育児においては、家庭ごとに何らかの独自の決まり事があると思う。つまりは「こだわり」だ。
例えば、朝食は必ずパンにするとか。入浴は食事の後にするとか・・・。
我が家にも、そうした決まり事が色々とある。いつの間にやら勝手にそうなっていった我が家のこだわりたち。一般的なことから、そうでないことまであるかと思う。
他のご家庭ではどうなのだろう?
うちって変?
と思ったりしつつ、我が家の場合を紹介してみる。
●育児における我が家のこだわり
①肉や炭水化物など、厚生労働省の推奨量を極力満たすよう努力
ちなみに、厚生労働省が推奨する4歳児の1日当たりの食事量は以下の通りだ。
炭水化物:米100~120g×3食
肉・魚:各40~50g
卵:1個
緑黄色野菜:60g
淡色野菜:90g
キノコ・海藻類:各少々
芋類:70g
豆類:40g
果物:150~200g
乳製品:400g
この推奨量を極力満たすように日々、心がけている。
朝食は、
米 110g(週に1回のみ、オートミール30g)
「おにぎり」にして海苔を巻く
卵 1個
野菜(ニンジン・ダイコン・キノコなど)の煮物 75g
毎日ではないが、ピーマン1/2個
芋 70g
たまに、チーズ 10g
昼食は園で食べる。
夕食は、
米 110g
肉(豚・鶏・魚) 45g
野菜(ニンジン・ダイコン・キノコなど)の煮物 60g
カボチャ 15g
豆 37g(豆腐)~45g(納豆)
ヨーグルト 40g
果物(バナナ・柑橘類など) 1つ、もしくは適量
というのが、標準的なメニューだ。
加えて、牛乳を朝夕各150ml与える。牛乳においては、園の給食でも150ml程飲むので、推奨量を50mlほどオーバーしていることになる。更には、ヨーグルトも40gほど与えるので、乳製品に関してはかなりオーバーしている状態だ。
野菜の量においては、朝・夕食だけで必要量をほぼ満たしているが、これは野菜嫌いの双子兄、まひろが園の給食で食べてこなかったりするためだ。
食事において、今、一番の問題となっているのは果物だ。
果物を150g摂らせるのが結構難しい。園の給食では50gもなさそうで、夕食だけで100g程度与えなければならない。大き目のバナナが100gほど。リンゴなら1/2個程度だ。できそうで、できない。
②発芽玄米入りご飯
玄米はスローカーボなため、血糖値の急激な上昇を防ぐ。白米に混ぜて炊く。
③小麦粉は控えめに
クイックカーボで、血糖値が急上昇しやすい。うどんやパンは積極的には与えない。
④週に1度はオートミール
麦は麦だが、週に1度くらいは・・・。食物繊維が豊富で一概に悪いとはいえない。
⑤きび砂糖を使用
発芽玄米同様、血糖値の急激な上昇を避けるため。
⑥朝食の煮物には胡麻をかける
毎朝、75gの野菜の煮物を食べさせる。その際、双子兄、まひろには胡麻をかける。双子弟、まそらは胡麻が嫌いなので、かけない。
⑦朝食時のみ、ミルクにスキムミルクを大さじ1杯混ぜる
栄養価が高められそうなため。
⑧ジュースは果汁100%のものを、お湯で半分に割る
発芽玄米同様に、血糖値の急激な上昇を防ぐためと、砂糖に対する嗜好性をつけないため。冷たいものは極力飲ませない。そもそも、ジュース自体、基本的に飲ませない。
⑨水道水は沸かしてから使用
保健士さんに言われたため。
⑩オリーブオイルを使用
オリーブオイルは、オメガ9に分類される。オメガ3や、オメガ6のような機能はないが、トランス脂肪酸のような弊害もないため。
⑪市販のお菓子は極力与えないし、おやつも基本的には与えない
ショートニングなど、トランス脂肪酸が含まれているものが多いため。栄養は3度の食事で充分摂れている・・・はず。
⑫箸の共用はしない
虫歯菌などを移さないため。
⑬食器は基本的に別
虫歯菌などを移さないため。
⑭食器洗いのスポンジも別
虫歯菌などを移さないため。
⑮アルミの鍋は使わない
アルミが脳に悪いと何かで目にしたため。
⑯ワクチンは極力チメロサールフリーで
ワクチンに防腐剤として使用されているチメロサールが、発達障害の原因になる可能性があるため。
⑰動画は基本的に見せない
子どもの脳には刺激が強く、よくないと澤口俊之氏著の『発達障害の改善と予防』で読んだため。
⑱お酒を飲んでいる姿は見せない(夫婦とものまないが、煙草も同様)
飲酒が身近なものとして存在すると、将来、晩酌が常態化する恐れがあるため。
⑲派手な服装にする
見失ってもすぐに見つけられるように、また、誰からも子どもがいるとすぐに気づいてもらえるように、派手な服装を意識している。冬場は濃い色味の服が多くて困るが、極力、黒や紺、グレーの服は着させない。赤とか黄色とか・・・目立つことが大事だ。
●こだわってみて
我が家は、「食」に関するこだわりが多い。これは多くは生田哲氏著の『子どもの頭脳を育てる食事』の影響を強く受けている。
我が家の子どもたちは発達障害だ。脳に障害がある。なので、必然的に脳によい食事を意識することになる。子どもの脳はまだまだ未熟で、これからの発達の度合いは未知数だ。どのようなケアをするかで、今後の障害の重さが変わってくるのではないかと思っている。澤口俊之氏著の『発達障害の改善と予防』によると、6歳までが大事らしい。手を抜き料理をするのはその後だ。
発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと【電子書籍】[ 澤口俊之 ]