発達障害の双子(4歳) 今週のリハビリと療育 14

我が家には、発達障害4歳の双子がいる。

今週の双子兄、まひろの療育の様子は下記の通りだ。

 

 

●まひろの療育

☆粗大運動(約30分間)

・トランポリン

・トンネル

・ボールプール(ジャンプして飛び込む。ボールに埋もれて遊ぶ)

平均台(少し傾斜がつけてある平均台の上を、横向きと前向きで歩いて渡る。途中、的(穴)におもちゃを投げ入れる)

・フロックスゥイング(吊り下げ遊具。胸の辺りで乗る)

空中ブランコ(吊り下げ遊具。1本の横棒に両手でつかまって、ぶら下がる)

・名称不明の吊り下げ遊具(筒状(丸太状)のマット?が床と平行に吊り下げられている。抱きつくように乗り、揺られても落ちないようにつかまり続ける)

・スクーターボード(腹ばいになって乗り、コーンの間をジグザグに進んだり、先生の股の下をくぐり抜けたりする)

・バランスボード(乗るとぐらぐら揺れる板。座って乗り、赤色のボールは左、青色のボールは右のカゴに落ちるように板を揺らす)

 

 

☆机上課題(約15分間)

・線引き(直角に挑戦)

紙に幅1.5㎝ほどの黄色い道が描かれている。その道の中を、はみ出さないようにマジックで線を引きながら進む。途中に1ヵ所直角に折れ曲がった所があり、そこをはみ出さずにペンを進められるかがポイントとなる。

 

・絵本

『ちいさなたまねぎさん』

先生が、絵本に出てくる物の名称を時折訊ねながら読み聞かせる。さらに、内容も適時確認する。

先生 「これは何?」

まひろ「たまねぎ」

先生 「これは何?」

まひろ「フライパン」

先生 「何に使う?」

まひろ「お料理」

先生 「ジャガイモさんはどうなったのだった?」

まひろ「・・・・・」

先生 「ネズミさんにかじられたんだったね。」

先生 「タマネギをかじったネズミさんはどうなったのだった?」

まひろ「・・・・・」

 

 

療育を終えて

今回は諸事情により、実施時間が短かった。

「粗大運動」では、「バランスボード」をうまく操作できて驚いた。グラグラ揺れるボードを自分の思うように傾けて、ボード上のボールを意図した方に落とすなんて、彼にはできないだろうと思っていたのだ。しかし、彼はそこそこうまくやってのけたのだった。

 

「粗大運動」とは関係ないのだが、ふとした折に、先生とじゃんけんをすることになった。そこでも、彼は私を驚かせた。チョキにはグーを出すといったルールを理解していたのだ。家では全く教えていない。いつの間におぼえたのだろう?ただ、グーはチョキに勝つといった勝ち負けはわかっていないようだった。

 

「机上課題」では、絵本において、少し前のことが思い出せないことに驚く。おそらく、じっくり聞くと質問に答えられるのだろうが、ぱっとすぐには答えられない。ストーリー展開を整理しつつ読み進めるというのは、意外に難しいことなのだと知る。「線引き」には、随分真剣に、集中して取り組んでいた。

 

療育では、驚いてばかりだ。私の感覚で、当然できるだろうと思うことができない。逆に、できないだろうと思うことが難なくできたりする。子どもの能力を正確に把握して、適切に対処するのは本当に難しいことなのだと思う。

 

 

 

today's 4-year-old twins

ごっこ遊び」ができるようになっているのに気づいた。

双子弟、まそらが、「お父さん」と双子兄、まひろに話しかけている。そして、まひろは、「なあに?」などと応えている。さらには、まそらに「お母さん」などと話しかける。

次いで、消防士ごっこ。火を消す遊びを延々とし、2人とも「大きくなったら消防士さんになるんだ」と言う。

 

ごっこ遊び」も「じゃんけん」も・・・、園で身についたものと思われる。

集団生活の力はすごい。園に通うようになって、まそら(自閉症スペクトラム障害)の言語力は飛躍的に向上した。さらには、目を合わせて会話をすることもできるようになった。

もっとはやく預けることができていれば・・・、まそらの障害はもっと改善していたかもしれない。障害のある子どもは、共働き家庭でなくても、保育所に入れるような支援制度があればいいのに・・・と強く思う。