発達の専門病院で診察を受けた(2023年4月、小学3年生「車の運転は勧めない」と「宿題はやった方がよい」 )

我が家には、小学3年生の双子の

兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と

弟まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害) がいる。

弟まそらは、今年度、昨年度同様に特別支援学級判定だったが、変わらず通常学級に在籍させている。 

 

さて、2023年4月、我が家の双子たちが、発達の専門病院にて、定例の診察を受けた。

3年生になって最初の診察だ。

とは言え、保護者である私だけでの受診。

臨床心理士さんによるアセスメントは今回はなし。

前回の診察は、2023年1月だった。

 

 

 

●弟まそらの診察

まずは、弟まそらから。

以下、「青字」は医師の発言。

 

「まそら君の様子は?」

新年度が始まり、まそらは疲れている様子。

担任が変わり、クラス替えもあった。

昨年度、兄まひろは級友4人でウロウロしていたが、今年度はまひろ以外の3人がまそらのクラスに集められている。

補助の先生の配置はなく、

支援員が学年に対して1人配置となった。

 

担任の先生によれば、授業中に教室外に出て行くことが、2年生のときよりも多くなっているとのこと。

今年度の担任は、昨年度の担任ほどには細やかな先生ではなさそう。

しかし、(まひろ以外のウロウロ組3人が一手に任されていることからも)優秀そうであり、うまく指導して下さりそう。

昨年度のまひろのクラスのウロウロ4人組の内、まひろ以外の3人は、

「先生に怒られる」

と言って、この4月からウロウロしなくなった模様。

 

図鑑、特に今は「人体」にはまっている。

心臓の弁について話したりする。

「心臓には弁が4つあるんだよ、知ってた?」

というような感じ。

家では落ち着いている。

不注意と不器用が現在の気がかり。

将来、車の運転や、職業選択などが心配。

 

頭の打ち付けが就寝時にあるが、本人には自覚がないことが判明。

目が覚めかけているときに、自分が頭を打ち付けていることに気づくと話していた。

睡眠時間は19時から6時まで。

 

「学年や学校が上がるほど、支援は薄くなる

徐々に支援の薄さに慣れていくようにすること。

コンサータを勧める。

だだし、服用すれば痩せる。

車の運転は勧めない。

将来的には、都会に住むのがよい。

現代は手先が不器用でもできる仕事は多数ある。

人体に興味があるとして、外科医は無理でも臨床検査技師などの仕事がある。

まそら君は創造性を活かした職に就くとよい。

勉強については、興味のあるところから広げていくのがよい。

まあ、新年度、(大きな問題はなさそうで)よかったですね。

この調子で。」

 

 

●兄まひろの診察

「まひろ君はどんな様子?」

ウロウロ4人組を1対3に分けられて1人になったので、教室からは出て行かなくなった様子。

担任の先生が、黒板消しや、プリント配布などの役割を与え、動くことができるようにしておられ、

本人も役割を果たしたことが認められると嬉しいらしい。

自ら進んで先生の手伝いをするようになっているとのこと。

 

宿題をするようになった。

しかし、家庭でもドリルや問題集をしてはいるので、宿題よりも他のことに時間を使った方がよいのではないかと思う。

近所に、赤ちゃんからお年寄りまで集まる場所があり、そうした所で年下の子や、年上のお兄さんと遊ぶ方が、コミュニケーションスキルも身についてよいのではないかと思う。

宿題は無駄に量が多い。

既にできるようになっていることに、延々と時間を費やすのは、もったいないと感じる。

 

虫歯になった。

かかりつけのクリニックでは、削らなければならないと言われた。

セカンドオピニオンを求めて他院を受診すると、削らなくてもよいとのこと。

クリニックで対応が異なり困惑。

こちらの病院にも歯科があるが、診ていただくことは可能?

