来年度の目標設定と、今年度の振り返り

我が家には、小学1年生の

双子兄、まひろ(多動傾向、通級指導利用)と

双子弟、まそら(ADHD自閉症スペクトラム障害特別支援学級〈情緒〉)

がいる。

 

4月より2年生。

この1年は本当に駆け抜けた1年だった。

2人とも少しずつ成長し、ついに、短時間なら、子どもだけでお留守番ができるようになった。

さらに、兄まひろは、就寝時に念のためにはいていたオムツを卒業した。弟まそらについては、まだオムツが必要だ。

 

さて、年度末の今、来年度に向けて、現在の課題を整理し、目標を設定しておこうと思う。

 

まずは、弟まそらの目標から。

●来年度、小学2年生の目標

①コミュニケーション力の向上

コミュニケーション力については、ものすごくとは言えないが伸びたと感じる。

例えば、人から「バイバイ」と言われたときに、「バイバイって言われてるよ」とフォローしてやると、スルーすることは少なくなった。そして、速やかに手を振り返すようになった。

しかし、彼が自分の世界に入っているときは、アクションを起こしても何の反応も返ってこない。話しかけてもスルー。指示もスルー。後もう一息なんとかせねばと思う。

 

②動作のスピードの向上

こちらは、変わらず遅い。集中の問題と密接に関係していると思うが、食事や学習、着替えなどとにかく遅い。急かしたところでどうにもならない。

現在、トークンエコノミーを活用中。効果は、今ひとつ。

タイマーなどもよく使うが、来年度も苦戦しそうだ。

 

③集中力の向上

集中はできるときは驚くくらいできる。しかし、本人に気のないことは全く駄目だ。差がありすぎる。

集中の問題については、教材の活用と、やはり運動が必要だろうと思う。こちらは、きっと作業療法士さんが引き上げて下さるものと期待している。(今、お世話になっている作業療法士さんはとにかくすごい。すごすぎる。またいずれ記事に。)

 

④気持ちの切り替えができるようになる

まそらは、やっていることがやめられない。これは、この1年、小学校の担任の先生からも再三指摘を受け続けてきた。彼に、我慢する力が育ってくれば、自己制御もできるようになると思われる。これは、何かに取り組むというより、日々の生活の中で成長を待つしかないように思う。

 

ここまで、弟まそらの話。

兄まひろについては、発達障害に関連しての目標設定は特にない。彼は多動傾向と医師より言われているが、発達障害の診断はおりていない。

今年度、彼は通級指導を利用していたが、来年度は適用を外れた。彼にはもう大きな発達上の問題は存在しない。

だが、人格上の問題は多々あるので、そちらは何らかの働きかけが必要だと思っている。

 

 

●来年度も重視し取り組むこと

こちらは双子共に概ね共通している。

①栄養療法

まずは、タンパク質と鉄の絶対量の摂取。これは最も重要だと思われる。

その次に、ナイアシ及びナイアシンアミドマグネシウムの摂取。

そして、その他。ビタミンB50コンプレックス、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、レシチンDHA、乳酸菌・・・。

 

それから、有害なものの摂取を避ける。

小麦(グルテン)、牛乳(カゼイン)、植物性油脂、カフェイン、着色料、保存料、水道水(未浄水の)、医薬品・・・。

糖質は控えめに。

 

②運動(適度に紫外線を浴びる)

とにかく思いっきり身体を動かす。

水泳の継続。

外で走る。

球技。

 

③睡眠

必要な時間を確保して、しっかり寝る。

 

④ワーキングメモリを鍛える

数字カード法(澤口式育脳法)の実施。

教材の活用(後述)。

 

⑤抑肝散の継続

漢方薬抑肝散を12月より開始している。

効果として、

睡眠の質が向上したように感じる。

認知力が向上したように感じる。

周囲からの情報をキャッチし、適切な行動をとれる力がついてきたように思う。

大柴胡湯が気になりつつも、ひとまずは抑肝散を継続。

 

