我が家には、小学2年生の双子の
兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と
弟まそら(ADHD+自閉症スペクトラム障害) がいる。
この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。
我が家の双子は、年長児の頃より、
藤川徳美先生の著書、
『薬に頼らずに子どもの多動・学習障害をなくす方法』
の内容に従って、
「高タンパク・低糖質」と
「サプリメント使用」を少しずつ実践してきた。
が、まそら自身に、本当に必要なもの、必要な量は、果たしてこれで足りているのか?そして、いつまで続けるのか?などなど、不安に思うことも出てきた。
そこで、「栄養療法」を実施している病院を探し、2020年9月(年長児)より通っている。
もう随分前となる2022年2月(当時、小学1年生)、「栄養療法」の病院をまそらが受診した。
14回目となる今回。
「診察」と、「栄養指導」が行われたので、その詳細を記す。
なお、今までの栄養指導の骨子は、
・卵3個/日
・肉100g/日(2021年9月、200g/日から100g/日に減量したが、結局200g/日に戻している)
・牛乳・乳製品と小麦の除去(検査結果を受けて)
・葉物野菜(食物繊維、目標10g以上/日)を増やす
・サプリメント服用
・抑肝散服用(漢方薬、2021年12月~)
となっている。
まずは診察から。
●診察
前回の検査結果を踏まえ、医師からお話がある。
内容を以下にまとめる。
以下、「青字」は医師の発言。
「ビタミンDの数値が、サプリメントを5000IUに増量したことで上昇してきている。
肝機能数値が高いのは筋肉に由来する。よく動くことによる。
総コレステロールとHDLコレステロール、LDLコレステロールの値はそれぞれ同じ割合で変動している。
今は子どもなので投薬できないが、大きくなったら早めに治療を。
異型リンパ球の異常値は風邪が原因?
前回風邪気味だったか?」
風邪をひいている様子はなかった。
「今となっては確認しようがない。」
抑肝散についてだが、学校では、飲んでいるとマシなような、そうでもないような感じだと言われている。
「抑肝散は、飲み始めて2ヶ月が経ち、今の効果が最大。
他の漢方薬はなく、量を増やす程度。
効果を確認するには、1、2日服用をやめてみるとすぐにわかる。」
以上にて、診察は終了。
●管理栄養士さんによる栄養指導
診察に続き、管理栄養士さんによる栄養指導が始まる。
まずはまそらの食事の確認からスタート。
以下、「青字」は管理栄養士さんの発言。
「食事の状況は?」
異様な食欲が続いており、炭水化物もタンパク質も摂取量が全体的に増加していた。
12月末より食欲は落ち着いてきたが、食事のスピードがまた遅くなっている。
学校での身体測定では、痩せ度が-0.3%程度に改善。
私自身の体調不良により、12月末頃より食事がいい加減になりがちになっている。
肉だけは頑張って食べさせるようにしていたが、野菜はいつも通りの量を用意することができないこともあった。
品数が減ったり、食事が作れず外食になってしまうことが増えた。
「肉の摂取量は?」
給食と合わせて200g/日。
「使う肉は何?」
鶏ミンチが多い。
「ミンチは、鶏でもあいびき肉でもOK。調理方法は?」
ハンバーグやつみれ、マーボ豆腐などにしている。
つみれは鍋物に入れるが、鍋が嫌いでうまくいかない。
マヨネーズに魚を漬け込んでから焼くと、魚嫌いの兄も食べられるので、ちょこちょこ作るようになった。
「マヨネーズの使用は、しょっちゅうでなければOK。
多少きちんと食事ができなくても、すぐに影響がでるようなことはないので大丈夫。
外食では何を食べる?」
竜田揚げや、回転ずしで卵など・・・。
「たまにならOK。お母さんの無理のないように。
炭水化物が多くなってしまうが、たまにならまそら君の気分転換になるかも。
外食でもタンパク質摂取を意識して。」
ココナッツオイルをオリーヴオイルと併せて使い始めたが問題はないか?
