子どもたち(双子、年長児)の発達障害の改善のために、栄養面からのアプローチを試みている。
きっかけは、藤川徳美先生の著書、
『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』
を拝読したことによる。
取り組みは、以下の流れで進めてきた。
②「鉄」と「ビタミンC」
④ビタミンBコンプレックス50
今回は、⑤として、「レシチン」を取り上げる。
ちなみに、藤川徳美先生の著書、
『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』
にて、「レシチン」摂取が強く推奨されているわけではない。自己判断での摂取となる。
●「レシチン」について
レシチン、これがフォスファチジルコリンのことだとは、記憶から完全に欠落していた。
レシチンは、日本では、リン脂質を含む脂質製品のことを指しているが、アメリカではフォスファチジルコリンそのものを指して言うようだ。
故に、iHerbでレシチンを購入する際には、気に留めておくと良いかもしれない。
レシチンの働きとしては、
①「脳」及び、「神経細胞」の成分として機能
脳の約40%は、レシチンで構成されているらしい。したがって、脳形成には充分な量のレシチンが必要。
また、有髄神経の軸索を包み込んでいる神経鞘細胞内側の髄鞘(エミリン)の成分でもある。
②アセチルコリン(神経刺激伝達物質)の生成
レシチンの主要成分であるホスファチジルコリンは、脳神経細胞のシナプスに働きかけ、アセチルコリンを生成させる。脳内の充分量のアセチルコリンが、集中力や記憶力、判断力などの脳機能を高める。
この、上記2点が、「発達障害」に関連して重要になってくると思われるが、うちの子たちには他にも重視しなければならない作用がレシチンにはある。
うちの双子は、2人とも「コレステロール」値が高く、兄まひろについては、「肝肥大(脂肪肝)」の疑いがかけられている。
レシチンのその他の働きとしては、
③肝機能改善
肝臓のダメージ修復。
肝臓細胞の再生。
脂肪肝の改善。
④脂質代謝を促進
血液中のコレステロールを溶かし(乳化)、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぐ。
また、中性脂肪の分解を促進する。
レシチンのその他の、さらにそのまたその他の働きは、
⑤ビタミンEの吸収を促進
レシチンはビタミンEの吸収を高める。また、ビタミンE は、レシチンの酸化を防ぐ性質がある。故に、レシチンとビタミンEを一緒に摂取すると、相乗効果で血管や細胞の老化を予防することができる。
⑥脂質二重膜を構成
細胞膜は、リン脂質の二重膜で構成されている(流動モザイクモデル)。レシチンは細胞膜の成分として重要。
なお、レシチンには、卵黄由来のものと、大豆など植物由来のものとがある。
コレステロール値の改善なら、大豆レシチン。脳機能の改善なら、ホスファチジルコリンがより多く含まれている卵黄レシチンが良いようだ。
レシチンには、「ソフトジェル」タイプと「顆粒」タイプがある。
原料となっているのは、「卵」だったり、「大豆」だったり、「ヒマワリ」だったりする。目的に合わせて使い分けるのが良さそうだ。
我が家は、まずは、ソフトジェルタイプを購入。
ちなみに、
now foods の
「Non-GMO Lecithin 1200mg」
を購入。
こちらは、大豆由来のレシチンである。
開封してみて驚く。
大きすぎる。
ビタミンC1000mgよりはるかに大きい。
これはダメだ。
子どもに飲み込めるわけがない、と思う。
これを機に、参考までに、サプリメントの写真を載せておく。
左から、レシチン1200mg、ビタミンC1000mg、ビタミンC500mg、ナイアシンアミド500mg、ビタミンBコンプレックス50、鉄36mg、ビタミンE400、鉄27mg。
繰り返す。
レシチンは、ビタミンC1000mgより大きい。
仕方がないので、ジェルカプセルをキッチンバサミで開封し、ヨーグルトに混ぜ込んでみた。
写真左上の茶色いかたまりがレシチンだ。
にちょっとしていて、羊かんのような感じとでも言おうか。しかも、ちょっと臭う。
ヨーグルトの中で、つぶしながら混ぜる。
まずは、双子兄、まひろから。
私が勝手に思っているだけだが、レシチンが飲めなければ、彼にナイアシンアミドは始めさせられない。
まひろは、食べるには食べたが、
「にが酸っぱい、やめてー」
