「絵本」の読み聞かせを始めた

今まで、「絵本」というのは、読んでやらなければと思いつつも、思うだけで、なかなかルーチンにはできずにいた。

朝も、園からの帰宅後も、とにかくバタバタしている。どこかに組み込もうにも、どうにもうまくいかない。
しかし、諸所の事情により、そんなことは言っていられない事態となった。

 

 

●「読み聞かせ」をルーチンに
とにかく、「読み聞かせ」をしなければならないということで、就寝前に「絵本」を読んでやるようになった。

毎晩、「ゴロンして、目をつぶって、お口を閉じてください」と子どもたちに言い、かろうじて字が読める程度に照明を落とす。1冊を基本としているが、読み終わっても起きているようなら、2冊読む。

「絵本」によっては、話の途中や、読み終わってから、内容を確認する。
「女の子は何をもらったんだった?」
「誰からもらったんだった?」
「それをどうしたのだったかな?」
などと、質問する。
双子兄、まひろはそこそこ答えるが、弟、まそらは大抵黙っている。

ちなみに、「読み聞かせ」の際、「絵」は見せない。子どもたちは、見たがるが、「自分で想像して」と聞くことに集中させる。

子どもたちは、
「ピクニックって何?」
「どうして雪が降ったの?
などと質問してくるので、「読み聞かせ」はいつもスムーズには進まない。ついついイライラしてしまう。

更には、読んでいる途中に寝てしまったり、聞かずに鼻歌を歌っていたり、なかなか思うようにはいかないのだ。

 

 

●「絵本」は基本的に図書館で借りる
「読み聞かせ」を毎日となると、「絵本」はとても買ってはいられない。
子どもが生まれてから、どんどんものか増えていく我が家。「絵本」の増加も悩みの種だ。置く場所がない。
必然的に図書館を利用することになる。気に入った本のみ買うことにした。

週に1度、子どもたちと図書館に行き、それぞれに3冊ずつ選ばせる。それに私が選んだ1冊を合わせ、合計7冊借りることを当初は基本としていた。
しかし、図鑑のようにストーリー性がないものを子どもたちが選ぶこともあるし、また、2冊読む日が予想以上に多いこともあり、結局借りられる数の上限である10冊を借りるようになった。

図書館に通うようになって、約1ヵ月。借りた本は現在37冊だ。子どたちは、気に入った「絵本」は複数回借りたがることがあり、数回借りたものもある。

 

 

●どうしたものか悩んでいること①
少々、気になっているのが、「絵」を見せないことだ。「絵」が素敵な「絵本」もあるし、「絵」を見る楽しみもあると思う。しかし、「絵」は見せない方がいいらしいのだ。

しかし、子どもたちは、「絵」にとても興味を持ち、とても見たがる。「絵」が気になって、聞くことに集中できないこともあるくらいだ。
なので、日によっては、先に「絵本」の中身を見せてやる。子どもたちが一通り「絵」を確認し、気が済んでから、「読み聞かせ」を始めることもある。
果たして、これでいいのか、悪いのか・・・。
どうなのだろう?と思う。

 

 

●どうしたものか悩んでいること②
毎日、違う絵本を読むことも、どうなのだろう?と思う。一度聞いたくらいで、すんなり内容を理解できるのだろうか?とも思うし、内容が記憶に残るのだろうか?とも思う。
右から左にサラサラ流れて、彼らの中には、結局、何も残らないのでは?と思ったりするのだ。
借りる冊数を減らして、23回読んでやる方がよいのかもしれない。

 

 

●「読み聞かせ」を通して
私は、かなり読書好きな子どもだった。3歳の頃には、平仮名は読めていたので、「絵本」は自分で読んでいた。
家にはたくさんの本があったし、小学生の頃には学校の図書室からも、たくさん借りて読んだ。

ストーリーがこれからどうなるのかとドキドキしたり、知らない世界や、知らない言葉をを知ったり・・・。本の世界には、いつもいつも引き込まれていた。


夢中になって読む。
次のページをめくらずにはいられない。
子どもたちにも、そんな経験をたくさんしてほしいと思う。

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人がこれから素敵な「絵本」にたくさん出会えますように。