我が家には、小学2年生の双子の
兄まひろ(多動傾向)と
弟まそら(ADHD+自閉症スペクトラム障害) がいる。
この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。
さて、今回は、資金捻出のための取り組みについて書く。
●資金捻出の目的
現在、我が家の家計は自転車操業状態である。
貯蓄はまったくできず、いつ赤字家計に転落してもおかしくないギリギリのところだ。
この1年程の間に、家電の類が次々と故障し、買いかえたのだが、更に悪いことに、このところ洗濯機も水漏れするようになってきた。
もう、やめて〜と思う。
そんなこんなな状況であるのだが、、、
弟まそらに、「フエルデンクライス」を、
兄まひろと弟まそらに、「そろばん」を
始めさせたいと思うのである。
実現させるためには、なんとか資金を生み出さなければならない。
自作教材のダウンロード販売なども始めてはみたが、予想された通り、売れない。
まあ、そうだろう、と思う。
それでも、チャリティ的に購入してくださった方、本当にありがとうございます。
自作教材の売上を当てにしても仕方がないので、並行して取り組みを開始したのが「資産運用」だ。
さて、これで資金は捻出できるのだろうか。
検討してみる。
●必要な額と、運用資金額
まず、捻出したい金額だが、
フエルデンクライスが1回、8,000円。
移動費用(高速道路)が、約4,500円。
合わせて月に、約12,500円。
1年でざっと15万円ほど必要となる。
高速道路代については、帰りは一般道で頑張ることも検討する。
なお、厳密に言うなら、ガソリン代も計上しなければならないが、経費をあまりつきつめると実行に移せなくなってしまいそうなので、そこまでは考えないことにする。
が、それでも、この時点で思う。
そろばんは、、、無理だな。
続いて、必要となる運用資金額を考える。
たとえば、100万円投資するとして、年15万円を得ようと思うと、
手数料や、税金、為替の影響などを全てないものとして、
年利15%の銘柄を購入しなければならない。
これは、不可能ではないが、ハイリスクすぎる。
程々のところで運用するなら、年利3〜4%のラインだと思う。
例えば、年利3.5%で400万円を運用したとすると、14万円の配当が受け取れる。
月当たり、11,666円(手数料等は含まない)となる。
高速道路代を浮かせれば、フエルデンクライスはなんとかなりそうな額だ。
400万かあ・・・
と思うが、この辺りが運用初心者の無難なラインだと認識する。
かき集めるとして、、、
どうしても、思ってしまう。
投資信託なんて買うんじゃなかった・・・。
が、今更言っても仕方がない。
さて、ここで検討を要するのが、いったい月にいくらを投じていくかだ。
仮に、10万円ずつなら、40ヶ月かかってしまう。
3年以上だ。
ドルコスト平均法でいくなら、一括購入は避けた方が良いが、3年もかけてはいられない。
例えば、株価が右肩上がりのS&P500連動の銘柄に投資するなら、1年後よりも今日の方が安く変えるであろうことはおおよそ明らかであり、はやく買った分だけ、リターンも当然大きくなる。
月当たりの投資金額については、現在検討中だが、おそらく、2年ほどで400万を投じることになるように思う。その後のことは、またその後、考えたい。
●金融商品の選択
金融商品の選択にあたっては、時間を見つけてはネットで検索を重ねた。
特に、食事中などは、手がお箸でふさがっており、スクロールなどしていられないので、動画を中心に情報収集に励む。
黙々と視聴する。もちろん2倍速で。もっと速くしたいくらいだ。
そして、結構しんどい思いをして、楽天証券に口座を開設し、楽天銀行に口座を開設し、楽天会員に登録し・・・、かなり面倒な思いをしたところで、
実際に、いったい何を選び、何を購入したのかということだが・・・。
①米国ETF
まずはETFを選択する。
投資信託は原則、分配金は再投資に回されてしまうが、ETFは分配金を受け取ることができる。
老後に向けて資産を大きくしていくことが現時点での投資の主目的ではないので、ETFを選択することになる。
そして、経済の中心は、やはりアメリカなので、米国ETFを選択し、購入することになる。
②とりあえずは、S&P500連動のETFを選ぶ
牛乳なら、雪印だとか、森永、明治がぱっと浮かぶように、ETFにも手堅く安心感のある銘柄がある。
ネット上には、こうした情報が、数多溢れかえっているので、いちいち初心者の私が説明したりはしないが、アメリカの500社に投資している銘柄をまずはおさえることにする。
4,000社ほどに投資している「VTI」も森永くらいに安心感があるが、今のところ、購入は検討していない。
先のS&P500連動のインデックスファンド「VOO」と同類の商品が東証にある。
米国ETFは、配当が受け取れるが、分配金にはアメリカで課税され、日本でも課税されるという二重課税の問題がある。
確定申告で控除を受けることができるが、私のような完全なる専業主婦は所得などなく、よって控除など受けることができない。取られっぱなしの税金となってしまうのだ。
夫名義の口座を開設した方がよかったかとも思ったりもしたが、自分の資産を他人の口座で運用するのもなんだか気持ちが悪く、自分の口座で突き進むことにする。
さて、東証上場の米国ETFであるが、「円」で購入し、「円」で配当を受け取ることができる。
「VOO」と比して、手数料がやや高くなるものの、ドル転や円転の為替交換手数料がかからない上に、二重課税を調整してくれる銘柄もある。
それが「iシェアーズ S&P500米国株ETF(1655)」である。
ラックチーン!
