マグネシウムオイルを作る

マグネシウムは、生体内で実に様々な役割を果たしている。マグネシウムの有用性については既に記事にしているので、ここで改めて触れることはやめておく。

 

マグネシウムというのは、経口摂取はもちろんだが、経皮摂取もできる。従って、我が家では、「マグネシウムオイル」を子どもたちに使用している。ついでに私も使っている。

 

このマグネシウムオイル。

自作できるとのことで、今回、作ってみた。

 

マグネシウムオイルを作る

iHerbのサイトに作成方法が掲載されているので、それを参考に作る。

 

参照ページ

マグネシウムオイルの局所適用のメリット + 自家製マグネシウムオイルスプレー - ブログ

 

★用意した物

塩化マグネシウムフレーク(NOW FOODS):1/2カップ

・精製水:1/2カップ

アロエベラ(ジェルタイプ):大さじ1(量は要検討)

・哺乳瓶(ガラスやプラ(アルミ以外)の耐熱軽量カップの代用)

・シェイカー(軽量カップの代用)

・ポンプ式ボトル(スプレーボトルでも)

・ステンレス鍋(アルミ製以外の鍋)

・計量スプーン

・普通のスプーン

・割り箸(要検討)


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★手順

①哺乳瓶に102gの精製水を計りとる。102gなのは、鍋に残ってしまう分や蒸発分を適当に加算。

塩化マグネシウムフレークをシェイカーの100mlの目盛りまで、スプーンで計りとる。

③ ①の精製水をステンレス鍋で沸騰させる。沸騰したら、哺乳瓶に戻す。

④哺乳瓶に塩化マグネシウムフレークを加える。マグネシウムフレークがあらかた溶けるまで、割り箸で混ぜる。

アロエベラを大さじ1計り取り、④の哺乳瓶に加える。マグネシウムフレークもアロエベラも完全に溶けるまで、割り箸でよく混ぜる。

⑥ ⑤のマグネシウム溶液が冷めたら、ポンプ式ボトル(好みでスプレーボトル)に移す。


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このやり方・・・

後で、マグネシウムフレークとアロエベラの重さをきちんと計っておけばよかったと後悔することになった。

 

なお、少し迷ったが、使用器具の精製水による共洗いは、面倒なのでしていない。

 

マグネシウムオイルを作ってみて

お気づきかと思うが、オイルはどこにも登場しない。にもかかわらす、なぜオイルと言うのだろうか???

 

それは置いておき、、、

マグネシウムオイルを自作するにあたり、器具類は専用に用意したいとの考えがあった。個人的に、普段、食品に対して使用しているものと混同するのが嫌だからだ。

 

耐熱の計量カップは・・・と思ったときに、哺乳瓶が浮かんだ。双子が使っていたものがまだ置いてある。

哺乳瓶には目盛りもついていたが、それは当てにしないことにした。

水100mlは100gなので、グラムを計る。

しかし、もちろんそんなに厳密にすることにさほど意味はない。スケールの精度も0.5g単位であり、そこまで正確なものでもない。

 

塩化マグネシウムフレークについては、粉末ではないので、1/2カップを正確に実現することは難しいものがあった。

これは、後に記すが、好みの濃度を設定し、グラムを計量して作成した方がよいと思う。

 

アロエベラの量については、次回以降、調整が必要だ。もう少し多い方がよいと思う。

今回、自作したマグネシウムオイルには、粘度がかなり足りないように感じた。皮膚の上を水のようにサラ〜っと流れていってしまい、そのまま床に落ちてしまうのだ。これでは少々使いづらい。アロエベラをもう少し追加してみようと思う。

 

それから、マグネシウムフレークを混ぜるのに使った割り箸。これは、私の中で違和感がすごい。ステンレスのマドラーか、ガラス棒のようなものが必要だ。

 

以上、いくつか検討事項はあるが、マグネシウムオイルは極めて簡単に作成できるのであった。

要は、マグネシウムフレークを沸騰した水に加えて混ぜるだけ。

ただ、それだけ。。。

アロエベラはお好みで。

量を計る手間を除けば、インスタントのお味噌汁並みだ。

 

NOWのマグネシウムフレークは大量(約1.5kg)にあり、この程度の使用量なら何年分もありそうだ。精製水も100円ほどで買えるし、自作した方が確実に安上がりだ。

 

