2018年11月にカリンを蜂蜜に漬けた。
その際、残ったカリンの実でジャムを作ったのだが、時期を失し、記事にしそびれてしまった。
作成してから、かなりの期間が経過したが、ジャム作りについて記しておくことにする。
保存瓶2個で作成した蜂蜜漬けだが、そのうちの1個は、漬けてから113日後に、蜂蜜をすべて別の容器に移した。ちなみに、このとき、もう1個の瓶は、まだそのまま漬けた状態だ。
瓶に残ったカリンの実。捨てるのはなんだかもったいない気がした。そこで、なんとか活用すべく、ジャムにしてみることにしたのだった。
●蜂蜜漬けにしたカリンでジャムを作る
☆用意するもの
・蜂蜜漬けのカリン(蜂蜜と種は除く) 200g
・砂糖 50g
・水 400ml+200ml
・塩 少々
・木べら
☆作り方
①炊飯器で加熱
カチカチのカリンを柔らかくするため、炊飯器に、カリンと砂糖、水400ml、塩を入れて40分間加熱してみた。
が、まだ硬かったので、水を200mlを追加して、更に40分間加熱。この時点で随分柔らかくなったが、それでもガシガシ感が残っていた。
更に10分間加熱した。結局、合わせて1時間半加熱した。
その後、子どもたちのお迎えなど、諸事情により、保温したまま、約1時間放置。
②カリンの皮をむいて取り除き、炊飯器に残った液ごと鍋に移して、木べらでつぶしながら煮詰める。
③汁気がなくなったら終了。瓶に移して、冷蔵庫へ。
■カリンでジャムを作ってみて
蜂蜜に漬けたカリン。蜂蜜の味からは、甘酸っぱくておいしそうなイメージを勝手に持っていた。が、保存瓶から取り出してみると、ひいてしまうくらい硬い。からからに乾いた干物のように、カランカランと音を立てた。鍋で普通に加熱するくらいでは、どうにもならないように思われた。
時間が読めない状況で加圧調理するなら、圧力鍋より炊飯器の方が私には使いやすい。炊飯器で1時間半加熱すると随分柔らかくなった。
味見をしてみると、まさに「梨」の芯辺りのガシガシ・ザラザラ・ジャリジャリ・・・な感じだ。
「花梨」とはよく言ったものだと思う。ただ、1時間半加熱しても、皮だけはどうにも駄目だと感じたので、取り除いた。
鍋で煮詰める際には、芳香剤並みの濃い香りに、次第にげんなりしてきた。とにかく強烈だ。
木べらでつぶしながら煮詰めていったが、出来上がりはまるで味噌のようだ。匂い的にも見た目的にも味見をする気にならず、そのまま蜂蜜の瓶に入れて冷蔵庫に保管した。
我が家でのジャムの活用方法は、カレーライスへの投入のみとなった。カレーに加える際に、初めて、念のため、完成品の味見をしてみた。悪くはない味だった。が、食感が悪い。ザラザラしていて、舌触りが悪いのだ。パンなどに塗って食べる気にはとてもならない。もう1瓶のカリンはジャムにはせず、潔く捨てた。
そして、2020年の1月現在、このジャムはまだ冷蔵庫に残っている。食物繊維が豊富とのことで、無駄にはせず使いきりたいとは思うが、今季のカリンでは、ジャムを作るつもりはまったくない。
余談だ。
子どもたちに聞いてみた。
「これ何だと思う~?」
「・・・・・」
「これはね~、ゴリラさんのうんち」
「キャーッ!!!」
予想通り、大うけ。
「う〇ち」をよく見ようと寄って来る。
2人とも、目をキラキラさせて、笑った。