ということで、まず最初にこちらを購入してみた。
本家「VOO」を購入しようと思うと、最低購入価格は、私が確認した時点で4万円以上だった。
ちょっと気軽には手が出せない。
その点、「1655」は3,000円代で購入できる。かなり気楽に買える。
ちなみに、東証には「1655」以外にも「VOO」に相当する銘柄がいくつか存在するが、現時点では購入を検討していない。
調べた限りでは、いずれも規模が小さめで、流動性も低めで、歴史が浅いものが多い。不安が先に立ち、購入はやめた。
なお、東証には「VTI」に該当するETFはないように見受けられる。リサーチか不足しており、単に見つけられていないだけかもしれない。いずれにせよ、見つからない限りは「VTI」は購入せず、「1655」のみの購入にとどめる。
④高配当ETF「VYM」
S&P500連動のインデックスファンドの株価は好調に右肩上がりで、ゆくゆくはキャピタルゲイン増加によるインカムゲインの増収が見込めるものの、運用開始直後の配当はさほど多くはない。
今、お金が欲しいの!
という我が家には、ちょっと不向きな側面がある。
なので、高配当ETFに手を出さざるを得ない。
高配当ETFの代表格が、
・VYM
・HDS
・SPYD
ということになるのだが、
ひとまず「VYM」を選ぶ。
約100社に投資され、やや金融の割合が高いものの、比較的バランスよく分散投資がなされている。
利回りは3%台。
こちらは、キャピタルゲインの増収は「VOO」や「VTI」ほどには見込めないものの、増収しないわけではないので、高めの配当を得つつ、キャピタルゲインも狙う形になる。
現時点では、「VOO」に該当する「1655」と同程度の額を投じるつもりでいる。
リスクは分散せよというのはよく聞く話。
時期を分散し、投資先を分散し、通貨を分散し・・・。
アメリカ一択で大丈夫なのか?ということで、アメリカ以外を考えてみる。
まずは、全世界ETF。
全世界株となると、結局、アメリカの割合が高くなってしまう。それなら、米国ETFはいらないのでは?となるのだが、全世界ETFを選択するとキャピタルゲインもインカムゲインも米国ETFには劣ってしまう。
米国単体を捨てるという選択はありえない。
では、米国を除く先進国ETFか?
先進国に今後どれほどの成長性があるだろうか?
しかも、先進国ETF(米国除く)は調べた範囲では手数料が高い。魅力に乏しい。
では、新興国か?
成長性は不確実。リスクも大きいのでは?
ということで、ひとまず、全世界と先進国、新興国のETF購入はやめることにした。
もう少し、リサーチが必要だと思う。
⑥リート
リスク分散として、株式だけではなく、リートも検討する。
しかし、不安がよぎる。
リート・・・。
かつてリートの投資信託商品を購入し、リーマンショックでは痛い目を見た。
かなり印象が悪い。
しかも、地震などの災害が生じれば、暴落するのでは?とも思う。
リスク分散のつもりで、かえってリスクをとってしまうのではないかと思いつつ、一応調べる。
「IYR」がメジャーなようだ。
が、いまいち購買意欲がそそられない。
そこで、ひとまず、リートへの投資比率が高い高配当ETF「SPYD」を少額購入してみた。しかし、こんなことで、はたしてリスクヘッジになるのだろうか?と思う。
「SPYD」はキャピタルゲインの面においては、S&P500にかなり劣る印象。高配当(年利4%台)であっても、長い目で見るとパフォーマンスはどうかな・・・という感じだ。
ゆえに、今後、継続購入するかはちょっとわからない。
⑦債権
リスク分散として、債権も検討する。
日本の国債にはまったく魅力がないので、やはりアメリカの債権を検討することになる。
ETFとしては、「BND」か「AGG」がメジャーなようだ。
不況時に安定した配当が得られる債権。
上がるとするなら、今は「買い」ではないのでは?
