トマトをめぐる妄想

ゴールデンウィークに、キットを使ってミニトマトの栽培を始めた。

f:id:rumraisinn:20210616195225j:image

 

ペットボトルで、室内で育てられる。

20cm程しか伸びない矮性品種で、支柱は不要という簡易さだ。

同じシリーズにはレタスもあって、こちらも買っておけばよかったと思うばかりだ。

 

さて、ミニトマトの説明書には、

芽が出たら、1〜2つだけを残して間引く

とあった。

 

5個蒔いた種のうち、3つがそこそこ育っていた。

f:id:rumraisinn:20210616192515j:image

 

当然、1番生育の良いものをペットボトルに残すとして・・・、

あとの2つは?

ゴミ箱行き?

 

生きているんだよね、トマトも。。。

 

というわけで、ちょっと心苦しくて、捨てることができず、3株とも育てることにした。

 

キッチンで、毎日、毎日、目にする彼ら。

があるっていいな、と思う。

見るたびに、気持ちが和む。

 

そして、、、

妄想が始まる。

 

このトマト、うちの双子みたい。。。f:id:rumraisinn:20210616193038j:image

左が、兄まひろ。

右が、弟まそら、といったところか。

100円ショップにて、ふたつきのプラカップを買ってきて育てている。

 

このところ、彼らを見るにつけ、発達の専門医の言葉が、何度も何度も脳内で繰り返されるようになった。

 

「定形発達児との差は広がっていく」

 

なるほど、そうだろうと思う。

生育の悪い右側の株(まそら)が、左側の株(まひろ)に追いつくことは、おそらくないに違いない。

差が、広がっていくかどうかはわからないが、縮まることはないだろう。

 

だが、、、

もし、仮に、生育条件を整えてやれば?

・日照

・温度

・栄養

・・・・・etc。

 

右側の株に、最適な環境を用意してやったらどうだろう?

右側(まそら)は、すくすくと伸びるのではないか?

 

もちろん、まそらはトマトではない。

だが、妄想はポジティブな「可能性」を私に示す。

 

彼に必要なものは何か?

彼に、何を用意し、何を与えてやればよいのか?

 

まそらに、最高の環境を用意してやるのは無理かもしれない。

でも、私自身ができ得る限りのことをするのだ。

 

気を緩めるな!

手を緩めるな!

最善を尽くせ!

 

 

 

 

 

ところで、があるって、いいな・・・。

同じものは見つからなかったので、同じようなものを。

よろしければ。