先日、双子弟、まそら(年長児、自閉症スペクトラム障害)が、発達障害を改善すべく「栄養療法」を実施している病院を受診した。
今回で、3回目の受診となる。
今回は診察はなく、栄養指導のみだった。
●栄養士さんにによる栄養指導
まず、まそらの体調確認がなされる。
「下痢が続いているが、たまに辛うじて形のある便のときも」と伝えた。
続いて、サプリメント服用状況の確認がなされる。
「飲めている」と伝えた。
以降、事前に提出しておいたまそらの4日分の「食事記録表」を元に、食事の改善点についての話がなされる。
以下、栄養士さんとのお話。
「」は、栄養士さんの発言。
「牛乳・乳製品、小麦は、やめられているか?」
やめている。
ただし、給食では、やめられていない。
調味料のレベルでは、完全に除去するのは難しい。
「調味料程度は問題ない。」
「カロリーは1280kcal/dayで普通に摂れているが、肉量が足りていない。家庭で180g摂取を」
かまぼこや煮干しなどまで含め、給食は平均して40g/dayの肉量。家では不足分の160gを与えている。
「かまぼこなどの加工肉はタンパク質量が少ない」
肉を食べるのは苦手で、なかなか飲み込めず、食事に時間がかかる。160gでもかなり大変。
「食べることが嫌になっては良くないので、現在の量(160g)で継続を」
「ラードの使用は意図的か?」
意図的。以前はオリーヴオイルを使っていたが、動物性の脂質の方が利用しやすいと本で読んだので、ラードとバターに変更。バターの使用は(乳製品なので)やめた。
「確かに動物性の脂質の方が利用されやすいが、動物性の脂質は肉から充分摂れる。ラードは酸化されやすい。酸化されにくいオリーヴオイルに戻して」
「葉物野菜が少ない。生のビタミンを」
緑の野菜を嫌がるので、あまり与えられない。ブロッコリーなどは絶対に食べない。生野菜もトマトが大嫌い。
「繊維を摂らなければならない。海藻、キノコ、玉ねぎでもよい」
玉ねぎは好き。
海藻には「ヒ素」が多く含まれるのでは?
「お味噌汁にワカメが少量入っている程度なら問題ない」
「根菜類が多めの食事になっている。根菜類は糖質が多いので減らし、その分を肉に回して。朝のジャガイモはなくしてよい」
・・・。
「次は2ヶ月後に。診察と血液検査も実施。2ヶ月分のサプリメントを用意しますので・・・」
ささっと終わりになりそうだったので、「すみませんが」と強引に質問をする。
Q1 乳製品をやめて、カルシウムは何から摂取すれば?
A カルシウムは食事から摂れる。魚にカルシウムは多く含まれている。シラスを食べるのがよい。
カルシウムの吸収にはビタミンDが必要。
気になるならサプリメントを。
Q2 ワクチンのチメロサールの害は実際のところどうなのか?
A ワクチンについては、医師に聞いてください。
Q3 厚生労働省の推奨量とは随分異なるが、肉100g/1食の根拠は?何か根拠となる論文が?
A オーソモレキュラーでは、常識的な量。論文もあるかも。オーソモレキュラー入門の本を読んで、勉強していただければわかる。溝口先生の本で、漫画のものもある。
Q4 オーソモレキュラーということなら、ビタミンBの量が少ないように思うが、ビタミンBのサプリメント量の根拠は?
A オーソモレキュラー=メガということではない。量については、医師に確認を。
まだ、他にもお尋ねしたいことはあったが、断念した。次回に、またチャレンジしようと思う。
栄養士さん・・・、
大学・大学院で、「常識的」な「栄養学」を学ばれたとして、「オーソモレキュラー(分子栄養学)」についての知識はどこで?
そして、その知識の深さはどの程度?
サプリメントのビタミンBの「量の根拠」を「医師に聞いてください」とは、どういうことなのだろう?
わからないで栄養指導をされているのだろうか?
そんな訳はないと思われる。
医療用サプリメントなので、医師主導であり、関知しないということなのだろうか?
そして、肉の量に関する私の質問に、
「本を読んで勉強して・・・」
とは。。。
例えば、病院で医師に、
「血圧が高いと、どうして塩分を6g以下に控えなければならないのですか?」
と聞いたとして、
「自分で、勉強してください」
なんて、言われるのだろうか?