 

「虫歯・・・。

歯のことはわからない。

こちらの歯科は、椅子に座ることができないなど、治療を受けさせること自体が困難なお子さん向け。

1度診察を受けて、歯の状態を確認する分にはよいが、治療は自宅近くのクリニックで受けた方がよい。

 

学校については、担任の先生がうまくやってくれている感じでよかった。

宿題は量を減らしてでもやった方がよい。

大人になって、やりたいことだけをやって生きている人は少ない。

やりたくないことでもする。

人から言われたことをする。

そうしたことが社会性を身に着けることにつながる。

宿題の中身は確かに意味がないものも多くあると思うが、重要なのはそこではない。

宿題をやることで、先生との関係性が構築されたり、

はやく終わらせるために要領よくすることが身についたりする。

 

お母さん、今まで、ガーっと頑張ってこられたが、

(2人ともいい感じなので)これからはちょっと肩の力を抜いて、

視野がギューっと狭くなってきたときは、正しい方向に戻して・・・・

そんな感じで、そろそろ楽な気持ちでやっていきましょう。

次回は8月に。

今度は2人を診察したいので、連れてきてください。」

 

 

以上にて、診察は終了。

 

 

●診察を終えて

〈臨界期〉

先生、、、私が視野狭窄に陥りやすいことをよくわかっておられてすごい。

「肩の力を抜いて・・・」とのことだが、、、

本当に、まそらは、一定のところまで伸びてきたと思う。

8歳が臨界期とは聞くが、本当にそう。

感覚的にこの辺りが、「伸び」の一区切りかなと感じる。

何と言うか、今後は大きな変化は生じそうにないと思う。

大きく伸びる時期はもう過ぎたように感じるし、我が家でできる最大限まで伸ばしたと感じている。

ただ、もっと早く知っていて、もっと早く取り組めていたら・・・と思うことはいくつもある。

だから、このブログ。

誰かの役に立てばいいのだけれど。

今後は、今まで以上に、地道にコツコツ行くしかないと感じる。

ガツガツする時期はもう過ぎた。

これからは、特にまひろについて、経験を増やすことだと思う。

人にもまれ、色んな感情を抱き、視野を広げ、思考を深める・・・・・。

そうした機会をどうやって与えていくか・・・。

いつも考え事はなくならない。

 

〈虫歯〉

兄まひろの虫歯について。

かかりつけの歯科クリニックでは、削らなければならないとの判断。

3ヶ月ごとに通っているのに、虫歯、それも削らなければならないほどに進行しているって何?と思う。

セカンドオピニオンを求めて他院を受診。

削る必要はないと言われる。

そして、学校で歯科検診の実施。

検診結果に「虫歯」の表記はなかった。

何を信じる?

本当に、専門家だからと何でも鵜呑みにするのは危険だ。

自分で調べ、考える必要がある。

安易に大事な永久歯を削らなくて本当によかった。

 

〈宿題〉

宿題なんて、時間の無駄だと思っていた。

春休みも宿題はやらせなかった。

我が家の優先順位は、

①食事・睡眠

②運動

③勉強

となっている。

ただ、実際にはなかなか運動が頑張れない。

 

家では、毎朝、漢字と算数をやっている。

漢字ドリルは、

兄まひろ、弟まそらともに4冊目。

算数問題集は、

兄まひろが1回目、

弟まそらが2回目をこなしている。

漢字ドリルも算数問題集も、1日1ページずつ取り組んでいる。

 

反復することで定着すると考えるので、同じものでもきっちり何度も取り組むのがよいと思っている。

それですべての範囲をきちんとこなせるわけであり、宿題までは必要ないと考えていた。

だが、、、

指示されたことをやる、とか

やりたくなくても我慢してやる、とか・・・

そうした点は、頭の端っこで、ちょっと意識しつつも、まあまあ軽視していた。

なにせ、我が家は時間に追われている。

15時とか、16時とかに帰宅し、

日によっては、習い事や作業療法が入る。

で、就寝時間は19時。

下校後3~4時間で就寝だ。

宿題よりも、運動。

それから近所の子どもとの外遊び。

そうしたことの方が重要に思われてならない。

 

しかし、社会性の欠如は、現在のまひろについてはかなりの問題であるわけで、

医師のアドバイスには反論する言葉など見つからない。

で、「宿題をしなさい」というバトルが日々発生することになっている。

 

ご飯をちゃんと食べなさい!!!

暴力は駄目!!!!!

汚い言葉を使うのはやめなさい!

