今朝、夫が、私の音声を録音していた

今朝は、4時起き。

行事で、双子にしっかり目のお弁当が必要だった。

登園時間もいつもより早い。

 

昨日は、実家から会社に直行してもらった夫だが、今朝は念の為、帰宅してもらった。

 

朝、5時10分。

双子兄、まひろが朝食を食べ始める。

5時40分、やっと起きて、弟まそらが、食べ始める。

 

2人を夫に任せ、私はお弁当やら、持ち物やらの準備をする。

が・・・。

結局、夫の出勤直前の7時。

まだ、食べ終わっていない。

まそらにいたっては、普段と変わらない量の料理が残っていた。

はやく出なければならないのに勘弁してよ!

ギューっと力が入る。

 

朝食作りやお弁当作りで出たフライパンなどの洗い物がまだ片付いていなかったが、まそらに「数字の書き取り」をやらせるべく、彼の側につく。

 

「5を書いて!はやく!5よ!5、5、5、5、5!!!はやくっ!」

 

大声で、まそらに言う。

何やら夫が不自然な動きをする。

夫のスマホから「ピピッ」と音がした。

兄まひろが、目ざとく言う。

 

「なんでスマホをそんなところに置くの?」

 

「どうせ、録音しようとしてるんでしょ!」

と私。

図星だった。

録音なんてして、何に使う気?

何なのよ!

 

「行き過ぎでしょ」

と夫。

 

誰のせいで、こんなことになっていると思っているのだろう?

録音なんて、暇で、感じの悪いことをする前に、こんな日くらいウトウトせずにちゃんと世話をしたらどう?

 

確かに、私に行き過ぎている部分はあるかもしれない。

夫が、録音しようとするくらいだ。

 

が、どうしようがあるというのだ。

どうやって、やらない彼に、数字を書かせるというのか?

駄目だと言うなら、代案を示せ!

言うだけで行動しない人間が1番嫌だ。

 

時間も迫り、着替えの指示を出すが、服を振り回すだけで一向に着替えないまそら。

 

「まひろ。まそらは着替える気がないみたいだから、置いて行こう。行くよ!」

と、まひろに言ってみる。

すると、

「待ってー」

と服を着始めるまそら。

しかし、3秒後には、また服を振り回している。

イライラは最高潮だ。

 

もう、何?

何なのよ!!!

わかっている。

悪いのは彼ではない。

脳の機能障害のせいなのだ。

わかっている。

そんなことは、わかっている。

頭では・・・。

 

結局、ぎりぎりの時間に家を出る。

ひどく疲労を覚える。

鏡で自分の顔を見る時間なんて、毎日5秒もないが、随分と険しい顔をしているなと思う。

 

主婦になると顔が緩むと思っていたが、そんなことはなかった。

働いていたときと変わらない、あるいはそれ以上に厳しい表情をしている。

眉間に深い縦じわがくっきりとできた。

 

イライラし、大声を出す私。

余裕がなく、行き詰まったときに見る自分の本性。

いつも思う。

これが、自分の本当の姿だ。

 

毎日が修行だ。

自分を律せよ!