多い! 夏休みの宿題について思うこと

我が子が就学し、初めての夏休みを経験している。

 

私の記憶にある「夏休み」といえば、宿題とプールだ。

たくさん遊べて、楽しい以外の何物でもない。

子どもの頃の夏休みの思い出は、今でも強烈なまでに鮮やかだ。

 

一方、我が子達はどうか。

宿題が負担だ。

 

●夏休みに取り組みたいこと

学校があるときは、私の手際の悪さと、双子の行動の遅さで、時間的な余裕が皆無の我が家。

プラスαのことをする余裕がない。

なので、夏休みは、普段できないことをさせたいと思う。

しかし、宿題と、普段の家庭学習に時間を取られすぎてしまうのが実状だ。

 

家庭学習としては、「漢字」と「算数」を定量こなさせたいし、発達障害改善のためのワークもさせたいしで、削れるものがちょっと見当たらない。

 

ちなみに、発達障害の改善を意識してのワークは、「学習」ではなく、「トレーニング」の要素が強い。

・点描写

・話を聞いて、質問に答える

・マス目に描かれた○や△の位置を覚える

・同じ図形を探す

などなど。

「集中」すること、「記憶」することに力点を置いており、算数などのように「習得」を目指すようなものではない。

 

宿題には、単語帳のようなカードを使っての計算練習や、国語と算数のプリント、ワークブック、日記、朝顔の観察日記、自由研究、工作などがある。

 

この中で、最も不要だと思うのが、カードを使っての計算だ。1桁の加算・減算は、できるようになっているので、できることに時間を割きたくはないというのが本音だ。

 

国語と算数のプリントも、普段家で使っている教材で、最低限のことをやればいいと思うので、こんなにボリューミーなものはいらない。

 

国語の読解問題もいらない。そんなことよりも、たくさん絵本を読んだ方がよいと思う。

 

私としては、

自由研究、外遊び、読書、工作、お料理(お菓子作りも)など

に時間を割きたいのだ。

 

自由研究と外遊びは、特に重視している。

自由研究は、

自分がわからないことを、

仮説を立てて、

実際に検証し、

得られた結果について、なぜそうなったのかを考える、

という形で取り組ませている。

 

何も1つに限らず、複数取り組ませたいところだ。

しかし、研究内容を書き、結果を書くだけのことでも、結構な時間を要する。朝の学習の後に開始して、終わるのが10時を過ぎてしまうこともざらだ。1日のスケジュールがどんどんタイトになってしまう。

 

現在、とある植物を異なる条件下で栽培し、結果の予想、日々の観察・スケッチ・結果の記録を行っている。当初、予想していた以上に時間がとられる。

 

しかし、

疑問に思うことについて、

適当に判断するのではなく、

きちんと調べて、確認し、

筋道を立てて考える力をつけるために、

自由研究はかなり有効だと考えている。

なので、夏休みこそ、時間をとってしっかり取り組ませたいと思うのだ。

 

次に、外遊び。

こちらも、脳の発達には欠かせないと考えている。

机に向かって、いくらちまちまと問題を解いたところで、元々の脳の状態が悪ければ、割いた時間に見合った効果は得られないのではないかと思う。

外でひたすら身体を動かして、色んな遊びをするのがよい。

紫外線に留意しつつ、汗をかき、血流をよくし、色んな刺激を受け、色んな気付きを得て、身体も鍛えられ、セロトニンビタミンDも合成され・・・、言うことなしだ。

もちろん、最低限の教科学習は必要だと思っている。

 

そして、読書。

読書もたくさんしてほしい。夏休みに「国語」の勉強としてすることは、「漢字」だけで充分だと私は思う。ワークブックやプリントをたくさんやるより、読書に時間を割いた方が有益だ。

 

