治療薬を服用しているかにもよるが、過量摂取の副作用には、散瞳(瞳孔散大)、震戦(震え)、不安、心的動揺、反射亢進、頭痛、消化器不調、闘争的挙動、精神錯乱、幻覚、譫妄(せんもう)、眩暈(めまい)、ジストニア(筋失調症)、不眠症パラノイア(偏執症)、運動障害、頻脈、高血圧症、発作、そして活動過多さえある。活動過多は、ADHD治療薬が治すはずである、まさにその症状である。それだけでなく、この薬で死ぬおそれもある(6,7)。たとえ、「死亡者は滅多にいない」(7)と言っても、患者にとっては、ほとんど慰めにならないだろう。また、処方されたとおりにADHD治療薬を服用した場合に最もよく見られる副作用には、食欲不振、腹痛、頭痛、睡眠障害、成長力の低下、幻覚、精神障害などがある(8)。マグネシウムは、こうした副作用を一切もたらさない。マグネシウムは安全かつ有効であるにもかかわらず、ADHDの臨床実践ガイドラインに関する米国小児科学会(APP)からのレポートには、マグネシウムの補給が推奨されるという記述がどこにもない(8)。


処方されたADHD治療薬の服用によって子どもが突然死する可能性に関しては、APPが、「刺激薬が突然死のリスクを高めるか否かについては、エビデンスの相反がある」(8)と述べることによって、懸念は打ち消されている。死亡するリスクがこれくらい不確実であれば、医師はADHD治療薬の使用に反対するだろうと期待してもおかしくない。それなのに、米国食品医薬品局(FDA)は、「医療専門家が処方するとおりにADHD治療を続ける」ことを推奨している(9)。「ADHD薬について疑問があれば担当の医療専門家に相談する」ことを忘れてはならない。「相談する」ことによって薬剤の危険性が下がったことは一度もないのだが。


マグネシウムによるその他の恩恵;
マグネシウムには、活動過多(多動性)の治療効果以外にも、子どもに深い恩恵をもたらす。夜間の睡眠の改善や、筋肉痛や成長痛による不快感の軽減、便秘の緩和、不安の軽減、頭痛日数の減少に役立つ可能性がある(10)。
「私は、マグネシウムの追加補給によって誰もが恩恵を得られる可能性があるという結論に至った。」
– Carolyn Dean, MD, ND


ADHDに用いるマグネシウムおよび他の栄養素;
ADHDは薬物の欠乏によって引き起こされるわけではない。自分の子どもに薬剤を与える代わりに、最適な栄養を子どもに施す利点に目を向けるべきである。ADHD児の場合、数種類の栄養素を最適な量摂ることによって効果が得られる可能性がある。これには、ビタミンD(11)、鉄(12)、ナイアシン(B3)、ピリドキシン(B6)、ビタミンC、オメガ3系脂肪酸(13)が含まれる。食事から精白糖を排除し、人工の食用色素を避け、健康に良い食品を提供することに加え、小児科医であるRalph Campbell, MDは、ADHD児に対し、朝食時にビタミンB群のサプリメントを与え、昼食時か夕食時にビタミンB6をさらに100mg与え、かつ、1日当たり200mg以上のマグネシウムを与えることを勧めている。その他、役立つ助言として、画面を見ている時間を制限することや、運動、とくに屋外での運動を増やすことなどがある。


用量;
マグネシウムの1日当たりの推奨摂取量(RDA)は、1歳~3歳児の場合80mg、4歳~5歳児では130mgである。9歳までは、1日当たり(少なくとも)240mgのマグネシウムを摂るよう、米国政府は勧めている。14歳の推奨摂取量は、1日当たり360~410mgである。留意すべき点として、食事性のマグネシウムは、30~40%程度しか体に吸収されない(14)。吸収が良くない形態のマグネシウムを摂りすぎると、軟便を生じる可能性があることを覚えておこう。この副作用は、マグネシウムの投与量を減らしたり、もっと吸収の良い形態のマグネシウムを与えたりすれば防ぐことができる。必要とされる1日当たりのマグネシウム総量がそれより多い場合は、少量ずつに分けて1日に何度も摂るようにする。


形態;
クエン酸マグネシウムの経口剤は、安価で吸収もかなり良い。その他にも、これより高価であるが、有益な経口摂取型のマグネシウムとして、グリシンマグネシウム、グルコン酸マグネシウムタウリンマグネシウム、リンゴ酸マグネシウム塩化マグネシウムなどがある。酸化マグネシウム(吸収が非常に悪い)は避け、また、グルコン酸マグネシウムも、アスパラ銀マグネシウムも避けること(10)。硫酸マグネシウムは安価であり、エプソム塩を入れた湯船に定期的に浸かれば、経皮吸収することができる。


自分の子どもにマグネシウムを摂らせる方法
マグネシウムの経口補給:
我が家では、毎日摂るチュアブル・タイプのマグネシウム錠またはマグネシウムの経口液剤を子どもたちに与えている(多くのサプリメントにはカルシウムも含まれている)。
我が家では、大人用のマグネシウム錠を砕いた一部を、ハチミツやアップルソース、アイスクリームなど、味があるものに混ぜて子どもたちに与えている。
吸収を良くするため、我が家では、用量を分けて、食間にもマグネシウムを与えている。