⑥脳に刺激となるようなことをたくさん経験させる

新しい環境に身を置いたり、色々な人と交流できる機会を設ける。新しいことにチャレンジする。

つまりは、色々なところに行き、色々な人と話すようにし、「初めて」をたくさん経験できるようにする。

 

⑦ピアノの継続

左右で異なる指の動きをするので頭を使う。続けたい。

 

⑧教材の活用

・点描写

点描写は、見本をしっかり見ないとできないので集中する。また、線をまっすぐ引かなければならないので、運筆の練習にもなる。

ピグリさんの教材「点描写」を活用している。シリーズの③と④を繰り返しやっているが、そろそろ立体の点描写に進みたい。が、かなり難度が上がる印象。立体はうちの双子にはまだ難しい。もうしばらくは、③④を繰り返すことになりそうだ。⑤があればいいのにと思う。

 

・視覚的(位置)記憶

こちらもピグリさんの教材「位置の記憶」を使用。マス目に書かれた○△☓の位置を覚えるというもの。よく見て集中しなければ覚えられない。

①〜③まであるが、③が簡単にできるようになったので、私が問題を自作して取り組むようになった。2人の力を見極め、能力ギリギリラインの問題を作るのは結構難しい。

 

・聴覚的(お話)記憶

ピグリさんやこぐま会さんやその他色々な教材を使用。話を聞いて質問に答える教材。当然だが、よく聞いて覚えなければ答えられない。

こちらは、複数の教材を2回繰り返した後、

新しく奨学社さんの「集中ワーク1」をやり、

現在は、こぐま会さんの「話の内容理解 口頭問題集1」に取り組んでいる。終われば「問題集2」に取り組む予定。

弟まそらが明らかに兄まひろよりできない。「記憶」が彼の脳の弱点であることは間違いない。

 

上記3点の教材を軸として、こばと教材出版さんの教材にも取り組んでいく。

 

⑨絵本の読み聞かせ

我が家は、2週間に1度、図書館に行き、基本的には絵本を7冊借りて、極力毎晩読み聞かせている。一通り読んだら、あとはよかったものを何度か読む。

図書館には、年中児の頃から通い始め、借りた絵本の数は、現在508冊(計算を間違えていなければ)となっている。

来年度もこのペースで継続。

 

⑩基礎学力を身につける

漢字と算数。このふたつのみ。本当に最低限の基礎だけでよいと思っている。少しの量を毎日確実に取り組むようにしたい。

 

ちなみに、1年生の漢字は、年長さんの3月下旬より学習を開始し、100円ショップのドリルを5冊こなした。加えて、漢字練習帳を用いての取り組みも1回。

算数は、年長さんのときから「100マス計算」を使って学習。その後、新興出版社さんの「教科書ぴったりトレーニングぶんしょうだい」に繰り返し取り組みつつ、100円ショップのドリルを2冊。

 

2年生の漢字と算数は、1年生の12月から開始。

漢字は、2年生も100円ショップのドリルを使用。現在、2冊目に取り組み中。

算数は、「陰山ドリル 初級算数 小学2年生」に取り組み中。これを2回ほどやってから、「教科書ぴったりトレーニング文章題」に取り組む予定。

 

次年度についても同様に、12月より3年生の内容を開始予定。

 

スマホタブレットの家庭での使用禁止

小学校でのICT教育のため、残念ながらタブレットの使用を完全に排除することはできない。家庭では、スマホには触らせないし、見せることもない。今後も継続していく。

 

 

 

●来年度、可能ならさせたいこと

・そろばん

時間とお金を捻出できるかにかかっている。実現の可能性はかなり低い。

・お手伝い

こちらもおそらく時間がない。

 

 

 

●今年度の振り返り

まずは、弟まそらについて、今年度、新しく始めたことを整理しておく。

マグネシウムオイル(朝、夕。腕、足、背中。皮膚に塗れる限界量。)

ナイアシン 100mg×5(朝2、昼1、夕2)

・NOW Iron 36mg×1

・抑肝散(ツムラ、医療用)×2(朝1、夕1)