それとも、債権価値が下がるからこそ「買い」と見ればよいのか?
どうだろう・・・?
うーん、わからん!
いずれにせよ、まだ、リスクヘッジしなければならないほどに多額の資金を運用しているわけではない。
なので、リスクヘッジよりも、資金捻出までの道のりを最短にすることにまずは集中した方がよいのでは?と思う。
ということで、現時点では、債権ETFは買わないことにする。
⑧NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)
S&P500連動のインデックスファンド「VOO」や「1655」は右肩上がりで成長が期待できるのだが、もっとがめつく欲を張る。
出てくるのが、情報技術セクターのETF「VGT」と、ハイテクETFである「QQQ」。
更に調べてみると、「QQQ」のようにナスダック100の銘柄を扱うETFが東証にいくつか存在していた。
そのうちのひとつ、「NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信(1545)」の購入を現在検討している。配当は多くない、というか、かなり少ない。が、配当を出さずに運用していくため、成長率がすごい。S&P500を凌駕している。
「フエルデンクライス」にお金をかけるのはいったい何年だろう?
3年?5年?10年?
人生は、おそらくだが、もっと長い。その、ながーい先を考えた時、キャピタルゲインを無視することはできない。
そこで、S&P500の「1655」と同様、「1545」も購入を検討する。が、まだあくまで検討中である。
今後、少しずつリサーチしていくつもりだ。が、良いものは見つからないような気がしている。
それから、連続増配している個別銘柄も探す。
例えば、「AT&T」や「MMM」などだ。
個別銘柄は、当然のことながら、騰落の影響をもろに受けるリスクを負う。
しかし、配当が低めの「1655」を買う限り、それが成長するまでは当面、
高配当の個別銘柄、
あるいは、「VYM」以上の高配当ETFの購入
を検討しなければ、年利3.5%は達成できない。
なので、結論として、しばらくは、
「1655」と、「VYM」をコアにしつつ、
「SPYD」をつまみ食いし、
「1545」の購入を検討していく・・・ということになる。
そして、今後、日本株ETFと連続増配株、セクターETF、コモディティETFをリサーチしていくつもりだ。
買うとするなら、、、
個別株は、「コカコーラ」とか「マクドナルド」とか・・・?
セクターETFは、「VHT」??
コモディティとしては「ADM」???
なんとか年利3.5%をクリアできるようにしたいが、中期的な視点で見て、たとえ今すぐでなくても、いずれ年15万円の配当を達成できる目処が立てば、それでひとまず良しとしようと思うに至る。
⑩日本の国債
最後になるが、手をつけることがちょっと難しいお金について考える。
何かと言うと、ゆうちょ銀行の子ども名義の口座に預けてある幾ばくかの資金のことだ。
手当の類やお年玉など、人様からいただいたお金は全てそこに集められている。そこそこの額になっているのだが、ジュニアニーサをしないことにしたので、そのまま手つかずとなっている。
子どもの進学のための資金なので、金融商品を購入したとしても保有するのはせいぜい10年であり、大きなリスクを取ることは避けたい。が、ただ放置しておくだけなのももったいない。
なので、日本の国債(変動10年、金利0.17%)の購入を検討している。
●月に12,500円を捻出するということは・・・
月に12,500円を得る。
「めっちゃ大変じゃあーっ!」
と頭を掻きむしって叫ぶ。そして、ついでに、
「余裕資金ってなんデスカーっ!どこにあるんデスカーっ!」
と叫ぶ。
余裕資金・・・、そんなものあるわけがない。
冷静に考えて、月に2日、フルで働いた方が何より確実なのでは?と、当然のことながら思う。
そう思うのであるが、できないのである。
今は、育児に全精力を傾けるのだ。
頑張れよ、私!!!
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メルカリ同様、匿名での購入が可能。
夏休みではありますが、連絡ノート(小学2年生用)の販売を始めてみました♪