この病院における「栄養士さん」の役割は、食事分析オンリーなのかもしれない。
さて、次回は、2ヶ月後とのこと。
前回受診時には、「栄養指導」は「1ヶ月ごとに」と聞いていたが、なぜ2ヶ月後になったのだろう?遠方故の配慮なのだろうか?わからない。
色々と、疑問符が多くなってしまう。
●アレルギーの診断書
「栄養指導」終了後、診察室に呼ばれる。
園に提出する自治体指定の「食物アレルギー」の診断書の項目について、医師よりいくつか確認があった。
園に医師作成の「診断書」を提出しなければ、給食において「牛乳・乳製品」と「小麦」を除去していただくことはできない。
診断書の受け取りについては、郵送の形をとり、届き次第、保護者記入の書類と併せて提出した。
そして、栄養士さんや、調理師さんなどとの面談を受けることとなった。
まそらがどういう状態で、何をどの程度除去するかを、園長先生と加配の先生同席の元、話し合う。
結構、大ごとだ。
●これから使用するサプリメント
前回と変わらない。
・ヘム鉄(27.9mg朝夕各2錠)
・ビタミンBコンプレックス プラス(朝1錠)
・ビタミンC(手持ちの市販品を朝夕各1000mg)
・ビタミンD(朝夕各1錠)
・uDHAミセル(夕1錠)
・ラクトプライム・プラス(朝夕各1錠)
●今回(3回目)の費用
自費診療:1,260円
栄養指導(再診):2,000円
サプリメント(2ヶ月分):35,470円!
アレルギーの診断書:3,000円
診断書送料:82円
今回の合計金額:41,812円
累計額(2020年9月〜):110,957円
今回は、さすがにカードで支払った。
サプリメント破産をしてしまいそうだ。
本当にこれからどうしよう・・・。
■受診してみて思う、とりとめのないこと
栄養療法の病院は結構遠い。
朝4時起きで、お弁当を作る。
現在、夫は、義父の事情で、実家で寝泊まりしている。
子どもの朝食時に夫がいると、食事が際限なく遅くなってしまうので、本来はいてほしくない。
が、遠出となると私もバタバタする。
なので、今回は、子どもたちの朝食が終わる頃の帰宅を打診した。
朝食終了は、ほぼ予定通りで、帰宅した夫には、
・サプリメント服用
・歯磨き
・着替え
の世話をお願いする。
可能なら、食器類の洗い物をしてくれたら助かる・・・
と思っていたのだが、なんと、子どもたちの着替えが終了したのは、夫が帰宅してから、1時間も経ってからだった。
歯磨きや着替えに、1時間って・・・。
驚きでしかない。
どうしてそんなに時間がかかるのか?
園なら完全に遅刻だ。
結局、私は朝食を摂ることもできず、洗い物も途中までしかできず、スッキリしない気持ちで、出かけることとなった。
道中、「どうして1時間もかかるの?」と私。
「朝から嫌な気分になることを言うのはやめて」と夫。
軽く不満の言い合いになる。
が、友田明美先生の
『実は危ない!その育児が子どもの脳を変形させる』
によれば、
「子どもの前での夫婦喧嘩」は駄目らしい。
子どもの脳が損傷し、物理的に変形するのだとか。
暴力や暴言が子どもの脳を萎縮あるいは肥大させることは知っていたが、夫婦喧嘩も該当するとは・・・。
情報を得るというのは大切なことだ。読書はたいしてできていないが、いくら本を読んでも足りないと思う。
病院へは、最寄りのインターから高速に乗る。治療費もだが、交通費も馬鹿にならない。
しかし、それでも、他にも「栄養療法」を実施している病院はないものかと、さらに地域を広げて探してみる。
結果として、「医療用サプリメント」を使用するのはどこも同じ。
しかも、もっと高額な料金設定の病院が大半だ。
今、診ていただいている病院が、高いとはいえ、かなり「良心的」な金額設定であると知る。
とは言え、セレブ病院であることに変わりはなく、相当に居心地が悪い。それが伝わるのか何なのか、まそらも「この病院、きらーい」と嫌がる。
今回、なんだかホッとすることに、駐車場には、庶民的な車もあった。
前回は、外車しかなかったようだが、たまたまだろうか?
子どもの姿もちらほら見かけた。子どもが患者なのか、親についてきているだけなのかはわからない。
駐車場にて、「バレエ」を踊っていた女の子は、メルセデスに乗り込んで帰っていった。
さておき・・・、
次回受診の際に、かかりつけ医に確認しようと思う。
うちの双子は、いったいいつから肝機能の数値が異常値なのか?
ASTだけが異常値で、ALTは正常値の範囲内なのが不思議だ。
頻繁な体調不良による四六時中の投薬が原因なのか、それとも、サプリメントの害なのか。
何だろう?
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