発達の専門病院でアセスメントと診察を受けた(2023年8月、小学3年生「学校に甘えましょう」 )

我が家には、小学3年生の双子の

兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と

弟まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害) がいる。

弟まそらは、今年度、昨年度同様に特別支援学級判定だったが、変わらず通常学級に在籍させている。 

 

さて、2023年8月、我が家の双子たちが、発達の専門病院にて、定例の診察を受けた。

前回の診察は、2023年4月だった。

いつもは私だけで受診するが、今回は1年ぶりに双子も受診。

同日実施で、臨床心理士さんによるアセスメントも行われた。

 

ちなみに、アセスメントだけの場合は記事にしていない。

なぜなら、臨床心理士さんからの質問にひたすら答えるだけで、別段アドバイスらしきものがないからだ。

まあ、記事にしたところで、誰の役にもたたない。

だが、同日実施の場合、アセスメントの内容は医師に伝えられ、その上で診察となるので、記載しておかないと、ちょっとややこしくなってしまう。

というわけで、アセスメントの内容から記す。

 

臨床心理士さんによる、まそらについてのアセスメント

珍しく、まそら本人も同室で過ごす。

本人がいると話にくいことも結構あって困る。

 

臨床心理士さんは、ざっくりと、

「どうですか?様子は?」

と聞かれるので、色々と話す。

以下、私の話。

「青字」臨床心理士さんの発言。

 

・授業中、教室にいない。テストも受けず、成績が1教科しかつかなかった。

・参観日は着席している。家庭で事前に着席するように言い聞かせている。

 「母から言われれば着席できるということは、着席する力はあるということだ。」

・参観日は、支援員さんが1人増員されていた。算数だったが、辞書を出し、ノートなどは出していなかったが、支援員さんによるフォローは随分時間が経ってからだった。まそらにべた付きというわけではなかった。

正規の支援員さんは、別のお子さんにつきっきりだった。

・担任の先生との相性が悪い。先生の能力が低いというわけではない。はきはきしておられて、高く評価する保護者もいると思う。ただ、まそらのようなタイプの子どもは苦手なのかもしれない。

・まそらは、支援員さんと図書室で過ごすことが多い様子。

・本人が「友達が1人もいない」と発言することが増えた。

・家庭では、食事のスピードが速くなった。

・1人で入浴し、自分で便の始末もするようになった。

・現在、ラジオにはまっている。

・今まで、遊びはぬいぐるみを愛でるのが中心だったが、今は兄まひろとプラレールで遊んでいる。

・書く文字がいびつ。

・7月よりヨガを習い始めた。

 

まそらに、「学校楽しい?」臨床心理士さん。

まそら「楽しくない。」

 

以上にて、アセスメントは終了。

上記以外に、授業に対する不満を「ここで言っても仕方がないが・・・」と断りつつもぶちまけたのであるが、それはここには書かずにおく。

臨床心理士さんは、

「海外に行くしかないですね~。」

とおっしゃったのであるが、色んな意味で、行けるものなら海外に移住したいと思うこの頃だ。

治安が良くて、食品が安全で、医療がちゃんとしていて、生活費がなんとかなるレベルで・・・・・

って、どこだ???

まそらのような子は、もっとおおらかな環境で過ごす方がいいと思う。

 

 

続いて、医師による診察。

医師は、臨床心理士さんからの報告を手短に聞いてから私たちを呼ぶ。

双子と一緒に診察室へ。

以下、「青字」は医師の発言。

●まひろとまそら本人の診察

「お名前は?」

2人とも、正しく答えた。

 

「何年生ですか?」

2人とも、正しく答えた。

 

「学校は何が楽しいですか?」

まひろ、答えず。

まそら「授業、楽しくない。」

 

「休み時間は何をしていますか?」

2人とも、特に答えず。

 

「夏休み、楽しいことは?」

まひろ「(担任の)〇〇先生に会うこと。」

まそら「ない。」

 

「10秒、目をつぶって。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10。」

2人とも、できた。

 

「これはできる?」

医師、実演。

片手ずつ、親指と人差し指の先をくっつける→親指と中指の先をくっつける→親指と薬指の先をくっつける→親指と小指の先をくっつける。

2人とも、できた。

 

「右手を上げてください。」

まひろは、できた。

まそらは、まひろを見てやる。

 

