我が家には、小学3年生になった双子の
兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と
弟まそら(ADHD+自閉症スペクトラム障害) がいる。
弟まそらは、今年度、昨年度同様に特別支援学級判定だったが、変わらず通常学級に在籍させている。
さて、離任式。
私が子どものころは、そんなものはなかった。
下校時、子どもにはすぐさま聞く。
「A先生(まそらの担任)は?」
「〇〇小学校へ行くんだって」
「えー!!!!!」
今年度も担任をしてもらえたらと、どこかで期待していた。
まさかおられなくなってしまうとは・・・。
まそらの担任の先生は、ただひとつ、
タブレットの使用に甘い
という難点があったが、
それでも、それを除けば、非常に優秀かつ有能で、
今年度もまそらを見てもらえたらどんなによかっただろう。
今年度、誰が担任になったとしても、おそらく、相当見劣りして感じられてしまうに違いない。
可能性として、心づもりはしていたつもりだったが、それでも自分が思っていた以上にガックリしてしまう。。。
昨年度は、特別支援学級から通常学級に移るまそらのために、きっと神様が采配をふるって先生を連れてきて下さったのだろう。
そして、今年度は、まそら以上に先生を必要とする子のところへ連れて行ってしまわれるのだろう・・・。
そんなふうに思うことにした。
昨年度4月、特別支援学級から通常学級に移るにあたり、まそらにとっては相当ストレスがかかることが想定されていた。
しかし、担任の先生は、緩めるところは緩め、細かいことにはこだわらず、本人ができるところにアプローチし、結果、まそらは6月頃にはうまく通常学級の生活になじんでいた。
本当に細やかに見てくださったと思う。
まそらだけではない。
おそらく、クラス全員の子どもに細やかな指導及び配慮が行き届いていたことと思う。
なんというか、、、
「安心」
の2文字。
大人の私でも、なんだかホッとするような方なので、子どもなんて、なおさらだろう。
「よしなに」
と任せてしまえる信頼感。
「大丈夫?ちゃんとやってくれるのかしら?」
なんて心配は皆無に等しい。
トラブルが生じても、うまく処理して下さるだろうと思ったことが何度あったことか。
生じてしまったトラブルは円く収め、
私のようなやっかいな親は、杭が出ないように事前に対処し、
常にアンテナを張り巡らせて、情報を収集しつつ、
最適な方法を選択する。
本当にそつがない。
そして、努力家である。
日々の指導には、自己研鑽の跡が随所に見られた。
土曜日に学校の駐車場でお会いすることもしばしば。
休日まで仕事をすることが美徳だとは思わないが、それでも、親の立場からすれば、「熱心」な先生との印象は強まる。
きっと、出世していかれることだろう。
さて、先生が変わるとなれば、「支援ファイル」の保護者版をまた作成しなければ。
今年度の担任の先生に引継ぎはきちんとして下さるだろうが、今年度の担任の先生がメモひとつとらないような無能な方でないとも限らない。
まそらについての諸々はきちんと文書にまとめ、
面談の設定を依頼し、
まそらの今年度の学校生活が円滑に進むよう準備を整えなくては。
1年が過ぎてしまったのだなと、改めて思う。
子どもは未来に向かって成長し、
大人は老いを自覚する。
1日、1日と成長も老いも見えないほどに少しずつ積み重なっていく。
そうしてまた廻ってきた4月。
残念な現実。
だが、受け入れるしかない。
そして、いつも通り前を向くのだ。
できることをする。
今までも、これからも。
先生、1年間、お世話になりました。
先生のおかげで、まそらは随分成長したと思います。
本当にありがとうございました。
次の学校でもきっと頼りにされることでしょう。
お身体に気をつけて、どうぞお元気でご活躍下さい。
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