発達障害の双子(4歳) 今週のリハビリ(ST)と療育 15

我が家には、発達障害4歳の双子がいる。

今週の双子弟、まそらのリハビリ(ST)と療育の様子は下記の通りだ。

 

 

●まそらのリハビリ「言語聴覚療法(ST)」(約40分間)

今回も、ホワイトボードに、「挨拶」、「ピアノのおもちゃ」、「パズル」、「クイズ」、「絵カード」、「おもちゃ遊び」、「挨拶」のイラストを、縦に貼っての開始となった。

 

☆机上課題

・会話

先生が、まそらに質問する。

 

「お名前は?」

「何歳ですか?」

「男の子ですか?女の子ですか?」

「お天気はどうでしたか?晴れですか?雨ですか?」

「朝ご飯は食べましたか?」

「何を食べましたか?」

 

今回も、「男の子ですか?」には、「ちんちんがついています。」と答え、「男の子」なのか「女の子」なのかは答えられなかった。

「天気」に関しては、「太陽が明るかった。」と回答した。

朝食に関しては、こちらも前回同様、ヨーグルトや豆腐など、朝食では食べていないものを羅列して答えていた。

 

 

・ピアノのおもちゃ

アンパンマンのピアノのおもちゃでしばらく遊ぶ。

 

 

・ジグソーパズル

「くもんのジグソーパズル STEP2 なかよし どうぶつファミリー」を使用。

まそらは、自分で12ピースのキリンの親子のパズルを選んで、取り組む。このパズルは以前もしたことがある。

先生は、あえて、すべてのピースを裏向きになるように、ケースから出す。まそらは先生に指摘されるまで、ピースが裏返しになっていることに気づかなかった。

 

先生が、

「どのキリンさんからする?」

とたずねると、

「お母さん。」

と答え、お母さんキリンから始めた。4ピース分でお母さんキリンは完成した。

「次はどうする?」

と先生。

「お父さん」

と答え、お父さんキリンを作り、次いで、子どものキリンを作って、パズルは完成した。

2回目だからか、先生からヒントをもらいながらも、随分とスムーズに完成させることができた。

 


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・絵カードを用いて、クイズ

先生がトランプのカードのような絵カードを用いて、まそらに絵を見せずに、質問をする。正解するとその絵カードをもらえる(取り組みが終わると返却)。

 

先生 「空を飛ぶ生き物は?」

まそら「飛行機。」

先生 「生き物です。」

まそら「ヘリコプター。」

先生 「違います。羽があります。」

まそら「・・・・・。」

先生 「鳥です。」 絵カードを見せる

 

先生 「黄色い果物は何ですか?」

まそら「みかん。

先生 「違います。こんなふうにむいて食べます。バ・・・。」

まそら「バナナ。」

先生 「正解。」 絵カードを見せて、まそらに渡す

 

先生 「外に行くときに履く物は?」

まそら「ズボン。」

先生 「ズボンの他に履くものは?」

まそら「靴下。」

先生 「靴下の他に履くものは?」

まそら「靴。」

先生 「正解。」 絵カードを見せて、まそらに渡す

 

他に、

「外に行くときに、頭にかぶる物は?」

「座るのに使うものは?」

などで、同様に行う。

 

 

・絵カードと電話のおもちゃを用いて、用途の確認

先生が、机上に6枚の絵カードを並べた後、まそらに電話をして、色々と依頼をする。

 

先生 「もしもし、まそら君ですか?」

まそら「そうでーす。」

先生 「先生、ドライブに行きたいです。一緒に行きませんか?」

まそら「行きまーす。」

先生 「そうしたら、赤い車を持って来てください。」

まそら「はーい。」

まそらは、「赤い車」のカードを先生に手渡す。先生は1枚新しくカードを加える。

 

先生 「もしもし、まそら君ですか?」

まそら「そうでーす。」

先生 「先生、ゴミを捨てたいです。清掃車を呼んで来てください。」

まそら「はーい。」

まそらは、「清掃車」のカードを先生に手渡す。

 

先生 「もしもし、まそら君ですか?」

まそら「そうでーす。」

先生 「先生、重いものを運びたいです。クレーン車を連れてきてください。」

まそら「はーい。」

まそらは、「クレーン車」のカードを先生に手渡す。

 