「左手を上げてください。」

2人とも、できた。

 

「右手で左耳を触ってください」

まひろは、できた。

まそらは、苦戦しながらもできた。

 

 

以上で、双子本人たちの診察は終わりだ。

 

 

続いて医師とのお話。

●医師とのお話

まひろ君はどんな様子?」

1学期は、

教室にいる→いない→いる

と変化。

テストを受けておらず、成績が悪い。

放課後に残って宿題をするようになり、先生と一緒に下校している。

夏休みは、先生が一度自宅へ来てくださり、宿題に取り組んだ。

登校日ではないが、2日間、学校に行って宿題をした。

 

「いい先生ですね。ありがたいですね~。甘えてお願いしましょう。」

通級指導教室の先生によれば、「昨年と比して見違えるようだ」とのこと。

家では逆に荒れている。

朝、家出をし、登校班の集合時間に間に合わず、遅れて出かけることもある。

家出により、遅刻しそうだと学校に電話したときには、先生が2人来られて、車に乗せられて登校して行った。

家出中は、他の登校班の集合場所である公園で、見送りに来た保護者の方などに、私の悪口を言っている。

 

まそらとの喧嘩がひどい。

まそらが嫌がることをわざとして、まそらが怒って仕返しをし、まひろがさらにやり返してと、エンドレスに続く。

「双子の喧嘩は難しい。」

 

以前は、夜、まそらとは別のところで寝ていたが、暑くなり、同室で寝るようになった。

2人で騒いで、なかなか寝ない。

翌朝、まひろは起きられず、ラジオ体操に行けないことがある。

 

7月より、ヨガを始めた。

楽しく取り組んでいる。

バスケットと水泳、合唱はやめた。

ピアノもやめたがっているが、続けさせている。

作業療法も継続している。

 

児童相談所にて、3月に新版K式発達検査を受けた。

結果は、〇〇。

実年齢よりも低くでているが、実際はもっと力はあると思うとのことだった。

「平均的ですね。」

 

*ここで、体力テストの結果も提示する。

「体力テストも平均的ですね。」

(実際は平均を下回っている項目が大半だったが・・・。)

 

児童相談所で、「行動観察の一時預かり」ができるとのこと。

「夏休み中は、歯磨きをきちんとする」という取り組みをすることになった。

「問題は沢山あるが、まずは歯磨きから」という話だった。

 

「勉強は学校に頼って、家ではしめつけず、生活に関することをする。

児童相談所で2人を離して、落ち着いた場で勉強する機会としての一時預かりはありだと思う。

塾に行くのもあり。

まそら君は今まで通り、家で取り組む。

まひろ君も、エビリファイを使うと集中できるようになるだろう。

薬を使うのはまひろ君だけでよい。

補導されるようなことにならないようにだけは注意して。」

 

 

まそら君の様子は?」

教室には、ほぼいないらしい。

図書室で、支援員さんと読書しているとのこと。

加えて、テストも受けていないので、成績は1教科しか評価がつかなかった。

 

臨床心理士によれば、学校が嫌だと言っているとのこと。

2学期、学校に行き渋るようにならないか心配。。」

好きに過ごしているので、そこまでのストレスはないと思われる。

 

「学校でのトラブルは?

図書を濡らした。

本人は濡らすつもりはなかったとのこと。

ぱっと浮かぶのはそれくらい。

他にもあったかも?

 

「対人トラブルは?」

聞いてない。

あっても知らされていないのかも。

 

「2人いると、1+1が3人、4人になって大変。

双子の喧嘩というのは難しい。

夏休み、2人を離れて過ごさせるとよい。

学校に甘えましょう。

何か、聞いておきたいことは?」

WISC-Ⅳを再度受けたい。

彼のIQが頭のどこかにあって、つい私がレベルを下げてしまいがち。

本のレベルや、問題集のレベルなど、本当はもっと上げてもできるのかもしれないが、

この程度だろうと低く設定しがちになっているように思う。

現在の知能レベルを客観的に知りたい。

 

「そうした使い方は勧めない。

WISCのIQはあくまでも参考。

ただ、仕切り直しで知りたいというのはわかる。

1度受けたら、2~3年は開けることになっている。

毎年するようなものではない。

前回は1年生。

2年経過しているので、やってもよい。

今回実施したら、次は中学を見越しての5、6年生で実施になる。

今どうした対応がよいのかの参考に。

でも、3年生は数値が下がることが多い。」

わかりました。

 

