発達障害改善のため、病院にて「栄養指導」を受けるはずが、「診察」と「検査」のみに(2022年1月、採血・採尿と抑肝散増量)

我が家には、小学2年生の双子の

兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と

弟まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害) がいる。

この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。 

 

 

我が家の双子は、年長児の頃より、

川徳美先生の著書、

『薬に頼らずに子どもの多動・学習障害をなくす方法』

の内容に従って、

「高タンパク・低糖質」

サプリメント使用」を少しずつ実践してきた。

 

が、まそら自身に、本当に必要なもの、必要な量は、果たしてこれで足りているのか?そして、いつまで続けるのか?などなど、不安に思うことも出てきた。

 

そこで、「栄養療法」を実施している病院を探し、2020年9月(年長児)より通っている。

 

もう随分前となる2022年1月(当時、小学1年生)、「栄養療法」の病院をまそらが受診した。

 

13回目となる今回。

病院に到着すると、受付で、

「今日は栄養指導ができない」

と言われる。

 

管理栄養士さんはおられるのだが、なぜか受付業務をされていた。

他のスタッフさんの急なお休み事情だろうか?

栄養指導が行われないことの理由の説明も、事前の連絡もない。

高速道路を使っての、そこそこ遠方からの受診だ。

栄養指導を目的とした通院なので、実施できないなら日程を変更するなどの配慮をしてほしいと思ってしまう。

 

今回は、診察と検査のみとなったが、その内容を簡単に記しておく。

 

なお、今までの栄養指導の骨子は、

・卵3個/日

・肉100g/日(2021年9月、200g/日から100g/日に減量したが、結局200g/日に戻している)

・牛乳・乳製品と小麦の除去(検査結果を受けて)

・葉物野菜(食物繊維、目標10g以上/日)を増やす

サプリメント服用

・抑肝散服用(漢方薬、2021年12月~)

となっている。

 

 

今回は、まずは採尿があり、次いで採血。

採血の際には、看護師さんから、

「通われているお子さんの中で、一番採血しやすいわ~。いつもおりこうにしてくれてありがとう!!」

と言われる。

この日、栄養指導に通われるお子さんが、まそらの他にも結構おられるのだと知る。

 

採血が終わると診察となった。

●診察

前回より、「抑肝散」の服用を始めたので、血液検査時のみだった診察が、以降、毎回行われるようになった。

 

医師には、

「抑肝散の効果は、現時点ではあまり感じられない。」

と伝えた。

加えて、

「学校の先生より、嫌がって学校では飲ませられないと言われたため、昼食後ではなく、学校から帰宅してからの服用となっている。」

ともお伝えした。

 

そう。

服用を開始して約1ヶ月。

まそらに目立った変化はない。

漢方薬なので、効き目が感じられるようになるのは3ヶ月後くらいからかな~と勝手に思っていた。

 

漢方薬は苦い。

我が家は、予め少量のブドウジュースを口に含んだ状態で、漢方薬を流し込むという方法をとっていた。

漢方薬が直接舌に接触しないようにするためと、大好きなブドウジュースでなんとか頑張れるようにするためだ。

飲み込んだ後は、ご褒美として、さらにもう一口分だけブドウジュースを与える。

苦いのに頑張っているのだから、本当はもっとあげたいくらいだが、糖質の過剰摂取をさせては何のための服薬か全くわからなくなってしまう。

心を鬼にして堪える。

ブドウジュースを使えない学校では当然飲ませるのは困難だろうと思う。

 

医師は、効果が感じられないという私の報告を受けて、服用量を増加された。

朝食後と昼食後に1/2包ずつだった処方を、1包ずつ(1日2包)に変更。

 

昼食後に飲めないことについては、

「昼間にしっかり効くようにしたいのだが・・・」

とおっしゃりつつも、飲めないものは仕方がないといった感じだった。

 

私としては、夜間、しっかり睡眠がとれることも重要だと思うので、朝夕の服用でも別に構わないのでは?と素人ながら思ってしまう。

 

 

以上にて、さらっと診察は終了。

栄養指導がなかったのが本当に残念に感じられた。

しかも、帰りは事故の影響で、高速道路を途中で一度降りて、事故区間を過ぎてのインターでまた乗りなおして、しかも、最終出口で料金の救済措置がないという・・・。

おかげで何やらひどい眠気に襲われ、高速に乗りなおした後、いつものトイレ休憩用パーキングエリアで珍しく仮眠してしまった。

まそらはさぞや退屈だったことだろう。

本当に踏んだり蹴ったりだった。

 

 

●使用するサプリメント

現在、処方されている医療用サプリメントは下記の通りだ。

 

なお、ビタミンCのみ、医療用にカプセルタイプがないため、手持ちの市販品を使うことになっている。まそらは、タブレットが飲めないのだ。

 

