双子のフェリチンと、BUNと、コレステロールと・・・

少し、前の話だ。

8月。

双子たち(年長児)は、麻しん風しん混合ワクチンを受けた。

 

その際、血液検査もしていただき、気になるフェリチン値を含め、結果が明らかになった。

 

 

●フェリチン値(鉄不足の指標)

兄まひろ

48.1

 

弟まそら

34.1

 

目標は、100ng/g。

道のりは長くなりそうだ。

 

 

●BUN値(タンパク質不足の指標)

兄まひろ

13.4(2月)→18.?(8月)

※8月の数値は、病院にて記憶しきれず、小数点以下は不明

 

弟まそら

13.9(2月)→15.1(8月)

 

目標は、20mg/dL。

まそらのBUN値は思ったほど伸びない。タンパク質の摂取量をもっと増やす必要があるのかもしれない。

今後の「栄養指導」が待たれる。

まひろについては、あと一歩だ。

 

 

コレステロール

兄まひろ

229(2月)→正常値(8月)

 

弟まそら

255(2月)→221(8月)

 

目標は、正常値。

つまりは、150〜219mg/dL。

うちの双子は、今年2月にコレステロール高値が発覚した。家族性で、将来的には服薬が必要となるとのこと。

遺伝的なものなので、食事に気をつけても数値は下がらないと言われていたが、今回、コレステロール値は低下していた。

兄まひろについては、正常値レベルに下がり、弟まそらも、基準値上限より「2」高いだけだ。

 

心当たりとしては、

レシチン摂取と

牛乳の大幅な減量

くらいだろうか。

 

下がらないという話だったのでは?

と思ってしまう。

 

 

●体質的弱点

フェリチンとBUN、コレステロールのすべてにおいて、弟まそらの方がまひろより数値が悪い。

2人は同じような生活をしているのにもかかわらず、差異が生じる。なんとも不思議だ。これが、「体質的弱点」というものなのだろうか。

 

川徳美先生は、ブログにて、以下のように記されている。

われわれ全て個体差があり、体質的弱点を抱えています
すなわちなにがしかの確率的親和力の低い代謝を抱えています
健康を維持するためには補酵素を十分量確保する必要性があります

自閉症、ADHD、アスペルガーの栄養療法 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ

 

 

まひろとまそら、双子でも同じようにしていては駄目なのだ。オーダーメイドの食事及びサプリメントがそれぞれに必要であるに違いない。

 

 

●情報をアップデートするということ

2人のコレステロール値が下がったことについて、医師が、

「お母さんが、お食事を気をつけられたのだと思います」

とおっしゃる。

 

「気をつける?お肉を増やして、ご飯を減らしましたが、そんなに気をつけては・・・」

「いえいえ、お食事を変えられたのだと思いますよ」

「・・・・・。」

「お魚は食べられています?」

「肉の方が多いです。魚は週に2、3回です」

「その調子で、お魚をしっかり食べてくださいね」

 

 

さて、ここで、夫と保健師さんとの面談の話を記す。

夫も遺伝的に高脂血症だ。

だから、双子もコレステロール値が高いわけなのだが、夫は、健康診断の結果を受けて、保健師さんとの面接指導が組まれていた。

 

夫の話では、保健師さんは、

「今まで、高脂血症の方には、青魚がいいと言ってきたのですが、最近食べ物では改善しないことが明らかになってきました。なので、今は魚を食べましょうなどとお話することはありません。体重を減らすことがすべてです」

と言われたそうだ。

 

医師の話と随分異なるではないか。

 

魚を食べましょう

魚を食べても無意味です

 

どちらを信じる?

 

 

また、別の話になるが、先日、療育に携わっておられる方とお話しする機会があった。

 

その方は、

澤口俊之先生はご存知だったが、

「教育相談」を行っておられることはご存知なく、

「数字カード法」もご存知ない様子だった。

 

川徳美先生の「栄養療法」の話もしてみたが、まったくご存知ない。

藤川先生の著書、

『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』

は、私が先日行った書店では平積みされていた。出版されて1年ほどになるだろうか。

 

アンテナ。

専門家の「アンテナ」というのはどうなっているのだろう?

既存の知識だけで日々お仕事をされているのだろうか?

 

信じる信じない、取り入れる取り入れないは別として、自ら「情報」を集め、知識を増やすということはされないのだろうか?

 

「情報」がアップデートされない人々。

こういう人たちの指導は、どこまで信頼できるのだろうか?

 

結局は、「仕事」であり、「自分事」ではないということなのだろうと思う。

親は「自分事」として、我が子の障害の改善に必死だ。

「脳の機能障害で、治りません」

と言われて、

「はい、そうですか」

と、納得するわけには断じていかないのだ。

 

何をすれば改善するのかひたすら探求する。

諦めない。

「仕事」としてやっている人とは、この点において、きっと大きな温度差があるに違いない。

そういう人からすれば、私など、情報に振り回され、混乱している親にしか見えないことだろう。

 

アップデートされた内容が正しいものであることが前提ではあるが、夫が「情報をアップデートする保健師さん」に出会えたのはラッキーだった。

しかし、子どものことについては、「運」任せではいられない。

 

結局、「自分」だ。

自分が「情報」をつかみに行くのだ。

いつも、いつも、改善は「自分」にかかっているのだと思う。本当に重たい。

 

どうして私はいつもこんなに心もとない気持ちで、子どもの発達障害に対峙しなければならないのか。

視界はいつも曇っている。

すっきりとした青い空(正しい情報)を見たいものだ。

 


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