我が家には、小学2年生の双子の
兄まひろ(多動傾向)と
弟まそら(ADHD+自閉症スペクトラム障害) がいる。
この4月、弟まそらは、特別支援学級判定だったものの、特別支援学級から通常学級に移った。
さて、今回は前回の記事の続きを書く。
●私個人の資産状況
まずは、私の資産状況についてだ。
私は結構若い頃より「投資信託」を購入している。
3銘柄(全て、毎月分配型の商品)を時期をずらして、金融機関を変えつつ購入し、ものによっては、もう10年以上持ち続けているものもある。
運用状況としては、3銘柄全てが元本割れを起こしている(いた)のだが、長期保有により、配当金を受け取り続けた結果、損益としては、3銘柄ともマイナスではなく、プラスとなっている。
学んだこと①
毎月分配型の投資信託は、基本的に元本が割れる。
学んだこと②
投資信託は、長く保有し、配当金を受け取り続けていれば、元本が割れてもそれを上回る利益を得られる。ただし、破綻した場合はこの限りではない。
元本割れ・・・
今となっては、毎月分配型だからこそ、元本が割れたのだろうと認識している。
結婚し、リスクを取ることを避けるようになり、子どもも生まれ、日々世話に追われる中、気づけば「運用報告書」を開封することすらなくなっていた私。
完全に「放置」状態である。
だが、発達障害の改善に悪戦苦闘する中、家計がひっ迫してくる。
もともと貯蓄ができない状況下で、更に昨年度、義実家の事情により、貯蓄を大きく減らしてしまった。
が、しかし、、、
それでも、いつの頃からか、子どもに「フエルデンクライス」と「そろばん」をなんとかして始めさせたいと考えるようになった。
貯蓄がそこそこあるなら、当面赤字になっても多少の無理は可能だが、現状ではとても無理だ。
何か予期せぬ大きな支出に迫られたときに立ち行かなくなってしまう。
どうする・・・・・。
子どもに手がかかり、私が働けるような状況ではないし・・・・・。
と頭を悩ませていた折、ひょんな事で、私自身が結構な額のお金を手にすることになった。
「天下の回りもの」などというが、義実家の事情により失った額とほぼ同額のお金が、文字通り「降って湧いた」のである。
もともとはなかったはずのお金。
ありがたく子どものために使わせてもらおう・・・・・
そう最初は思ったのである。
が、、、、、
当然、使えば、無くなってしまう。
そこで、やっぱり運用するか・・・。
と思うに至るのである。
●銀行で一般ニーサ口座を開設し投資信託を買う
話を、昔に購入した投資信託に戻す。
運用報告書を長らく確認もしていなかったのだが、ついに封を開け、目を通す。
そのうちの1つについて、
「何これ!」
となる。
買った当初、毎月、10万円当たり、「450円」ほどあった配当が、「80円」ほどにまで落ちているではないか。
年利にして約0.96%。
低い!