歯を磨きなさい!

ごみはごみ箱に!

出したものは片づけて!

洗濯ものは洗濯機に!

時間を守りなさい!

約束を守りなさい!

(家の)勉強をしなさい!

に加えて、

「お前」って誰に向かって言ってるの!何様!

「死ね」とは何?じゃあ今後一切お母さんを当てにしないで!

また文句!自分は何もしないで遊んでいるだけなのに!自分ですれば!

不満しかないの!感謝はないの!もう聞きたくないわ!黙って!

嫌がらせを一生懸命にするのはやめて!

・・・・・・・などなど、朝から晩までずーっとぎすぎすしている。

 

そして、さらに、「宿題をしなさい」を強く言わなければならない。

もうね、、、、、

なんかね、、、、

お互い、不愉快にしかならない。。。

 

〈弟まそらの担任〉

弟まそらの担任の先生。

最初は優秀そうだと感じた。

昨年度、ほぼ1日中、教室外で遊び、先生が来れば逃げ回って楽しんでいたウロウロ組がまったくウロウロしなくなったのだ。

先生によってこうも違うものかと驚くばかりだ。

だが、、、、

残念ながら、まそらとは相性が悪い。

まそらは、

「〇〇先生は怖い。お顔も怖い。他の子を怒っているのも怖い。だから教室から逃げる。」

などと言う。

そして、ずーっと外で遊んでいるらしい。

日に焼けてきて、ビタミンDが沢山合成されて、大変いいネ・・・

って?

いやいや、昨年度3学期は、だいたい教室にいられるようになっているとの話だった。

今年度の担任の先生は、おそらく「やんちゃさん」には強いのだ。

だが、まそらのようにフワフワして、捉えどころがない子どもの指導が苦手なのではないか。

昨年度の担任の先生が恋しい。

向こう2年間、きっと状況はこのまま変わらないだろう。

昨年度できていたことができない・・・・・。

この後退をどう受け入れればよいのだろうか。

 

〈授業参観〉

診察の内容とは関係がないが、4月下旬、授業参観があった。

まひろのクラスも、まそらのクラスもダラ~っとした雰囲気で驚く。

昨年度、まひろのクラスは乱れた雰囲気だったが、

まそらのクラスは管理の行き届いた畑状態だった。

それが、もうだらけきっている。

クラス替えで児童が入れ替わっているとは言え、担任の能力差を思わずにはいられない。

 

〈多くを求めない〉

こちらも診察とは関係がない。

4月。

まそらの担任の先生には早々に面談をお願いし、配慮を要する事項についてお話させていただいた。

例えば、「発達特性ゆえにできないことを強く叱責しないで」といったようなことだ。

書面も作成し、お渡ししたのである。

で、それ以降は、立ち歩きなどの問題他、色々とあるが、特に何も言ってはいない。

昨年度、2年生になって、特別支援学級から通常学級に移籍する際も、4月に配慮してほしいことを伝え、その後は、ほとんど何も要望はしていない。

 

通常学級は特別支援学級ではない。

支援が薄くなることは承知の上で通常学級を選択したのでしょう?

 

というのが、私が常に意識することで、まそらに害あることがなされなければ、それでひとまずOKなのだ。

算数をしっかり教えてください、とか、

着席していられるように指導してください、とか

そんな要望はしたことがない。

期待していないのだ。

だが、昨年度の先生が良すぎたので・・・・・

差を感じてしまう。

 

学校に求めるものは「集団」である。

過度の期待は不満を生む。

期待は極力しないよう心掛けたい。_

 

〈もう6月〉

さて、もう1年の半分が過ぎようとしている。

日々、色々なことがあり、

調べることがあり、

考えることがあり・・・・・、

忙しい。

最近、本当に思う。

人任せではなく、自分で考える。

そうしないと、気づいた時には檻から出られなくなってしまっているのではないかと危機感を抱くようになった。

 

「受験勉強はできる。でも考えないんですよ。」

本当にねえ。。。

考えないし、大事なことを知らない・・・。

教育って、何デショウネ???

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真実か否か・・・。

知ること。

考えること。

知らないことの多さに日々驚く。

 

 

 

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