反抗挑戦性障害とは?兄まひろの問題行動について

我が家には、小学2年生の双子の

兄まひろ(反抗挑戦性障害+多動傾向)と

弟まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害) がいる。

この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。 

 

 

今日は、兄まひろのはなし。

●双子兄、まひろのこれまで

言葉も話せないような頃から、兄まひろには横暴なところがあった。

自己中心的で、おもちゃはすべて自分のものにしたがった。

双子それぞれにと2つ買ったおもちゃも、気づけば両方ともまひろが使っているなどということもよくあって、そばでまそらが泣いていた。

仕方がないので、同じものを3つ買うこともあった。

気に入らないことがあれば、すぐにまそらにかみつくまひろ。

しかし、当時の私は、小さな子どもなんて誰でも自分第一な生き物で、大きくなるにつれて徐々に周りのことも考えられるようになるだろう、くらいに思っていたのだった。

 

だが、まひろの「自分勝手」は日に日に花開き、今や彼独自の道を突き進んでいる感じだ。

暴力暴言は、園時代からあった。

小学1年生だった昨年度は、宿題をやらなくなり、放課後、学校に残って取り組ませるようになった。

そうして、今や・・・・・・・・・・・。

手を焼くばかりである。

 

●問題行動

さて、どんなことで手を焼いているのかということだが・・・・・。

・暴力

殴る、蹴る、ひっかくは日常茶飯事だ。

私も、夫も、まそらも、暴力を振るわれる。

ハサミを突き付けてくることもある。

ドアや窓を蹴るなどの行為もある。

 

・暴言

「死ねー!」と朝から晩まで口癖のように叫んでいる。

その他、「クソが!」「アホが!」など。

 

・嫌がらせ

物を隠す。

鍵を内側から閉めて、人を家に入れなくする。

まそらのものを取り上げる。

まそらが嫌がることをわざと言って、まそらが取り乱すのを見て楽しむ。

人が困っているのを見ると、これ見よがしにあざ笑ってくるので本当にイラっとくる。

 

そうして、極めつけは・・・・。

私の車の全面に傷をつけた。

見事に波線をぐるりと一周引いてくれたのである。

二度と乗せるか!と思う。

 

・散らかして片づけない

おもちゃなど、出したものは出しっぱなし。

ごみもその辺にポイ。

 

・勉強をしない

宿題も、家庭で取り組んでいる学習も、一切やらない。

 

・家出

気に入らないことがあると家を出て行く。

親を困らせる手段として家出を使っている。

たとえば、学校から持ち帰ったタブレットを投げつけたので叱った際には、逆切れして出て行った。それも夜。

夫が探しに行って見つけるが、逃げ回る。

そうして言う。

「ジュースを買ってくれたら帰ってやるわ。」

悪いことをして叱られて、家出して、ジュースをもらって帰ってくるまひろ。

何それ?と思うが、夜中に外をうろつくのは危険なので、苦渋の選択となった。

朝昼夜、時間帯を問わず、彼を探し回ることが日常化し、

「どこにいるのか?生きているのか?死んでいるのか?事故にあっていないか?」

と私も夫も心身共に疲弊するようになった。

 

昼間に、警察から電話がかかってきて、

「まひろ君を保護したので、迎えにきてください」

と言われたこともあれば、

 

夕方、小学校から電話がかかってきて、

「学校にいますので、迎えにきてください」

と言われたこともある。

 

現在、まひろは、お風呂上りに、パジャマではなく、外に来ていく服を着て寝るのである。

そうして、日によっては、起きてそのまま、朝食も摂らずに家を出て行くのである。

そうして、日によっては、夕方まで帰って来ない。

今や、まひろは、四六時中、行方不明で、習い事なども平気ですっぽかすようになった。

 

・偏食

好きなものしか食べなくなった。

魚肉ソーセージだとか、唐揚げだとか。

野菜は全く食べない。

 

 

ここまで、家庭内での問題行動。

ここから、家庭外での問題行動の事例を記す。

・授業中に寝る

夜更かしはしていないが、学校で寝ているらしい。

食事がおろそかで体力が落ちているのではないかと思うし、四六時中、暑い中、外でほっつき歩いているので疲れるのだろうとも思う。

小学生が授業中に寝る?

そんなものは、中学受験で夜遅くまで勉強している高学年の話なのでは?と思う。

 

・暴言

「年下の1年生に「死ね!」と叫んだ」と先生から伺う。

「クラスのお友達に悪口を言い、保護者の方から連絡(苦情)があって、指導しました」と電話がかかってきたことも。

 

・井戸におしっこをする

ご近所に井戸のある家がある。飲用水として使っておられる井戸だ。

そこにおしっこをしたと、弟まそらが知らせにきた。

まそらもしたとのことで、2人を連れて謝りに行くが、まひろは玄関前で逃走。

その後、そこのお家の方を見かけるたびに全力で逃げて隠れるようになった。

 

まそらについては、どうしてそんなことをしたのか問いただした。

「まひろ君がしろと言った。言うことを聞かないと喧嘩になって、トラブルになるから、やらないと仕方がないんだ」

と言う。

 

・お地蔵さんの湯飲みを割る

以前、お地蔵さんに紅しょうがをお供えしていたと記事に挙げた。

絵本『おたすけじぞう』を読んで、夏休みの宿題をお地蔵さんにやってもらうためにしたのかと思っていたが違った。

湯飲みを割って怖くなったようだ。

「湯飲みを割ったけど、お供えをしたからもう大丈夫。呪われない。」

などとまそらに話している。

わざと湯飲みを割って遊んだらしい。

悪いことに、まそらも巻き込み、たきつけて割らせたようだ。

井戸と同様、まそらは「まひろ君にやれって言われた」と言う。

困ったことだ。

 