●ちょっと厄介な問題

さて、作る前からわかっていたことではあるのだが、、、

自作のマグネシウムオイルに含まれるマグネシウムの量は、ポンプ式ボトルの1プッシュあたり果たしていったいどれだけなのかということだ。

これがわからないと、例えば、100mgのマグネシウムを経皮摂取したいときに、何プッシュすればいいのかわからない、といったことになってしまう。

 

作り始める前、私はマグネシウムフレークをただのマグネシウムだと思っており、1プッシュあたりのマグネシウム量など簡単に計算できると思っていたのだ。

が、、、

実際は、話は少々ややこしいことになった。

マグネシウムフレークは、ただのマグネシウムではなく、

塩化マグネシウム六水和物

という物質だったのである。

 

算数から苦手意識のある私は、思わず「げっ!」と言ってしまう。

が、仕方がないので、計算を試みる。横着をせずに重さを計っておけばよかったと思うが、いつものことだ。後悔は後からやって来るのだ。

 

計算については、興味のない方が大半だと思われるが、そういう方はしばらく飛ばしていただき、結論だけどうぞ。

 

まず、塩化マグネシウム六水和物について整理する。

塩化マグネシウム六水和物

分子式:MgCl2・6H2O

分子量:203.31

 

ついでに、マグネシウム

元素記号:Mg

原子量:24.3

 

マグネシウムフレークの製品説明には、

「フレーク1カップには約19グラムのマグネシウム元素が含まれます。」

とあるので、計算してみる。

なお、加えたアロエベラは15gと仮定する。

 

1カップマグネシウムフレークの重さは、

(203.31/24)✕19=158.966・・・g

1/2カップだと、

158.966/2=79.483・・・g

ということになる。

 

そうすると、マグネシウムオイル1gに含まれるマグネシウムの量は、

水が100g、マグネシウムフレークがおよそ79g(内、Mgは9.5g)、アロエベラが15gとして、

9.5/194=0.04896g

mgに直して、

48.9mg/1g

ということになる。

 

結論として、、、

使用したポンプ式ボトルの1プッシュは、平均するとおよそ2gなので、

自作のマグネシウムオイル1プッシュには、およそ97.9mgのマグネシウムが含まれているということになる・・・はずだ。

 

いい感じの量だと思うが、いかんせんサラサラ過ぎて、皮膚に広げる前に、床に流れ落ちてしまうのが問題だ。

 

ちなみに、購入して使っているマグネシウムオイルは1プッシュあたり約16.5mgのマグネシウムが含まれている。そして、おそらく、1gあたり、112mgのマグネシウムが含まれていると思われる。

 

自作のマグネシウムオイルは1gあたり48.9mgのマグネシウム量だ。既製品のおよそ半量。

となると、、、

次回はもっと高濃度で(きちんと重さを計って)作成した方がよいようにも思える。

が、低濃度にしてヒリヒリを抑え、背中などにも塗れるようにする方がよいのだろうか・・・。

少し検討を要しそうだ。

 

例えば、精製水とアロエベラを合せての100gに対し、100gのマグネシウムフレークを加えれば、ざっとオイル1gあたり59.7mgのマグネシウム量となる。

自前ポンプ式ボトルなら、1プッシュ(2g)で119.4mgのマグネシウム量となり、既製品1gとほぼ同量のマグネシウム量にできる上に、低濃度なので(代わりにオイル量が多い)ヒリヒリを抑えることもできそうだ。

 

次回作成時は、ヒリヒリ度合いと相談しながら、濃度を決定しようと思うが、既製品以上に高濃度にするつもりはまったくない。なぜなら、既製品で充分にヒリヒリするからだ。

現在、兄まひろは腕や足に塗る程度では嫌がらないが、弟まそらは毎回文句を言ってくる。

 

双子が嫌がらないことが、スムーズな経皮摂取につながり、時間の無駄を生じさせないことにつながる。

欲張りすぎず、ほどほどがいいと思う。

 

●ピュア マグネシウム オイル(Life-flo、既製品)の使用状況について

今年の6月頃より、我が家はマグネシウムオイルを使用している。私も使うのだが、まだかろうじて1本目を使い切っていない。

 

始めた当初は、小学校から帰宅後、子どもの各腕に1プッシュずつしていた。マグネシウム量はおよそ計33mgである。

夏休み頃からは、朝も使用するようになった。帰宅時と同様、各腕に1プッシュずつだ。

2回の使用で、1日のマグネシウム摂取量は、66mgとなった。が、バタバタして、摂取できないこともちょこちょこある。

 