語彙力も、助詞・助動詞・接続詞などの文法的なことも、登場人物の心情を読み取ることも、文章から光景を想像することも・・・。読書から得られるものは多い。

別に良書に限らない。本人が読みたい絵本、好きな絵本を、たくさんたくさん読むことだ。

 

最後に、工作、料理(お菓子も)。

工作は、本人が作りたいものを作らせる。

本人が、完成形を思い浮かべ、作り方を考え、思い通りに作れるよう工夫する。頭も手指も使って最高だ。

 

料理も、卵1つ割ることだって、微妙な力加減が必要で脳を使う。

切る、焼く・煮る、味付け・・・。

完成するものは、最初のただの食材から大きく変化している。

何をどうすれば、どうなるのか。

単に生活力を身につけるというだけでなく、料理には脳を刺激する要素がたくさんあると私は思う。

 

以上、夏休み中にやらせたいことと、その理由を述べたが、最初の「宿題が多い」という問題に戻る。

 

 

●夏休みの宿題が多い!

小学校の宿題が多く、時間がとられて困る。

別に、宿題をさせずに、無為に時間を過ごさせようと思っているわけではない。我が家は我が家で重視することがあるということだ。

 

何を重んじるかは家庭ごとに異なって当然だろう。勉強が大事だというお家もあれば、そうでないお家もある。

なので、宿題は、家庭や子どもの事情に合わせて、5段階くらいから選べたらいいのにと思う。

・普通の量のベーシック

・量が少なめのライト

・量が多めのチャレンジ

・自由研究や工作、絵のみ

・なし

といった感じだ。

 

学校というのは、画一的だ。

柔軟性をもたせるのは難しい組織だと推察する。

が、来年の夏は、宿題の量について、担任の先生に相談してみようと思う。

多分、渋られることだろう。

そうなると、不要だと思われる宿題について、その必要性(見込める効果)を、ひとつひとつ問うしかない。

そして・・・、

先生には、きっと変わった(困った)親だと思われるに違いないのだ。

だが、それがなんだ。

私は、我が子の「最善」を考えて行動するだけだ。


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●我が家の使用教材の紹介

発達障害改善のために、我が家ではいくつかの教材を使用している。

一度記事にしたいと思いつつ、なかなかできずにいるのだが、今回、話のついでに、簡単に紹介しておく。

 

最もよく使用しているのが、「株式会社ピグマリオンさん(以下、「ピグリ」と記載)の教材だ。

ピグリさんの「能力育成問題集」のシリーズは、幼稚園児向けの教材ではあるが、小学1年生になっても、まだ色々と使わせてもらっている。

中でも、「点描写」「聴覚的記憶」は、我が子には特によいと思う。

 

「点描写」は、見本通りに点から点へと線を引いていく教材だ。「見ることに集中」する力をつけることを目的に使用。また、細々しく線をまっすぐに引かなければならないため、運筆の練習にもなる。

 

「聴覚的記憶」とその類似教材は、「人の話を聞くことに集中」する力をつけることを目的に使用。私が短いお話を読み上げ、子どもが話の内容に関する質問に答えるといった形で取り組む。始めた当初、双子弟、まそらは、全く聞けず、聞いても全く内容が覚えられず、予想通り苦戦した。が、コツコツ続けてきた。

 

現在、「能力育成問題集 点描写は、①〜③を終え、④に取り組んでいる。

そして、「お話」関連では、

「日本学習図書株式会社」さんのお話の記憶問題集 初級編」に最初に取り組み、

次いで、「ピグリ」さんの「能力育成問題集 聴覚的記憶①に取り組み、

「株式会社 幼児教育実践研究所 こぐま会」さんの「ひとりでとっくん15 お話の内容理解1に取り組み、

「能力育成問題集 聴覚的記憶②

⑤「ひとりでとっくん15 お話の内容理解2

という順番で取り組んできた。

 