先生 「もしもし、まそら君ですか?」

まそら「そうでーす。」

先生 「先生、怪我をしました。」

先生の依頼を聞く前に、「救急車」のカードを手渡す。

 

先生 「もしもし、まそら君ですか?」

まそら「そうでーす。」

先生 「先生、速い乗り物に乗りたいです。」

まそらは、「新幹線」のカードを先生に手渡す。

 

 

・おもちゃ

最後に、まそらの好きなおもちゃで少し遊び、挨拶をして終了。

 

 

■リハビリ(言語聴覚療法)を終えて

今回は、ひとつの取組みが終わるたびに、先生から「〇〇を取ってくるから、座って待ってて。」と指示があった。こういうことも、意図された取り組みなのだろうと思う。人の話をきちんと聞き、行動する。大切なことだと思う。細かいところまで考えられていると感じた。

 

 

 

 

●まそらの療育

今回、諸事情により、私は子どもたちより30分遅れての参加となった。

 

☆粗大運動(約55分間)

・ポニースゥイング(吊り下げ遊具。積み重ねた3個の箱にぶつかって倒す)

・フロックスゥイング(吊り下げ遊具。胸の辺りで乗ったり、ブランコのように座ったりして乗る)

・名称不明の吊り下げ遊具(直径30㎝ほどの筒状(丸太状)のマット?が床と平行に吊り下げられている。座って乗る。座面が平らではないので、ポニースゥイングより乗るのが難しいのだとか)

空中ブランコ(吊り下げ遊具。1本の横棒に両手でつかまって、ぶら下がる)

・ボールプール(ジャンプして飛び込む。ボールに埋もれて遊ぶ)

・トランポリン

・トンネル

・スクーターボード(腹ばいになって乗り、床の上のおもちゃを拾いながら進む)

平均台(歩いて渡る)

 

 

 

☆机上課題(約30分間)

・大きなビーズ(1.53㎝ほど)通し(ストロー→モール→靴紐の順にビーズを通していく)

 

 

・絵カードを用いて、用途の確認

先生が、4枚のカードを机上に並べ、質問をする。できたら、カードを5枚に増やして実施。

 

「切る、はどれ?」と質問し、「紙」の絵カードを選ばせる。

「拭く、はどれ?」と質問し、「タオル」の絵カードを選ばせる。

「聞く、はどれ?」と質問し、「CDラジカセ」の絵カードを選ばせる。

「入れる、はどれ?」と質問し、「カバン」の絵カードを選ばせる。

「座る、はどれ?」と質問し、「イス」の絵カードを選ばせる。

 

 

・積み木

2.5㎝ほどの立方体の積み木を使用。先生がまそらに見えないように積み木を積み、完成したものを2秒ほど見せる。まそらは記憶を頼りにそれを再現する。

 

電車:下に3個の積み木を1列に並べ、1番端の積み木の上にもう1つ積み木を置く。まそらは完成させることができた。

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トンネル:下に2個の積み木を少し隙間を開けて置く。その隙間の上にかぶせるようにもう1つ積み木を置く。

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タワー?:最後に積み木を縦にいくつも積み上げて終了。9個ほど積み上げられたようだった。

 

 

・絵探し

A3サイズの画用紙に、公園の遊具などの絵がたくさん描かれている。その中から指示された絵を探す。

「バスに乗っている人はどこ?」

「ブランコに乗っている人はどこ?」

「転んでいる人はどこ?」

「手を洗っている人はどこ?」

など。

他に、「運動会の競技」の絵が沢山描かれた画用紙や、「屋外で昼食を食べる様子」が描かれた画用紙を使用して、同様に先生が質問する。

「スプーンを持って走っている人はどこ?」

「お皿を並べている人はどこ?」

など。

 

 

 

療育を終えて

「粗大運動」は相変わらず全力だ。片時も止まらず、ひたすら動き回る。

「机上課題」は、概ねどれもスムーズにこなした。積み木は難しいのではないかと内心思ったが、先生が作った形状を何とか再現することができた。

知らないところで、日々成長しているのだといつも思う。