今後、また450円に戻るなどということは見込めそうもなく、むしろ下がっていくばかりなのではと思う。
なので、売ってしまって、別のものを買おうと考えるようになった。
そこで、信託商品を購入した銀行に売却に行くことを決める。
ただし、その銀行は、この辺りでは実家近くにしか店舗がなく、頻繁に行くこともできないので、ニーサ口座の開設はしたくないと考えていた。
あくまで、信託商品の売却がメインで、良い商品があれば買うかも、くらいの気持ちである。
が、一抹の不安がよぎる。
銀行員はプロ。
絶対にニーサを勧めてくるに違いない。
その時、私は、その営業トークをうまくかわせるだろうか・・・。
自宅付近の銀行か、ネット銀行でニーサ口座を開設してしまってから行くのがベストだとは思ったが、さっさと売ってしまいたかったので、とりあえず、せめてもの防衛策として、他の金融機関のカードの類は持って行かず、お金が用意できない状態にして、窓口に向かった。
だが、全ては無駄であった。
相手はグレイヘアの百戦錬磨。
私など、クチバシの黄色い小娘にすぎないのだった。
私にトークをかわすほどの知識もなく、結局、心配していた通り、まんまとニーサ口座を開設させられてしまったのである。
信託商品は、売ったその日にお金が入るわけではない。なので、売ったお金でそのまますぐに次の商品を購入するといったことはできないのである。だから、「手元にお金さえなければ大丈夫」などと思っていたが、まったくもって甘かった。ニコニコしながら手際よくニーサ口座を開かされ、おまけに、普通預金の口座にあるお金(配当金が振り込まれている)で、次の商品も買うことになってしまった。
もう運用アドバイザーさんの言いなりだ。
「ニーサは、ハイリスクハイリターンな銘柄で・・・」
と私。
「いやいや、お嬢ちゃん、リスクなど冒してはいけません。長期保有が原則です。」
と運用アドバイザーさん。
勧められた商品から1つ選んで購入。
弱いな、私。
すごいな、営業トーク。
ちなみに、買ったのは、
フィデリティ・世界割安成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
愛称 テンバガー・ハンター
「昨日ちょうど○円ほど下がってます。明日も下がりそうですが、断定はできません。市場が不安定な状況ですが、これは比較的騰落がおとなしい銘柄です」
とグレイヘアの百戦錬磨がニコニコしておっしゃる。
そして、
ハイ、イッチョ上がりー
といった感じで、契約させられてしまったのであった。
さらには、一般ニーサ枠の120万に足りない分は、ネットバンキングの手続きをして、オンラインで購入するよう言われる。
ネットバンキングねえ・・・、と思いながら、銀行を後にしたのであった。
●失敗したと思うこと
今回の件では、ニーサ口座を開いてしまったこと以外にも結構失敗したなと思う。
①投資についてちょっとは調べた結果、今となっては、銀行での商品購入は考えられない。
手数料の面でも、取り扱い銘柄数でも、ネット証券の方がいい。
②現時点での投資の目的は、老後に向けての資産形成ではなく、今使うお金を得ることなので、原則として分配金が再投資される投資信託ではなく、配当を得られるETFを買いたい。
③帰宅後、調べて知る。
「フィデリティ・世界割安成長株投信」はこの2年、配当を出しておらず、ニーサの非課税の恩恵をまったく受けられない。次の配当は2月だったと記憶しているが、こちらもおそらく配当は出さないないのでは?と思う。
ええい!グレイヘア!
と思うのだが、
「投資は自己責任で・・・」
というお決まりの文言が頭に流れるだけだ。
自身に慎重さが欠如していたに過ぎない。
さっさと、ネットバンキングの手続きを進め、今年一杯でニーサはオンラインで解約。来年は楽天証券で、一般ニーサを始めようと思う。
テンバガーハンター自体は、解約するとかえって損なので、長期的に保有する予定。
一般的には、資産形成という側面では、投資信託の方がETFより有利なようだ。
投資信託は、配当金が課税されず再投資に回されるが、例えば米国ETFでは、配当金はアメリカで課税され、日本でも課税されて、それが差し引かれた上で分配される。
手数料などを考えると一概には言えないが、税制面だけで言うなら、投資信託の方が資産を増やせることになるのだ。
ま、いっかー、と思うことにする。
今更、もうどうにもならない。
これから、原油とか、どうなるのかな〜。
また、心配事とリサーチすることが増えたような気がする。
●世間が、今日は騒がしい
一寸先は闇。
何が起こるかわからない。
5分後は私だって生きていないかもしれない。
明日、我が子と会えなくなるかもしれない。
死は確実に訪れるが、その他の多くのことは不確実だ。
だからこそ、希望があると思う。
いつも全力で。
ベストを尽くせと、20代半ばの私が今も言う。
必ずしも結果が伴うとは限らない。
だが、それが自身が後悔しない唯一の方法なのだと思う。
やれることはすべてやった。
その結果は、きっと受け入れることができる。
今日の努力が明日を拓く。
そう信じて、今を生きる。
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