マグネシウムの経皮吸収:
我が家の子どもたちは、週2回、エプソム塩浴をしている。一掴みか二掴みのエプソム塩を浴槽に放り込んで、子どもたちを10~15分程度浸からせている。彼らはこれを「ウォーターソルト」と呼んでいる。


食事でのマグネシウム摂取:
以下のとおり、我が家の子どもたちは、多くの摂取源からマグネシウムが得られる植物性食品中心の食事をしている。
我が家では、ニンジン、ホウレンソウの幼葉、ビートの葉など、有機野菜を入れて、自家製の新鮮な生野菜ジュースを作っており、子どもたちはこれを週2~3回飲んでいる。
我が家では、パンやピザ生地、スムージーに小麦胚芽を入れている。
子どもたちのおやつにカシュ―を出している。
子どもたちのサラダには、ヒマワリの種を散らしている。
我が家では、魚をよく食べる。
タコスには、ブラックビーンズとピントビーンズを入れている。
我が家では、豆のスープやレンズ豆のスープをよく食べる。
子どもたちは、グアカモーレ(ワカモレ:メキシコ料理のサルサの一種)が好きである。
子どもたちは、バナナとベリー類をたくさん食べる。
子どもたちは、全乳ヨーグルトを食べている。
子どもたちは、ピーナツバターが好きである。
子どもたちは、オートミール、玄米、ジャガイモを食べる。


多くの食品におけるマグネシウム含有量は、下記サイトで見ることができる: http://www.whfoods.com/genpage.php?tname=nutrient&dbid=75


我が子たちはADHDではない。しかし、栄養上の問題が現れるのをのんびり待っていたくはない。我が家では、子どもたちが成長途中の体に必要な栄養素を摂ることができるよう気をつけている。「運まかせにせず、ビタミンとミネラルを摂ろう」が我が家のモットーである。これからもそうである。


(OMNSの副編集長であるHelen Saul Caseは、「The Vitamin Cure for Women’s Health Problems(女性の健康問題に対するビタミン治療)」、「Vitamins & Pregnancy: The Real Story(ビタミン剤と妊娠:本当の話)」の著者であり、「Vegetable Juicing for Everyone(誰でもできる野菜ジュース)」の共著者でもある。最新の著書「Orthomolecular Nutrition for Everyone(誰でも実践できるオーソモレキュラー栄養学)」は、2017年3月に刊行予定である。)

 

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12387138545.html?frm=theme

より。

 

 マグネシウム・オイル


マグネシウム化合物の一族に付け加えるべき非常に魅力的なものの一例に、ただ漫然と「マグネシウム・オイル」と呼ばれている製品がある。
実際にはオイルなどではなく、塩化マグネシウムの飽和水溶液である。
マグネシウム・オイルは体にスプレーしたり、擦り込むことも出来、皮膚を通して迅速に吸収される。
体内組織中のマグネシウム量を大幅に増大させるのに力を貸してくれる。
必要に見合うだけマグネシウムを十分摂ろうとすると軟便になってしまう人の場合でも、この問題を克服することが出来る。
マグネシウム・オイルが使われ始めた時期以前なら、マグネシウム静注しか打つ手がないほど深刻なマグネシウム欠乏症の場合では、この点にことさらの意義がある。


マーク・サーカス博士が、自書「マグネシウムによる経皮治療」で述べているところによると、塩化マグネシウムの25~35%溶液のスプレー1回に含まれるマグネシウムの量は、13~18mgである。
したがって、両足・両腕のそれぞれに6回づつスプレーすれば、1日当たり推奨量である約400mgのマグネシウムを皮膚投与したことになる。
さらに全身に6回、背中に6回のスプレーで、合計600mgの投与量になる。
もしもマグネシウム・オイルで皮膚がヒリヒリしたり、軽く赤くなったりする場合は、スプレー瓶の半量を別の容器に空け、代わりに蒸留水を足せば良い。
これにより、投与量が半減することになるので、600mgの投与には、スプレーの回数を上記の2倍にする必要がある。
約30分も経てば、大半のマグネシウムは吸収されている。
乾燥するにつれて、痒みが感じられるようであれば、シャワーでさっと洗い流すか、単に濡れタオルで拭き取るだけでも良い。
(奇蹟のマグネシウム)

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12674373095.html

より。

 

「海水にがり」と「ぬちまーす」のMg量


海水にがり
100ml当たりMg5588mg
30滴(2ml)を水1~2lに入れる
→約120mgのMg
Mg1日所要量(300mg)の約40%を摂取できる


ぬちまーす
100g当たりMg3160mg
ぬちまーす4g=Mg約120mg


毎日の摂取目標=
海水にがり2ml=ぬちまーす4g

 

https://ameblo.jp/kotetsutokumi/entry-12236438132.html?frm=theme

より。

 

rumraisinn.hatenablog.com

 

 

 

 

 


 

 

iHerbでの紹介コードは「CBU6939」。