我が家には、小学1年生の双子がいる。
7月のことだ。
かかりつけの医師より、
「2人とも、総コレステロール値とLDLコレステロール値が高い。総合病院で検査を。」
と言われた。
我が家の双子は、年中児のときに受けた血液検査で、総コレステロール値が高いことが発覚した。家族性で、大人になったら、投薬が必要だと言われている。
その後、弟まそらに関しては、「栄養療法」を実施している病院で、栄養指導を受けるようになり、双子たちは、この1年、本当に血液検査ばかり受けている。
血液を失いすぎなのでは?
と思ってしまうくらいだ。
が、目は、複数あった方がよいと考え、8月に総合病院を受診した。
●受診1日目
紹介状を持って、総合病院の小児科へ。
まずは医師からの質問を受ける。
これまでのコレステロール値の変化や、食事内容、使用しているサプリメントなどについてだ。
その後、双子の腹部の触診。
2人とも、異常なし。
「コレステロール値の変動がとても大きい。甲状腺に異常があると、コレステロール値が上下することがあるので、調べましょう。次回、空腹時で採血と採尿を。」
とのこと。
紹介状を事前に提出し、前もって空腹時の採血を知らせてもらえれば、今日検査できたのに・・・
と思う。
時間は有効に使いたい。受診回数は最小限にしてほしいものだ。でも、医師はそんなこと気にしたりしないのだろうな・・・。
●受診2日目
朝食を抜いて、病院へ。
採血と採尿がなされる。
「○日に、結果を聞きにきてください」
と言われて終了。
●受診3日目
血液検査及び尿検査の結果報告と、肝臓のエコー。
☆血液検査の主だった結果
兄まひろ
総コレステロール 235↑
LDLコレステロール 139
BUN 17.2
フェリチン 306.0
「コレステロール値は高いが、投薬レベルではない。肝機能数値も高め。」
と医師。
弟まそら
総コレステロール 244↑
LDLコレステロール 139
BUN 13.6
フェリチン 106.8
「兄まひろと同様に、コレステロール値は高いが、投薬レベルではない。肝機能数値も高め。」
と医師。
2人とも、甲状腺に関する数値は異常なしだった。
尿検査も異常なし。
☆肝臓のエコー
3回目の受診では、肝臓のエコーが実施された。
兄まひろには、明らかな病変はなかった。
弟まそらについては、PC画面に、
「bright?」
「fatty liver?」
と入力され、
「エコーの専門家ではないが、わずかに明るいように見える。軽度の脂肪肝かも。」
と医師。
この歳で、「脂肪肝」って何?
「エコーの専門家ではない」って何なの?
と思ってしまうが、もちろん声に出しては言わない。
医師は、
「栄養指導を受けてください。その際、3日分の食事記録を提出して。サプリメントの栄養は食事でまかなえると思う。」
とおっしゃった。
藤川徳美先生は、
「医者は医学部で栄養について教わらない。医者に栄養の話をしてはいけない。」
とブログなどで言われている。
食事で、必要な「栄養」を、必要な「量」まかなうことが、どれほど大変なことか、この医師はわかっておられるのだろうか?どうなのだろう??
●今後について
双子のこれからだが、この総合病院にて、「栄養指導」を9月に受ける。
上述したが、弟まそらは、1年前より、「栄養療法」の実施病院にて、既に「栄養指導」を受けている。
指導に従い、1日に「卵3個」、「肉200g」などを実践し、サプリメントも服用している。
今回の総合病院の「管理栄養士」さんは、どんな方針をお持ちの方だろうか?
従来通りの、「炭水化物は60%、脂質は25%、・・・」といった指導がなされるのだろうか?
恐らく、そうなるだろうと推察する。
しかし、「コレステロール値」については、「栄養療法」の病院ではさほどケアがないので、こちらの総合病院に期待したいところだ。
偉そうだが、「お手並み拝見!」と思う。
よい機会なので、現在、疑問に思っていることの数々を色々とお尋ねしてみるつもりだ。
例えば、
・ナイアシンとマグネシウムのコレステロール値を下げる作用について
・ナイアシン(ナイアシンアミド)が肝機能数値を上げる可能性について
脂質代謝には関係ないが、
・チロシン(ドーパミン合成)とトリプトファン(セロトニン合成)摂取の有効性について
・ビタミンB6の過剰摂取による副作用について
・ナイアシンのアレルギー低減作用について
などだ。
聞き忘れることがないよう、メモを用意していこうと思う。
9月に「栄養指導」を受けた後、11月に再度、血液検査を受けることになった。
その際、かかりつけ医に治療を一本化するのか、こちらの総合病院小児科で継続治療していくのかを判断するようだ。
●受診を終えて
総コレステロール値も、フェリチン値も、BUN値も・・・変動が激しい。
検査会社による「差」が生じている可能性はないだろうか?
例えば、まそらの「総コレステロール値」。
2021年8月(今回):244(空腹時)
2021年7月:217(空腹時)
2021年5月:299
2021年3月:256
2021年1月:366
2020年9月:268
2020年2月:255
結構、上下している。
BUN値やフェリチン値も上がったり、下がったり・・・。
特に、フェリチンが上がるなんて謎でしかない。
同じような生活をしているのに(2021年2月を除く)、なぜこんなに変わるのだろうか?
小さな差が、すぐに数値に影響を及ぼすのだろうか?
わからないのがもどかしい。
そして、改めて思う。
「栄養療法の病院の意義」は何か?
今回、わずかとは言え、「脂肪肝」の所見が認められている。
「栄養療法」の病院の医師は、肝臓のエコーを行わず(設備的にできない?)、総コレステロール値やLDLコレステロール値の異常に、「家族性だから、食事では改善しにくい」と手を打ってこなかった。
今後も、このまま指導方針は変わらないのだろうか?
異常を放置するとするなら、そもそも、いったい何のための「栄養療法」なのだろう?
何を目指しているのだろうか?
次回の「栄養指導」時に、「脂肪肝」についてはお伝えするつもりだ。そして、その対応いかんによっては、「栄養療法の病院」の今後の通院について検討しなければならないと思う。
最後に、「紹介状」の威力について。
「紹介状」の威力というのはすごいと思う。
今回、ふらりと受診したならば、ここまでの対応はなかっただろうと思う。
「紹介状」を持っての小児科受診は、2回目だ。
同じ症状で受診しても、「紹介状」があるのとないのとでは対応が全く異なる。
「紹介状」があると、とても丁寧に診察や検査がなされる。
「明らかな異常は認められませんねえ。しばらく様子見で。また何かあったら、来てください」
なんてことは決して言われないのだ。
「〇〇の検査をします。□□の検査もします。」
「○○はどうでしたか?□□はどうでしたか?」
「次は〇日に来てください。」
・・・etc。
「紹介状」を記入した医師への返しが必要だからか、きっちり診察、きっちり検査。
色々と詳しく質問され、とにかくひたすら丁寧だ。
なんだかモヤモヤする。
医師も、人を選んで態度を変える。
医師対医師。
医師対患者。
今回、医師が意識していたのは、双子の向こうにいる「かかりつけ医」だろう。
人によって態度を変えるなんて、別に普通のことであるのだが、、、
「命」にかかわることも出てくる場で、こうしたことが起こることが、なんだかやるせない。。。