・ピンポンダッシュ

ご近所さんから、電話がかかってきた。

「お宅のお子さんが、毎朝、早朝に、インターホンを鳴らして困ります」

 

・道まで散らかす

まひろを探しに行こうと玄関を出たら、家の前の道路におもちゃが大胆に散らかされていた。もちろん車の通行の妨げになる。

おまけに道にガムテープを長々とはりつけていた。

肝心の本人はどこにも見当たらない。

 

・公園の水で遊ぶ

公園の飲用に上向きに設置された水道の蛇口を最大限にひねり、噴水のように高く放出させたまま、ブランコに乗って遊んでいた。

 

 

●問題行動に対して

思い浮かぶままに問題行動を記したが、で、それで現在どうしているのかという話だ。

 

・小学校の相談員さんに相談

児童相談所さんに相談

・発達の専門病院を受診

 

といったことをまずは行った。

小学校の相談員さん(元教諭、カウンセラーではない)からは、

「とりあえず、叱るのはやめて、様子見で。

家庭で対処できるレベルを超えているのでは?

こちらがアドバイスできる限界も超えている。

児童相談所さんに相談してみて。」

ということになった。

 

児童相談所さんでは、

「年齢的に、お父さんが入ることが大事。

お父さんから本人に、お母さんがまひろ君のことも色々考えているということを伝えてもらうようにしてみては?

学校でも相談されていて、(発達の専門)病院も受診されていますし・・・、

こちらは、今回で終了でよいかと。

ご希望があれば継続しますが・・・・。」

となった。

別に大したことではないと思われた様子。

 

発達の専門病院では、

「薬(エビリファイ)を使ってください。

家に内側から鍵を取り付けて出られないようにして。

お母さんと2人で出かける時間を短時間でいいから作ってみて。

家庭でどうにかできるレベルではない。

児童相談所さんに入ってもらうのはいいことだと思う。相談は継続して。」

となる。

 

なんだろうな、これ・・・。

それぞれが、それぞれに、「どこそこに相談してください」とおっしゃる。

色々なところに、同じ話をしているが、これでOKと思えるようなアドバイスはない。

私は、視野狭窄に陥りやすいという自覚があるので、客観的な視点を求めて、他人に相談することを結構重視している。

だが、3機関ともなると、時間も、労力もとられて、疲れを覚える。

何度か書いているように思うが、

私は専業主婦だが、暇人ではない。

まあまあ、そこそこ、それなりに忙しいのだ。

 

薬?

脳神経に作用するようなものを小学生に?

 

内側から鍵?

家の雰囲気ってどうなるのだろう?

リラックスとは程遠くなるのでは?

 

ということで、結局、GPSを持たせることで落ち着いた。

私は当初、「魔法の靴」という認知症の徘徊対策用の靴を検討していた。

こちらが送付した靴のソールにGPSを入れてくれるのだ。

だが、結構なお値段で、夫が渋った。

で、小さなGPSをズボンのポケットに入れさせるということになった。

位置はスマホで確認することができる。

居場所が特定されるようなものをまひろが携行するかと心配したが、今のところ外したりはしていない。

ただ、位置情報には誤差があり、今日も探しに出て、結局、本人を見つけることはできなかった。

「この辺りにいる」というレベルでしかない。

 

が、しかし、、、

「安心感」が違う。

おおよそでも居場所がわかるというだけで、心理的負荷が全く違う。

 

どこにいるかわからない。

生きているのか、死んでいるのか?

今、通った救急車には、まひろが乗っているのでは?

 

そうした、不安感からはひとまず解放されることができた。

 

そうして、家出以外のその他の問題行動は、

もう放置である。

どうしようもない。

食べないのを押さえつけて無理やり口に入れるのか?

やらないのを無理やり座らせて、鉛筆を持たせて計算させるのか?

暴力は?反撃して思い知らせるのか?

まあ、無理だ。

暴力については、こちらが犯罪者になってしまう。

どこから正当防衛が認められるのかはわからないが、親が子どもにやり返すことを法律は認めていない。

 

で、放置するようになって、親子の衝突が格段に減少した。

あれをやりなさい、これをやりなさい、

何をしているの!なぜしないの!

などとバトルしていた頃と比べると、まったくもって平和なのである。

まひろも、ごちゃごちゃ言われず、好き勝手に過ごして、イライラがおさまっている。

 

だが、全く何も言わないかというと、そういうわけでもなく、危険な行為、迷惑行為、倫理的な問題行動などについては、とやかく言わざるを得ない。

それ以外は、まあ、ほぼほぼ放置状態である。

 

もう知らん!

彼の行為の結果は、彼自身に返ってくる。

そうして、自分で気づけばいいのだ。

代償が小さくて済むうちに、はやく気づけよ、まひろ。

 

 

 

●おからケーキを炊飯器で作った

この流れで、突然ケーキの話。

最近、弟まそらの食が細い。

遊びながらのせいでもあるが、今日は6時に食べ始めた朝ごはんを13時になっても食べていた。

本当に何をするのも遅すぎる。

 

とにかくタンパク質。

この際、大豆でも仕方がない、と思う。

ということで、今回初めて、

おからパウダーと卵、蒸したカボチャ、豆乳、ココナッツオイル、エリスリトール

を使って、炊飯器でケーキを焼いた。

お味は・・・・・、う~ん・・・・という感じ。

 

だが、

まそらには偉くウケた。

え~!

おいしい、これが?

 

「お母さんの料理のお気に入りリストに入ったよ」

とニコニコ顔で言う。

私がおいしいと思うものを嫌がるまそら。

私がいまいちと思うものを好むまそら。

味覚がかけ離れすぎていて、理解不能なこの頃だ。


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