背中や足にも試したが、背中についてはヒリヒリ度が強いらしく2人とも嫌がった。足については、兄まひろは平気なようだったが、弟まそらは嫌がったので、結局、現在、2人とも腕のみでの使用となっている。

 

もう倍の8プッシュ、132mgの経皮摂取を目指したいところだ。

 

●昆布について

ここで、唐突に昆布の話になる。

海藻類は昆布を含め、マグネシウム含量が多い。我が家は昆布を毎日子どもに摂取させているが、最近、摂取量を半分に減らした。そして、その代わりに、ワカメを取り入れるようになった。

 

昆布には「ヨード」も「糖質」も多く含まれるのだが、ヨードについては、過剰摂取すると、甲状腺機能に悪影響を及ぼすようだ。マグネシウム含量が高いからと言って、大量に昆布を食べるのはやめた方がよいらしい。

 

江部康二先生(高雄病院理事長)のブログより、参考になる記事を紹介しておく。

現在、人間のヨードの最低必要量は、0.15mg/日位となっており、日本では成人の摂取上限値を3mg/日としております。日本の乾燥昆布は100グラム当たり100~400mgのヨードを含んでおりますので10g位の乾燥昆布を摂取するだけで上限値の3倍以上摂取することになります。ヨードは、不足すると甲状腺ホルモンを産生することができず甲状腺機能の低下を引き起こしますが、過剰に取りすぎても逆に、甲状腺機能低下を引き起こし、ひどいときには甲状腺腫を発症させると報告されています。実際に昆布の食べすぎによる甲状腺障害の報告は数多く認められております。

ドクター江部の糖尿病徒然日記 昆布の摂りすぎと甲状腺機能低下症。

より。

 

「栄養療法」を適切に行うのは、本当に難しい。

 

●藤川徳美先生のブログより

川徳美先生といえば、

「ATPブーストセット」だ。

すなわち、

ビタミンB50コンプレックス

ビタミンC1000

ビタミンE400

のセットのことだ。

 

結構前のことになるが、このセットに、さらにマグネシウムを追加されたとのことで、紹介しておく。

 

新ATPセット=ATPセット+マグネシウム

ATPセット=Fe、B50、C1000、E400。
新ATPセット=ATPセット+マグネシウム

プロテイン+高タンパク/低糖質食はマグネシウム不足になりやすく、こむら返りになりやすい。
マグネシウムクエン酸回路の補因子。
・処方薬のプロマック+フェルムに、サプリメントマグネシウム追加がとても良い。
今までの治療よりも回復が早い。
・初診時にNowアイアン+C1000を開始し、再診時にB50、E400、マグネシウムを追加という順序。
・B50、E400より先にマグネシウムを開始する方が良いような印象。

吸収されにくい酸化マグネシウム以外のマグネシウムを使用する。
1)もっとも安価なクエン酸マグネシウム
2)お腹が緩くなりにくいグリシンマグネシウム
一日400~1200mgを2~3回に分けて服用。

オプションとして、
3)タウリンマグネシウム
タウリンも同時に摂取できる
https://jp.iherb.com/pr/KAL-Magnesium-Taurate-400-mg-90-Tablets/70118
4)ニューロマグ(L-トレオン酸マグネシウム)。
中枢移行性は良いが、末梢への作用は弱いので補助的に用いる。

 

新ATPセット=ATPセット+マグネシウム。 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ

より。

 

 

マグネシウムは、ビタミンBによる過活動を抑制すると言うが、、、

どうだろう?

2学期に入り、まそらが終わりの会で着席しているのは・・・、

もしかしてだけど〜♪

と、つい古い歌を歌ってしまいそうになる。

 

もしかしてだけど〜♪

もしかしてだけど〜♪

マグネシウムオイルの効果なんじゃないの〜♫

 

 

rumraisinn.hatenablog.com

 

 

 

 

マグネシウムオイルを自作する人に。塩化マグネシウムフレーク。

 

 

 
マグネシウムオイルを自作する人に。精製水。

 

 

 

マグネシウムオイルの自作が面倒な人に。既製品のマグネシウムオイル。

 

ところで、

iHerbで商品購入の際は、

紹介コード「CBU6939」を「プロモコード」欄に入力すれば5%割引になるようだ。

よろしければ。

いつも使ってくださっている方。ありがとうございます。

 
 
藤川先生とはまた異なる視点(老化物質AGEs)からの「糖質制限」について。脳を老化させないための方法。

 

 

 

いつも当ブログを通して商品を購入してくださっている方。ありがとうございます。