 

サプリメント

・ヘム鉄(4.5mg 朝夕各2錠) 4,600円(90粒)

・ビタミンBコンプレックス プラス(朝1錠)

・ビタミンC(手持ちの市販品を朝夕各1000mg)

ビタミンD(朝1錠) 3,780円(30粒)

・uDHAミセル(夕1錠) 9,940円(60粒)

・ウルトラフローラバイオーム プロ(夕1錠、ラクトプライム・プラスから変更) 7,452円(30粒)

・ピュアリーンファイバー(食物繊維、1日大さじ1杯程度、野菜が少ない日に使用)


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左から、D5000 ミセル、uDHA ミセル、ウルトラフローラバイオーム プロ。

 


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左から、ビタミンBコンプレックス、ヘム鉄。

 

 

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ピュアリーンファイバー。結局、使っていない。

 

 

●抑肝散(漢方薬

ツムラの54。

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処方としては、朝と昼の食後に1包ずつ服用。

苦いが、まそらは頑張って飲む。

 

 

 

●今回(13回目)の費用

栄養指導:200円

自費診療:1,260円

ビタミンD血液検査:3,800円

サプリメント(約1ヶ月分):26,372円!

 

今回の合計金額:31,632円

 

2年目の累計額(2021年9月〜):130,700円

 

1年目の費用合計:291,257円

 

 

 ●診察を終えて

栄養指導がなかったことがとにかく残念に感じられた。

血液検査は、いつものことながら結果がどうなっているのか大変気になる。

良くなっているのか、悪くなっているのか、変わらないのか・・・。

頻繁に受診できないので、結果を知るまでに時間を要し、やきもきするのだ。

 

まそらの栄養。

何種類ものサプリメントで補わなければならない。

どうしてヒトは往々にして普通の食事だけでは栄養が不足してしまうのだろう。

あれが足りない、これも足りない・・・。

そして、摂取してはいけないものの数々。

あれはダメ、これもダメ・・・。

 

いったいなぜ?

子どもも親も、ストレスになるほどの食事量とサプリメント摂取。

発達障害改善のためにやむを得ないと言い聞かせるが、我が家にとっての食事は、宿題などと同様に果たさなければならない義務であり、まるで苦行のようだ。

食事は「楽しい」ものでは決してなく、何か大切なものを子どもたちから奪ってしまっていることは間違いない。

これで効果があるなら救いがあるが、果たして・・・・・・。

 

 

●我が家の取り組み(2023年1月現在)

さて、前回の記事にて「甘酒」を手作りしていると記した。

この甘酒、米から作るので、当然のことながら、糖質が気になる。

だが、砂糖を加えて作るわけではないので、お菓子を食べるよりは健康効果がありそうだ。

麹菌により腸内フローラを整えたり、ビタミンB群を供給してもらったり・・・。

 

弟まそらは「甘酒」が大好きになってしまった。

一方、兄まひろは残念ながら、「甘酒」を飲もうともしない。

飲みもしないで「いらない」と頑なに拒否するのである。

その警戒心はいったいどこから来るのだろう。

仕方がないので、まひろ用に奄美大島の発酵飲料「ミキ」を作っている。

作り方は検索すればいくらでも出てくる。

ネットの情報を見つつ、甘酒同様に 保温できる水筒(ステンレスボトル)を使って作ってみた。

なお、1回目はやり方を誤り失敗。

2回目は成功したものの、課題が残った。

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↑できたての「ミキ」。ミキサーにかける前はドロドロ。プツプツと泡が出ている。泡がはじける音を聞くと「生きてる!」という感じがする。

 

 

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↑ミキサーにかけたもの。見た目はなめらかだが、飲むとざらつく。

 

「ミキ」の作り方

①米3/4合を600mlの水で炊飯。

②米を炊いている間に、サツマイモ50g分の皮をむき、水に30分さらしてアクを抜く。

③保温できるステンレスボトルにお湯を入れて温めておく。

④アク抜きが終わったサツマイモをすりおろす。

⑤炊けたお粥が45℃に下がったら、サツマイモを入れて、シャモジが軽く感じるようになるまで良く混ぜる。

温度が30℃を下回らないように注意。

*ちなみに、乳酸菌が死滅するのを覚悟で、少量のサツマイモを高温のお粥に最初に入れて混ぜておくと、45℃で残りのサツマイモを本投入する時には、お粥はサラサラの状態になっている。なので、ささっと混ぜ合わせるだけでお粥をボトルに移すことができる。つまりは、作業時間を短縮でき、温度が必要以上に低下するのを防ぐことができる。

