かねてより、「魚の干物」や、「干し柿」、「干し芋」などを自作してみたいとの思いがあった。
しかし、「魚の干物」は、私にはかなりハードルが高い。そこで、なんとかやれそうな「干し芋」からチャレンジしてみることにした。
「野菜干しネット」というものを100円ショップで購入。ちなみに150円商品だ。
サツマイモも安売りしているときに買っておく。
そして、30分ほど作業時間が取れそうな日に、「今だ!」と取りかかった。
●干し芋作り(我流)
①炊飯器でサツマイモを加熱
炊飯器の釜にサツマイモと、サツマイモが半分程度浸かるくらいの水(加熱中になくならない程度の量)を入れ、ひとまず40分間加熱した。40分では、まだ中央部分がかたそうだったので、更に13分加熱。今度は柔らかくなりすぎて、びちょびちよになってしまった。加減が結構難しい。
②加熱したサツマイモをスライス
乾燥しやすいように、薄くスライスしたいのだが、柔らかくなりすぎて、できる気がしない。冷蔵庫で冷やせば、多少はかたくなるかとも思ったが、そんなことをしている時間はなかった。仕方がないので、やや分厚目にスライスした。
③野菜干しネットに並べて、バルコニーへ
スライスしたサツマイモをネットの中に並べる。縦に15cmほどしか開かないので、少し作業がしにくかった。
並べ終わると、ファスナーを閉じて、バルコニーに吊るす。
夜や雨の日は室内に取り込んだりもしたが、3日目辺りから、面倒なので外に放置。
④3日後、裏返す
保存性を高めるため、しっかりと干す。よく乾くようにサツマイモを裏返した。この日、サツマイモはかなりかたくなっていた。
⑤4日後、室内に取り込み、タッパーに入れて、冷蔵庫へ
かなり乾いていて、少々焦る。カチカチになりすぎては、子どもたちが食べられないと思い、室内に取り込む。
味見がてら少し食べてみる。さほど甘くなく、さほどおいしくもなかったが、こんなものだろうという感じの出来栄えだった。
加熱した時点で甘くないと、当然干しても甘くないのだと知る。
タッパーに入れる際には、カラカラと音をたてた。そのまま冷蔵庫にて保管する。
●子どもたちの反応は?
食欲旺盛な双子兄、まひろ(年中児)。彼は近頃、食べ足りないと訴えることが増えてきた。
対処としては、果物やポップコーン(電子レンジで作成)、煎り大豆(市販品)、煮干し(市販品)を与えることが多い。
今後、これらに「干し芋」が加わることになりそうだ。
さて、子どもたちの反応はどうか?
☆双子兄、まひろ
彼は、見た目でアウトなようだ。きっぱりと
「いらない」
と言う。
☆干し芋好きの双子弟、まそら
彼の場合は、干している段階から「はやく食べたい」と言っていた。が、いざ出来上がると、やはり見た目の問題か、食べたがらない。
いつも通り、徒労感でガックリくるが、めげてはいられない。
「おいしい!止まらないわ~。いくらでも食べられる~!」
と露骨にPRしながら、2人の前で食べて見せること3日。ついにまそらが食べるようになった。食べだすとおいしいのかよく食べる。
そして、そんなまそらに触発されてか、まひろもかなり遅れて口にするようになった。気に入ったのか、結局まそらよりもよく食べるようになった。
●干し芋を自作してみて
干し芋。自作すると買うよりは安いし、安全安心だ。思っていたより、日持ちもした。
ただ、子どもたちに与える前には、必ず、まずは自分が食べて、大丈夫かどうかを確認するようにした。
食べる際には、トースターで軽く加熱すると、甘みが増しておいしくなるように思う。
干し芋を作ってみての不満は・・・。
「野菜干しネット」の口が狭い。もっと広がればいいのに~と思う。
そして、洗いにくい・・・。
●干し芋第2弾
ちなみに、第2弾も既に作成した。
比較的余裕のある日に作業したので、初回より丁寧な仕事ができ、きれいな出来栄えだ。
第2弾は、サツマイモの加熱時間が少し足りなかった。スライスし始めて気づくが、そのまま突き進む。
干す日数は、4日から5日に増やして、初回より乾燥させた。
お味は前回より甘くておいしい。
が、子どもたちが、また食べたがらない。
再び、テンション高めに露骨なPRを始める。
「おいしい!止まらないわ~。いくらでも食べられる~!」
営業職の厳しさをほんの少し垣間見た思いだ。