・リポソームビタミンC(5ml)×1

・ココナッツオイル

作業療法(月1回)

・バスケットボール(1度やめかけたのだが、色々あって継続している)

・合唱

トリプトファン(中断中)

 

ちなみに、今年度やめたことは、インフルエンザ予防接種。

 

気になりつつも、始めていないことは、

・ビタミンB6

チロシン

 

 

さて、小学1年生の1年。

色々と大変だった。

宿題により、家庭での時間がひっ迫し、園時代に増して時間に追われるようになった。

特別支援学級では数々のトラブルに見舞われ、うまく対処することもできず、まそらには申し訳ないことをした。

 

栄養療法については、我ながらよく頑張った(経済的な意味でも)と思う。

年長児の秋より、病院にて管理栄養士さんの栄養指導を受けているが、満足のいく結果は出ていない。

悶々とする中、上述の通り、勝手に、

マグネシウムの経皮摂取

・NOW Iron 36mg×1

ナイアシン100mg×5

をスタートさせた。

 

鉄(Iron 36mg)については、フェリチンの数値が遅々として上がらず、危機感ばかりが募り、もう待っていられなくなった。もたもたしているうちに、脳機能が向上する大切な時期を逃してしまう。

ちなみに、兄まひろは「NOW Iron 36mg」×3で、フェリチンが藤川徳美先生が言われるところの「爆上げ」となり、300を超えた。一度数値が上がると、服用をやめても急激には下がらない。むしろなかなか下がらない。

「キレート鉄」は危険だと管理栄養士さんからは言われているが、藤川先生は「キレート鉄」一択だと言われている。兄まひろは短期間で数値が上がり、もうかなり長い間服用を中止している。まそらも、兄まひろと同様に、ひとまず数値を上げてしまって、やめればいいと思うようになった。とにかく効果がないことを続けていても仕方がない。

ちなみに、私自身については、アドバンストフェロケル(ADVANCED FERROCHEL 27mg)を長らく続け、先日、3錠の服用を4錠にし、さらに、NOW Iron 36mg×3に変更した。真っ白だった爪の色が、心なしか薄っすらとピンク色になってきたように思う。ビタミン注射の効果もあるのだろうが、最近、体調がよくなってきた。少々ならば無理ができる。

鉄はタンパク質と並び重要だと思う。自身で実感するからこそ、子どもにも与えたいと思う。

 

ナイアシンについては、コレステロールについて効果を発揮したようだ。300を超えることもあった総コレステロール値が正常値にまで下がった。LDLコレステロール値も正常値だ。

 

この1年、色々と取り組んでおり、何の効果なのかは判別不能だが、まそらの認知力がかなり向上したように思う。

コミュニケーション力が向上し、

集中力が向上し、

思考力が向上し(おそらく兄まひろより上。知能は決して低くない。)、

周囲へ関心を払うこともできるようになってきた。

 

ただ、記憶力が弱い。そして、一方的に自分の話ばかりをし続ける。興味のないことに対しては集中できず、ぼんやりしがち。不器用で、いびつな文字を書く。文字については、空間認知が弱いことも原因だろう。

来年度は、この辺りの問題を何とかしたいところだ。

 

4月、2年生。

通常学級に移る。

学校につぶされず、彼は彼のよさを伸ばしてほしい。

盆栽みたいにではなく、自由に彼らしく枝葉を伸ばしていってほしい。

あんまり、ガチガチに枠にはめて、成長を妨害しないでよと学校に対して思う。

枠の中に納まる「個性」なんていらない。

人工知能の時代を生き延びるには、クリエイティブな力を持つか、人工知能を駆使してマネジメントができる力を持つか・・・。

いずれにせよ、「平凡」や「普通」であることほど役に立たないものはないと思う。

まそらはまそらでいい。

脳機能は向上させなければならないが、人とは異なる今のまそらで充分素晴らしいのだ。独創的でキラキラしている。

小学校がもっと多様化し、選択できるようになればいいのに。

 

 

 


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