⑥ステンレスボトルのお湯を捨てて、⑤を入れて、1日ほどおく。

なお、温度が下がるのを避けるため、ステンレスボトルは毛布などでくるんでおく。

⑦たまに、フタを開けて、醗酵により発生した二酸化炭素を逃がす。逃がした後、振り混ぜるとなお良し。

⑧泡が発生したら完成。ミキサーにかけて滑らかにし、保存容器に移して冷蔵庫保管。

酸味が強い方が好みの場合は、納得できる酸度になるまで保温を継続。ただし、ステンレスの耐えうる範囲に収める(スープジャーならいけるかも?)。

低温でも多少は発酵が進み、二酸化炭素が発生すると思われるので、キャップは緩めにしておく。

 

 

★2回目作成時の課題

かなり勢いよく醗酵するようで、半日ほど経ってフタを開けた際には「ポンッ!」とシャンパンのような音がした。

そして、約24時間後、そろそろいいかと思って見てみたら、フタを閉めているにもかかわらず、ミキがボトルから溢れ出ていた

発酵が元気すぎるというだけではなく、ボトルを寝かせて置いていたことも原因だろう。

保温中は、ボトルは立てて置いておいた方がよさそうだ。

それから、こまめにフタを開けて、二酸化炭素を逃がす。

これができないなら、保温ボトルで作るのはちょっと難しいかもしれない。

もちろん、くるんでいた毛布やタオルが「ミキ」まみれになることを厭わないのであれば問題はない。

ただ、そのうち内部からの空気圧で、ボトルのフタは壊れてしまうかもしれない。

 

2回目作成分のお味は・・・・

酸っぱくて、ほのかに甘い。

サツマイモに付着している乳酸菌その他の菌で発酵するのだなと身をもって納得する。

が、サツマイモの繊維のせいで舌触りが若干悪いのが残念だ。

サツマイモの量を減らすと多少はマシになるかもしれないが、そうするとお味はどうなるのだろう。

菌が減って、発酵の進行が遅くなり、酸っぱくならない?

菌が減って、デンプンの分解が進まず、甘くならない?

やってみないとわからなさそうだ。

 

さて、出来上がった「ミキ」を、

「お米で作ったヨーグルトだよ」

などと適当なことを言って、兄まひろに出してみる。

何の不満も言わずに食べるどころか、おかわりを所望。

たいそう気に入った様子だ。

 

 

★3回目作成時の課題

3回目は、ちょっと丁寧に作りすぎてしまった。

サラサラになるまでしっかり混ぜてから発酵させたため、ヨーグルトというよりはドリンクに。

おまけに、舌触りを良くするためにミキサーもしっかりかけたので、ますますドリンクに。

そして、長めに保温したためか、2回目より甘みが低下してしまった。もしかしたら、発酵時間ではなく、このときに使用したサツマイモの糖度が低かったのかもしれない。

 

「今日はミキはあるの?」と聞いてくるようになっていた兄まひろ。

だが、3回目作成分は絶不評だった。

「苦い!」

と言って飲まない。

彼は、ヨーグルト風の出来が気に入っているようだ。

次回からは「ドロドロ」に仕上げなければならないと思う。

子どもの嗜好にどこまで寄り添う、ワタシ?

 

 

ところで、乱れていた兄まひろの食生活についてだが、秋の終わり頃からじわじわと改善してきている。

夏頃は、お惣菜やお弁当など買ってきたものしか口にしなかった。

そのうち、お惣菜に、茹でたブロッコリーや蒸したカボチャを添えて出しても食べるようになった。

そうして、2023年1月現在。

私が作った料理に、お惣菜を添えて出している状態。

食事のメインはお惣菜ではなく、手作りの料理となった。

朝食もベースブレッドから卒業し、手作りの料理を食べるようになっている。

このところ、彼の朝食は毎日、カレー粥?だ(そんな料理があるのか?)。

ちなみに、カレーはスパイスオンリーの粉を使用。

毎朝食べるようになったので、余計なものが沢山入ったルーは使わない。f:id:rumraisinn:20230125130542j:image

↑米70g、ささみ1本(60g)、ジャガイモ60g、ピーマン1.5個、納豆40g、味のり1枚、カレー粉。

 

卵は食べてくれない。

もちろん鍋はステンレス。

 

まひろは、食事だけでなく、行動もマシになりつつある。

だが、変わらず学校でのトラブルは絶えない。

ストレスフルな日々は続く。

 

 

兄まひろは「ミキ」が好きで、「甘酒」は断固拒否。

弟まそらは「甘酒」が好きで、「ミキ」は断固拒否。

双子なのにねえ・・・。

朝食なんて、2人で全く異なるものを用意している。

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↑まそらの朝ごはん。

スクランブルドエッグ(卵2個)、卵(1個)とささみ1本炒め、ジャガイモ60g、ピーマン1.5個、味のり1枚。

他に、米70gと納豆40g。

 

 

違いすぎる味覚に、思わず長い息を吐いてしまう。

 

 

 

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