発達障害の双子(4歳) 今週のリハビリと療育 12

我が家には、発達障害4歳の双子がいる。

今週の双子兄、まひろの療育の様子は下記の通りだ。

 

 

●まひろの療育

☆机上課題(約30分間)

・絵カードを用いて、用途の確認

先生が、初めに「リュックサック」の描かれたカードをまひろに提示して、質問する。

 

先生 「これは何?」

まひろ「リュック。」

先生 「いつ使う物?」

まひろ「園に行くとき。」

先生 「そうだね。他に、遠足に行くときも使うね。」

 

といったような会話をして、机上に、3枚のカード(「水筒」・「鏡」・「スコップ」)を並べる。

 

先生 「遠足に行くときに、(リュックサックの)他に使う物はどれ?」

まひろ「これ(水筒を選ぶ)。」

 

同様にして、「お風呂で使う物」として、「シャンプー」のカードを提示し、3枚のカード(内、2枚は「お風呂」とは関係のないカード)の中から「シャワー」を選ばせる。3回ほど行った後、カードを4枚、5枚と増やしていく。

5枚になると、まひろは選べなくなったので、4枚に戻して続ける。

 

以下、実施例

◆「雨のときに使う物」として、「傘」を提示し、3枚のカードの中から「長靴」を選ばせる。

◆「掃除で使う物」として「ほうき」を提示し、4枚のカードの中から「ちり取り」を選ばせる。

 

・絵カードを用いて、数の確認

最初に、先生が、「●(丸)」が13個描いてある3枚のカードで、13までの数を確認する。次に、「雲」が2つ描かれたカードを提示して、先の「●(丸)」が描かれたどのカードと数が同じかまひろに質問し、2つ「●(丸)」が描かれたカードの下に並べさせる。続いて、「雲」が1つ描かれたカード、3つ描かれたカードで、同様に行う。

次いで、木に「リンゴ」が13個なっている絵が描かれた3枚のカードを机上に並べ、各カードの下にトレーを置く。そして、カードに描かれた「リンゴ」と同じ数だけ、木製の円盤(赤色、2㎝ほどの大きさ)をトレーに入れさせる。

 

 

・絵カードを用いて、動作確認

私が実施した。絵カードを提示し、「誰が、何をしていますか?」と質問する他、絵に描かれていることや、描かれていないことに関しても質問する。

 

私  「誰が、何をしていますか?」

まひろ「ネコさんが、片づけをしてる。」

私  「何を片づけていますか?」

まひろ「積み木。」

私  「どうして片づけているのかな?」

まひろ「ご飯なんじゃない?」

 

私  「誰が、何をしていますか?」

まひろ「男の子が、電柱にぶつかってる。」

私  「ぶつかったらどうなるのかな?」

まひろ「怪我するんじゃない?」

私  「怪我をしたら、どうしたらいいかな?」

まひろ「ばんそうこうを貼る。」

・・・など。

 

・線引き

紙の両端に、「消防士」と「消防車」の絵が描かれていて、両者が2本の直線で結ばれている。その2本の線に倣って、同様に線を引く。

他に、「警察官」と「パトカー」を直線で結ぶ。

次に、少し絵が小さくなった「ネコ」と「魚」、「ネズミ」と「ケーキ」などの間を直線で結ぶ。

最後に、曲線を1本、波線を2本引いて終了。

 

 

☆粗大運動(約40分間)

・フロックスゥイング(吊り下げ遊具。お腹で乗る)

・吊りタイヤ(1mほどの大きさのタイヤにまたがり、上下に揺れたり、くるくる回ったりする)

空中ブランコ(吊り下げ遊具。1本の横棒に両手でつかまって、ぶら下がる。指定された場所に飛び降りる)

・トンネル

・トランポリン(ジャンプしながら、バスケットのゴールにボールを投げ入れる)

平均台(上を歩きながら、的(穴)に長方形のおもちゃを投げ入れる)

・梯子(少し傾斜をつけてある梯子を、両手両足を使って四つん這いで渡る)

・ネットをはられたアーチ(ラダーアーチ?上り下りする)

・階段(マットでできた3段の階段を上り、飛び降りる)

・コーン(4つのコーンの間をジグザグに進む)

・ローラーボード(腹ばいになって乗り、トンネルをくぐり抜けたり、コーンの間をジグザグに進んだりする)

・清掃車のおもちゃの車(またがって乗り、お手玉を拾い集める)

 

 

 

療育を終えて

机上課題においては、「数」が難しそうだった。カードに描かれた1つの「●(丸)」と、言葉としての「1(いち)」とが、まだしっかりとは結び付いていないようだ。また、線を引くのも、「消防士」と「消防車」を結ぶ2本の線の間を塗りつぶそうとしたりするなど、先生の意図した通りの取組みができなかった。

 

粗大運動においては、ローラーボードにかなり楽しそうに取り組んでいた。いつものお手玉広いより、トンネルやコーンの間など、色々なコースを通って行く方が面白いようだった。

 

療育。。。「お母さん」が主に付き添う印象が強いが、このところ、「お父さん」にばかり出会う。今回、3組の親子を見かけたが、いずれも「お父さん」が付添っておられた。お仕事の調整とかどうされているのだろう。平日がお休みなのだろうか?すごいなあ。。。

 

 

 

today's 4-year-old twins

双子兄、まひろ。最近、彼は態度が悪い。

「うるさい!」

「あっち行け!」

そして、すぐに相手を叩く。

注意しても、その時は謝るが、結局またすぐに繰り返す。

アパートでドンドン音を立てて騒ぐ双子たち。「うるさい」は、つい私も言ってしまうので、親の言葉遣いの影響は大きいのだろう。反省し、改めようと思うも、「うるさい」に代わる言葉は何か?

「静かにしなさい」

だろうか?でも、結局、「うるさい、静かにしなさい!」と怒鳴ってしまいそうだ。ごっくんと飲み込めるだろうか・・・。

 

双子弟、まそら。彼は今月初めから、口の周りが荒れている。長らくお腹を壊していたので、その影響かと当初は思っていたが、一向に治らない。食事の際にひどくなることが多く、園の先生からも指摘を受けた。インフルエンザが流行しているので、病院には極力行きたくなかったが、やむなく連れて行った。窓口で受付だけ済ませて、待合室には入らず、車で待機させてもらう。荒れている原因はよくわからない様子で、「よだれ食いかなあ?」と、先生。そんな言葉は初めて聞いた。アレルギーの飲み薬とクリームが処方された。効くとよいのだが・・・。