風味を抑えたタイプを使っているが、それでも子どもには「お菓子みたいないい匂いがする~!」と好評で、それでしっかり食べるならいいかと思っている。
「ココナッツオイルはオリーヴオイルより酸化しやすいが、オリーヴオイルと併せて使うならOK。1日のトータル使用料が増えないようにして。」
最後に管理栄養士さんには、
「次年度、通常学級に行かせるため、いろいろ調整や準備が必要になると思われる。次回予約は4月ではなく3月にお願いしたい。」
とお伝えして、栄養指導は終了。
●血液検査結果(1月実施、異常値を中心に)
AST 62↑
ALT 60↑
LD(LDH) 333↑
ALP 334↑
クレアチニン 0.33↓
尿酸 3.5↓
総コレステロール 280↑
LDLコレステロール 173↑
白血球・異型リンパ球 1.0↑
白血球・好中球 39.0↓
ビタミンD 27.4↓
尿素窒素(BUN) 16.7
フェリチン 101
今回の血液検査は、
ASTやALTなどの肝機能数値が前回(11月)と比してじわじわと上昇。
筋肉に由来するとのことだが・・・。
コレステロール値は総コレステロール値もLDLコレステロール値も上昇。
この頃、私自身の体調不良で食事がおろそかになっていたことのツケがしっかり出てしまった。
自身の健康管理もしっかり行わないと、結局子どもたちにしわ寄せがいく。
ビタミンD値は、じわじわと改善しているが、正常値には届かない。
BUN(目標20)は、前回(11月)は13.1だったので、改善が見られた。
肉の摂取量の増加がきちんと結果に出ている。
フェリチンは、前回(11月)は269.7だったが、今回101と随分下がってしまった。
前回は炎症による高値ということなのだろう。
フェリチンの目標値は藤川徳美先生によれば150だ。
病院処方のヘム鉄では、いつまでたっても150に達しないのではないかと思う。
●使用するサプリメント
現在、処方されている医療用サプリメントは下記の通りだ。
なお、ビタミンCのみ、医療用にカプセルタイプがないため、手持ちの市販品を使うことになっている。まそらは、タブレットが飲めないのだ。
・ヘム鉄(4.5mg 朝夕各2錠) 4,600円(90粒)
・ビタミンBコンプレックス プラス(朝1錠)
・ビタミンC(手持ちの市販品を朝夕各1000mg)
・ビタミンD(朝1錠) 3,780円(30粒)
・uDHAミセル(夕1錠) 9,940円(60粒)
・ウルトラフローラバイオーム プロ(夕1錠、ラクトプライム・プラスから変更) 7,452円(30粒)
・ピュアリーンファイバー(食物繊維、1日大さじ1杯程度、野菜が少ない日に使用)
左から、D5000 ミセル、uDHA ミセル、ウルトラフローラバイオーム プロ。
左から、ビタミンBコンプレックス、ヘム鉄。
ピュアリーンファイバー。結局、使っていない。
●抑肝散(漢方薬)
ツムラの54。
処方としては、朝と昼の食後に1包ずつ服用。
苦いが、まそらは頑張って飲む。
●今回(14回目)の費用
栄養指導:200円
自費診療:1,260円
栄養解析料:2,500円
サプリメント(約1ヶ月分):20,432円!
今回の合計金額:24,392円
2年目の累計額(2021年9月〜):155,092円
1年目の費用合計:291,257円
●診察・栄養指導を終えて
今回は私も診察を受けた。
あまりにも体調が悪く、肝機能数値も双子同様悪いので、双子のついでに診てもらった形だ。
結局、遠方につき頻繁には通えないので、自宅付近の病院で血液検査やエコーなどを受けた方がよいとアドバイスされた。
そして、マイヤーズカクテル点滴がひとまずよいだろうということで、まそらの栄養指導中にしてもらった。
時間にして10分、15分というところか。
管理栄養士さんとお話しながらで、あっという間だった。
翌日くらいに、確かに身体は楽になった。
まそらの血液検査結果。
ぱっとしない。
良くなったものも、悪くなったものもある。
なかでも、コレステロール値は食事の影響が大きく、私が不調により頑張れなかった影響が顕著に出た。
自分のことはずっと後回しにし、ないがしろにし、軽んじてきたのだが、ようやく、自身の健康が育児の質に直結するのだと認識を改めることになった。
以降、自宅から何とか負担なく通える距離の病院にて、ビタミン注射を積極的に受けるようになった。
あれから、かれこれ、もう1年が経過し、現在は2023年1月。
変わらず体調は万全ではない。
12月末より飲み始めたある物質により、一時は体調がよくなったのだが、そうすると結局耐えられる限りの無理をするので、またしんどくなってしまう。
あまり、意味がないような・・・。
ちゃんと寝て、ちゃんと食べよう。
当たり前のことにようやく行き着く。
だが、それがなかなか実行できないのである。。。
●我が家の取り組み(2023年1月現在)
先の記事にて、「甘酒」と「ミキ」を紹介した。
菌活として、できることをしている。