「WISKは12月〇日に予約をいれておく。

結果は1月に。

まそら君だけでOK?」

はい。

 

 

以上にて、診察は終了。

 

 

●診察を終えて

双子が同席していると、本音で話せないことが沢山。

お話したいことがなかなか話せず、モヤモヤした感じが残ってしまった。

双子が必要でない時間は、診察室からは出してほしいなと思う。

 

医師は、変わらず、エビリファイを勧めて来られる。

投薬の勧めは毎回のことだ。

だが・・・・・・、私はもう医薬品というものを信じていないのだ。

使うなら、どうにもこうにもなときの痛み止めくらいだ。

 

それからWISC-Ⅳ。

まそらの能力を客観的に知る機会がほとんどない。

学校でテストのひとつでも受けていればいいが、受けていないので学力などを総合的に判断することができないのである。

家庭でも勉強はさせてはいるが、漢字と算数のみである。

問題は特に感じられないが、これはあくまで、私個人の感覚にすぎないのである。

 

「WISCのIQはあくまでも参考。」

 

それでよい。

絶対的なものなどない。

医師がおっしゃることも、

臨床心理士さんがおっしゃることも、

管理栄養士さんがおっしゃることも、

作業療法士さんがおっしゃることも・・・・・、

すべて、ふ~ん、と聞くが、参考にしかしない。

 

何を信じるかは、

自分自身が選び、

自分自身の責任において決定するのだ。

 

 

●まそらの現在の取り組みなど

〈勉強〉

・3年生の漢字ドリル(100円ショップ):5冊目

・3年生の算数問題集(「陰山ドリル初級算数小学3年生(清風堂書店)」):3回目

・「能力育成問題集3 点描写③(ピグマリオン)」:後半を何度も繰り返し取り組む

「うちの子のための視覚記憶ワークⅣ- by rumraisinn」(BOOTHにて販売中、ダウンロード形式、1冊130円、匿名購入可能、無料サンプルあり):小2の3学期~、繰り返し取り組む

 

〈運動〉

・走る:ほとんどできていない

・ボール運動:全くできていない

・ヨガ:3年生の7月~、月に2回を目標に継続中

作業療法:月に1回、継続中

 

〈習い事など〉

・ピアノ:年中児~、継続中

・合唱:1年生~、継続中

 

〈絵本の読み聞かせ〉

2年生の終わり頃より、絵の少ない本へと徐々に移行。

現在、絵本は卒業。

『15少年漂流記』などの世界の名作シリーズにはまっている。

自分で読むことが中心となり、読み聞かせを行うことは徐々になくなっていった。

現在は全く行っていない。

 

〈お手伝い〉

洗濯物(自分の衣類のみ)をたたむ。

夏休みから継続実施。

ちょっとのことだが、とても助かる。

 

個人的には、この辺りのことを、もっと強化したいと思う。

自分で生きていく力。

家を出るまでに、危険を回避する力を身に着け、自活できるようにしておかなければ。

あっという間に、その日は来てしまいそう。

ゆっくりはしていられないような気がして、焦りをおぼえる。

 

〈はまっているもの〉

・ラジオ

周波数により異なる番組が流れることが興味深い模様。

この夏、ダイヤル式の携帯ラジオを買うハメに。

ひたすら周波数を細かく確認している。

どこにでも持って行き、電波が拾える場所、拾えない場所、あるいは音が乱れる場所などを丹念にチェック。

地図と同様、周波数やラジオ局の名前などが、詳細に頭にインプットされている様子。

ちなみに、地図。

微妙に遠出していて、しかもナビ通りに行きたくないようなとき、まそらに聞くと、ルートを教えてくれる。

うっかり道を間違えても、「このまま行っても大丈夫だよ」などと言ってくれる。

頭の中にしっかり地図があるようだ。

 

 

 

 

●最近気になった動画

www.youtube.com

 

緑黄色野菜で外反母趾やリウマチに。

タンパク質を1週間休んで、腎臓の詰まりをきれいに。

米を食べても太らない・・・・・・・・etc。

自信満々に語っておられるが、、、

根拠はなあに???

 

ふ~んと思って聞く。

肯定も否定もしない。

はたして、信じる者は救われるのか?

 

 

 

 

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