ついでに、「ピグリ」さんの、「能力育成問題集 話の判断も①、②を終え、

ちょうど1年程が経過したので、

ぐるんと戻って、またお話の記憶問題集 初級編」に再度取り組んでいる。

2回目の取り組みでも、双子は、お話の内容なんて全く覚えていない。初めて聞くかのように取り組んでいる。

1年前より随分できるようになっている。

ちゃんと成長しているのだなあ・・・。

 

 

☆過去及び現在の使用教材一覧

使用した、或いは、使用中の教材名と、取り組んだ時期について、以下に記す。

 

・「こばと教材出版」さんの

「発達支援教育教材シリーズ 中級編 ジャンプアップ 集中力・注意力アップトレーニングシート」(年中児)

「中級編ジャンプアップ とけい・おかね・カレンダー」(年長児~)

 

・「株式会社ピグマリオンさんの

「能力育成問題集 点描写①〜④」(年長児~)

「能力育成問題集 位置の記憶①〜③」(年長児~)

「能力育成問題集 同類図形」(小学1年生~)

「能力育成問題集 聴覚的記憶①、②」(年長児~)

「能力育成問題集 話の判断①、②」(年長児~)

 

・「株式会社 幼児教育実践研究所 こぐま会」さんの

「ひとりでとっくん お話の内容理解1、2」(年長児~)

 

・「日本学習図書株式会社」さんの

「お話の記憶問題集 初級編」(年長児~)

 

・「文英堂 」さんの

「きくきくドリル STEP2」(年長児)

 

 

この内、「ピグリ」さんの「点描写」については、

「点描写③」の後半は、かなり複雑で、私でも目がチカチカするレベル。

「点描写④」になると、図自体は単純になるが、遠くの点をめがけて、長くまっすぐに線を引くことが増え、難度が上がる。

現在取り組んでいる「点描写④」が終わると、立体図形の「点描写」シリーズを開始予定。

 

同じく「ピグリ」さんの「話の判断②」は、我が子には難しすぎて、ここまでは必要ないかなと言う感じ。恥ずかしながら、私でもよく考えなければならない。ここまでできる幼稚園児なんているのだろうか?という感じだ。

 

「日本学習図書株式会社」さんの「お話の記憶問題集 初級編」はA4サイズのプリントで、B5サイズの冊子型教材より、大きくて見やすく、最初に取り組むものとしては、使いやすかった。ただ、お値段がちょっとお高め。

 

「株式会社 幼児教育実践研究所 こぐま会」さんの「ひとりでとっくん お話の内容理解1、2」は、絵がうちの子にはわかりにくい様子。いくつかの動物の絵の中から「タヌキ」の絵を選ぼうにも、「どれがタヌキなの?」と聞いてくるレベルだ。うちの双子には、やや、取り組みにくい印象。

 

「文英堂 」さんの「きくきくドリル STEP2」は、スマホもしくはCDを用いて、音声テキストを流して取り組む教材だ。

我が家の双子は、まず、音声の速度(低速再生でも)についていけない。

さらに、音がわかりにくい。

お皿を洗う音が流れても、鳥の鳴き声が流れても、バイクの音が流れても、うちの双子にはそのように聞こえない様子。人工的に再現された音では、取り組むのがやや難しい印象。

 

そして、「こばと教材出版」さん。

こばと」さんは、ちょっと簡単には紹介しきれない。

まさに、「これだ!」というフィット感。

初めての教材として、双子が最初に取り組んだ「発達支援教育教材シリーズ 中級編 ジャンプアップ 集中力・注意力アップトレーニングシート」は、その後、学習に取り組むための足がかりをきちんと作ってくれた。

時計に興味を持ったときは、「中級編ジャンプアップ とけい・おかね・カレンダー」。

カレンダーに興味を持ったときも「中級編ジャンプアップ とけい・おかね・カレンダー」。

「おかね」のところはまだだが、適したタイミングで今後取り組ませる予定。

本当に、きちんと記事にしたいところだ。

が、、、

このくらいで充分なのかも。