今回は、発酵トマトケチャップを取り上げる。
麹菌により、デンプンがグルコースに分解されると甘くなることを利用して、トマトケチャップを自作しようと思い立った。
なぜなら、昨年末から我が家の夕食はずっとケチャップライスになっているからだ。
まそらの偏食が激しく、今のところこの方法でしか野菜や肉を食べさせられない。
今まで夕食に「米」は出していなかったが、野菜と肉の摂取を優先し、出すようになっている。
管理栄養士さんからも「それでよい」と言われている。
毎日トマトケチャップを使うとなると、やはり気になることが出てくる。
どんなにシンプルな商品を選んでも、砂糖と食塩は入っている。
どちらも「いらん!」と思う。
毎日摂取するので、「たまのことだし、まあいいか」とは決してならない。
発酵トマトケチャップは、現在、3回目の作成に至っているが、細々と試行錯誤を繰り返した。
甘酒と同様に、ヨーグルトメーカーなどは使わず、スープジャーやステンレスボトルでの作成を試みている。
発酵トマトケチャップの作り方
①保温できるステンレスボトルに熱湯を入れ、温めておく。
②皮をむいたトマト(400g)を適当な大きさにカット(もちろん湯むきでよい)。
③タマネギ(100g)を適当な大きさにカット。
④ミキサーにかけて、ステンレス鍋に移して弱火で煮詰めて水分を飛ばす。
⑤煮詰まったら火を止めて、60℃ほどに冷めたら、米こうじ(200g)を加える。
⑥再度弱火で加熱して、下がってしまった温度を60℃まで戻す。
⑦ステンレスボトルのお湯を捨て、⑤を入れて毛布などでくるみ1日ほどおく。
途中、たまにフタを開けて二酸化炭素を逃がす。その後、振り混ぜる。
⑧ ⑦をミキサーに移し、天日海塩を大さじ1杯加えて、滑らかになるまで攪拌する。
⑨保存容器に移して、冷蔵庫にて保管する。
↑ 1回目。スープジャーで、少なめに作る。
↑ 1回目のケチャップは水分が多く、ケチャップライスがべちゃっとなる。
そして、色が薄い!
1回目は市販のケチャップと味が変わりすぎることを恐れ、少しだけ市販ケチャップを混ぜて料理した。
↑ 次第に使用する野菜の量が増える。
2人分で、タマネギ2個、ピーマン3個、しめじ少々。
野菜に火が通ってから、米140g(2人分)と、茹でたささみ120g分(2人分)を加えて、発酵トマトケチャップと天日海塩で味付けをする。
↑ 3回目作成。3/4くらいの量になるまで、コトコトと煮詰める。
保温はスープジャーからステンレスボトルに変更。
↑ これでもまだ水っぽい。もっと煮詰めた方がよいが・・・時間がかかる。
初回作成分より、随分濃厚な味となった。
甘みも、酸味もあってgood!
市販のケチャップなど不要である。
天日海塩はもっと量を増やしてもよいかもしれない。その方が保存性も高まりそうだ。
その他、米こうじの独特な匂いがするが、子どもたちは全く気にならない様子。
納豆やみそも作りたいと思ってはいるのだが、
甘酒→ミキ→ケチャップ→甘酒→ミキ→ケチャップ→
とぐるぐる作成しており、納豆やみそまで手が回らない。
納豆は、以前は市販の納豆から菌を取り出して作っていたが、次はその辺の天然の菌を使いたいと思っている。
納豆の謎・・・。
「国産大豆100%」とあるのに、「分別生産流通管理済み」とは?
日本国内では「遺伝子組み換え大豆」の栽培は認可されていない。
なのになぜ、「遺伝子組み換えでない」と表記できないのだろう?
5%以下とは言え、遺伝子組み換え大豆が混ざってしまうのはなぜなのか?
本当に意図せずに混入してしまうのだろうか?
納豆菌についても、遺伝子が操作された納豆菌が使われているとの話も。
確かに効率よく発酵させたいとなるとそうなるだろうとは思う。
乳酸菌だってたくさん種類があるし、納豆菌だけが天然ということはないに違いない。
菌やウィルスの変異なんて日常的に起こるものであり、自然に生じる変異については何の危機意識もない。
だが、人為的に操作されるとなると・・・、???となる。
自然界に存在しないタンパク質が生成されるとして、、、
はたして、それは安全か?
長らくの間、私は消化酵素が全てのタンパク質を分解すると思っていたのだが、グルテンやカゼインの害を知ってからは、タンパク質に注意を払うようになった。
プリオンタンパクなんてその最たる例である。
なので、納豆を手作りするにあたっては、ローズマリーに常在している枯草菌で作ってみようと思っている。
が、しかし、我が家のローズマリーは何分まだまだ小さくて使えないのだ。
鉢植えのネギでもいけるかな?
見えない危険に満ち溢れた世界。
地雷を踏まずにうまく歩ける気がしない。。。
●参考までに
「メガビタミングループ」がなくなってしまうことに。
藤川先生は変わらずブログを更新されている。
さて、これをどう捉えればよいのだろうか・・・。
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