我が家には、発達障害の4歳の双子がいる。
今週の双子兄、まひろの療育の様子は下記の通りだ。
●まひろの療育
☆粗大運動(約30分間)
・トランポリン
・トンネル
・ボールプール(ジャンプして飛び込む。ボールに埋もれて遊ぶ)
・平均台(少し傾斜がつけてある平均台の上を、横向きと前向きで歩いて渡る。途中、的(穴)におもちゃを投げ入れる)
・フロックスゥイング(吊り下げ遊具。胸の辺りで乗る)
・空中ブランコ(吊り下げ遊具。1本の横棒に両手でつかまって、ぶら下がる)
・名称不明の吊り下げ遊具(筒状(丸太状)のマット?が床と平行に吊り下げられている。抱きつくように乗り、揺られても落ちないようにつかまり続ける)
・スクーターボード(腹ばいになって乗り、コーンの間をジグザグに進んだり、先生の股の下をくぐり抜けたりする)
・バランスボード(乗るとぐらぐら揺れる板。座って乗り、赤色のボールは左、青色のボールは右のカゴに落ちるように板を揺らす)
☆机上課題(約15分間)
・線引き(直角に挑戦)
紙に幅1.5㎝ほどの黄色い道が描かれている。その道の中を、はみ出さないようにマジックで線を引きながら進む。途中に1ヵ所直角に折れ曲がった所があり、そこをはみ出さずにペンを進められるかがポイントとなる。
・絵本
『ちいさなたまねぎさん』
先生が、絵本に出てくる物の名称を時折訊ねながら読み聞かせる。さらに、内容も適時確認する。
例
先生 「これは何?」
まひろ「たまねぎ」
先生 「これは何?」
まひろ「フライパン」
先生 「何に使う?」
まひろ「お料理」
先生 「ジャガイモさんはどうなったのだった?」
まひろ「・・・・・」
先生 「ネズミさんにかじられたんだったね。」
先生 「タマネギをかじったネズミさんはどうなったのだった?」
まひろ「・・・・・」
■療育を終えて
今回は諸事情により、実施時間が短かった。
「粗大運動」では、「バランスボード」をうまく操作できて驚いた。グラグラ揺れるボードを自分の思うように傾けて、ボード上のボールを意図した方に落とすなんて、彼にはできないだろうと思っていたのだ。しかし、彼はそこそこうまくやってのけたのだった。
「粗大運動」とは関係ないのだが、ふとした折に、先生とじゃんけんをすることになった。そこでも、彼は私を驚かせた。チョキにはグーを出すといったルールを理解していたのだ。家では全く教えていない。いつの間におぼえたのだろう?ただ、グーはチョキに勝つといった勝ち負けはわかっていないようだった。
「机上課題」では、絵本において、少し前のことが思い出せないことに驚く。おそらく、じっくり聞くと質問に答えられるのだろうが、ぱっとすぐには答えられない。ストーリー展開を整理しつつ読み進めるというのは、意外に難しいことなのだと知る。「線引き」には、随分真剣に、集中して取り組んでいた。
療育では、驚いてばかりだ。私の感覚で、当然できるだろうと思うことができない。逆に、できないだろうと思うことが難なくできたりする。子どもの能力を正確に把握して、適切に対処するのは本当に難しいことなのだと思う。
today's 4-year-old twins♪
「ごっこ遊び」ができるようになっているのに気づいた。
双子弟、まそらが、「お父さん」と双子兄、まひろに話しかけている。そして、まひろは、「なあに?」などと応えている。さらには、まそらに「お母さん」などと話しかける。
次いで、消防士ごっこ。火を消す遊びを延々とし、2人とも「大きくなったら消防士さんになるんだ」と言う。
「ごっこ遊び」も「じゃんけん」も・・・、園で身についたものと思われる。
集団生活の力はすごい。園に通うようになって、まそら(自閉症スペクトラム障害)の言語力は飛躍的に向上した。さらには、目を合わせて会話をすることもできるようになった。
もっとはやく預けることができていれば・・・、まそらの障害はもっと改善していたかもしれない。障害のある子どもは、共働き家庭でなくても、保育所に入れるような支援制度があればいいのに・・・と強く思う。