発達障害の双子(3歳) 今週のリハビリと療育 4

我が家には、発達障害3歳の双子がいる。

今週の、双子兄、まひろの療育と、双子弟、まそらのリハビリと療育の様子は下記の通りだ。

 

 

●まそらのリハビリ「言語聴覚」(約40分間)

☆机上課題

・会話

「お名前は?」

「何歳ですか?」

「男の子ですか?女の子ですか?」

「今日の天気はどんな天気ですか?雨ですか?晴れですか?」

「朝ご飯は食べましたか?」

「何を食べましたか?」

 ・・・・・・など。

毎回、同じ会話をする。今回も、先生とのやり取りは、なかなか成立しない。

性別は、今回初めて、「男の子」と何とか答えることができた。

 

先生の「朝ご飯は何を食べましたか?」には、

まそら「ご飯、食べた」

先生 「白いご飯食べたの?」

まそら「食べた」

先生 「おかずは何を食べましたか?」

まそら「おかず、食べた」

先生 「何を食べましたか?」

まそら「おかず、おいしいよ」

と、ちぐはぐな回答をする。

 

・絵カード

最初に、「電話」の絵が描いてあるカードを提示し、

先生 「これは何ですか?」

まそら「電話」

先生 「何に使うものですか?」

まそら「もしーする」

といったやり取りをする。

次に、「爪切り」の絵が描いてあるカードを提示して、先生が同じように質問する。

しかし、この時、先生に座っている椅子をがたがたさせているのを指摘され、まそらは落ち込んで、すっかりテンションが下がってしまった。

課題に取り組めなくなり、しばらくお気に入りのおもちゃで遊ぶ。

 

少し、持ち直したところで、乗り物の絵カードに移行。

先生 「これ(消防車)は何ですか?」

まそら「消防車」

先生 「何をする車ですか?」

まそら「ビューってする」

この他、清掃車やトラクター、パトカー、ブルドーザーなどの絵カードで、同じようにやり取りをした。

 

・ジグソーパズル

「くもんのジグソーパズル STEP2 いくぞ はたらくくるま」を使用。

12ピースのショベルカーとダンプカーが描かれているパズルに取り組む。

最初にショベルカーの後方に描かれている青いダンプトラックから始める。

先生 「ダンプカーは何色?」

まそら「青」

先生 「まず、青いものを集めようか」

などと、誘導しながら、ダンプトラックの部分のピースを合わせる。ダンプトラックが出来上がると、

先生 「ショベルカーは何色?」

まそら「黄色」

先生 「そしたら、黄色のものばかり集めようか」

先生 「ここに人の足があるね。この人の体を探してみて。どこかな?」

といったように、ヒントを出しながらピースを合わせていく。家で取り組む際の参考になった。

まそらは、集中して取り組んでいた。

 

終わりの時間も近づき、先生がまそらに「次は何をしたい?」と聞くと「パズル」と答えたので、9ピースの清掃車と宅配車が描かれたパズルに取り組む。

先生は、同じように誘導したり、ヒントを出したりして取り組ませる。

まそらは「これ、面白いねー」と2つめも楽しそうに取り組んでいた。

 

リハビリが終わり、先生と「バイバイ」とやり取りしている際、まそらの「逆さバイバイ」が完全に治ったとの確信を得た。今まで、相手に手の甲を見せて手を振っていたが、このところ、少しずつ手の平を相手に向けるようになっていた。何だかほっとする。また、1つ、成長を知ることができた。とてもとても遅いペースかもしれないが・・・。

  


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●まひろとまそらの療育

☆芋掘り

今週の療育は「芋掘り」だった。

まず、収穫済みのサツマイモをアルミホイルに包む。それを木片が燃やされている中に、投入して焼く。

焼いている間に、芋掘りをする。

双子兄、まひろは随分熱中して掘っていた。土の中からカエルが出てきたり、空のカタツムリの殻が出てきたりと、色々面白かったようだ。いい笑顔だった。

双子弟、まそらは、まひろほどテンションは高くなく、スローに芋掘りに取り組んでいた。2つ収穫したが、さほど嬉しそうでもなく・・・、やるように言われるから、やっているという感じだった。それよりも、あちこちに咲いているコスモスの花粉が指につくことの方が面白いようだった。

収穫が終わると、先に焼いておいたサツマイモをみんなでいただいた。まひろは、サツマイモが好きなので、大喜びで食べる。サツマイモが嫌いなはずの、まそらもおいしいと言って食べた。なんだ、食べられるようになっていたのか。。。

2人とも、楽しい時間を過ごせて、よかったね。

 

 

today's three-year-old twin

双子兄、まひろ。昨夜より咳が出始めた。今朝は37℃丁度の熱があった。夫が病院に連れて行く。このところ、随分長く病院に行っていないなと思っていた矢先だった。前回の病院受診から24日目。1ヵ月も間はあかなかった。午後より、熱は急激に上昇。一気に40℃を超えた。大慌てで坐薬を入れるが、なかなか下がらない。薄着にして、ひたすら冷やし、水分を摂らせて・・・ようやく、少し下がってきた。今夜は気が抜けそうにない。

 

双子弟、まそら。今朝、「ウンチが出る」と言ってトイレへ。お尻を「自分で拭く」と言うが、昨日の出来事が脳裏をよぎる。昨日、彼は「自分で」と言って、鍵をかけてトイレに閉じこもってしまった。鍵が開いたときには、便器にトイレットペーパーが山のように積もっていた。つい言ってしまう。

「お母さんがやってあげる・・・」

ああ、まただ、と我ながら、ため息が出る。

「一緒にやろうね」

と言い直して、まそらと一緒にトイレットペーパーをくるくると巻いた。そして、一緒にお尻を拭く。

何でもつい手を出してやってしまう。その方が楽だからだが、それではまそらが挑戦する機会を奪ってしまう。そして同時に、できるようになる機会も奪ってしまうことになる。余計な手出しは、可能な限りやめようと、再度気を引き締めるのだった。