と、嫌がった。
それを見て、弟、まそらも服用を拒否。
仕方なく、「顆粒」タイプを購入しなおす。
now foodsの
Non-GMO Lecithin Granulesを購入。
今度は、こちらをヨーグルトに混ぜてみる。脂質なので、溶けたりはしない。
私自身が食べてみたかぎりでは、あまり味はなく、プチプチした感じの食感だ。
兄、まひろから試す。
左上のスプーンに入っている黄色いツブツブがレシチン。
不評だった。ソフトジェルを開封して混ぜたものの方がマシらしい。
次いで、弟、まそら。
こちらも顆粒タイプは不評だった。ソフトジェルのカプセルごと飲み込むと言い出す。そして、巨大であるにもかかわらず、本当に飲み込んでしまった(しかし、これより小さいビタミンC1000mgカプセルは飲み込めない)。
結局、現在、2人とも、ソフトジェルタイプを利用している。
まひろのために、ソフトジェルカプセルをいちいちハサミでカットするのが、かなり面倒くさい。。。洗い物も増える。
なお、iHerbのページでは、
「開封後は乾燥した冷暗所に保存してください。」
とある。
こんなに大きなボトルを冷蔵庫に?無理でしょう・・・。
●現在の子ども(年長児、体重約20kg)の状況のまとめ
・ホエイプロテイン(無添加)︰朝夕食時、各10g(1日20g)
・鉄︰夕食時に72mg
now foodsのDouble Strength Iron 36mg×2
・ビタミンC︰朝夕食時及び降園時、各1000mg(1日3000mg)
SOLARAYのSuper Bio Vitamin Cと
now foodsのC-500
ただし、現在、一時的に3500mg/dayとなっている。
・ナイアシンアミド︰朝夕食時、各500mg(1日1000mg)
SOLARAYのNiacinamide 500mg
まそらのみ服用
・ビタミンBコンプレックス50︰朝夕食時、各1カプセル(1日2カプセル)
now foodsのB-50
・レシチン︰朝夕食時、各1200mg(1日2400mg)
now foodsのNon-GMO Lecithin 1200mg
・ビタミンE400︰朝、1カプセル
now foodsのE-400 d-alpha Tocopheryl
・米(炊飯したもの)︰朝夕食時、各120g→80g
・牛乳︰朝夕食時、各120g→40g
・ヨーグルト︰夕食時40g→朝夕食時、各25g
・あまに油︰夕食時6g
・オリゴ糖:朝夕食時、各2~3g
・バター︰積極使用中
・ぬちまーす(マグネシウム含量の多い塩)︰炊飯時(5合)に小さじ1/3の量を混ぜて使用中
その他
・鉄製フライパンの使用継続中
●藤川徳美先生のブログより、参考になる記事をご紹介
レシチン、オメガ3は生体膜(細胞膜、ミトコンドリア膜、など)成分。不飽和脂肪酸部位が活性酸素により自動酸化され機能を失うため、常にターンオーバーが必要。特に、ニューロンにおける絶縁体として最重要。
脳は油でできているので、脂溶性抗酸化物質としてEが必要。
発達障害を改善させるビタミン類 頭を良くするビタミン類 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
より。
肝機能について
メチル基不足は脂肪肝により生じる。
ナイアシンはメチル基受容体なので、理論的にはメチル基不足が起こりうる。
その場合、メチル基供与体であるレシチン1200mg*2を併用すれば、メチル基不足は容易に解消できる。
もしくは、メチル基供与体のベタインを併用する。
ナイアシンのポジティブな副作用とネガティブな副作用について~その2 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
より。
その他
三石先生講演要旨、「レシチンについて」 | 精神科医こてつ名誉院長のブログ
●iHerb
iHerb・・・。
随分、お世話になっている。
アマゾンで買うより安い印象だ。
が、値段の変動が激しく、「在庫切れ」が起こりやすいのが悩ましい。
そして、不良品をどうするか・・・。
now foodsの「キャップが紫色」の製品は要注意だ。
nowの「B1」を購入したときのことだ。
紫色の外ぶた(上から被せてあるだけ)が外れかけた状態で届いた。
中ぶたも、写真のように、半分開いていた。
とても使う気にはなれない。
キャップはひねるタイプが安心だと思う。
SOLARAYの製品は、キャップがフィルムで保護されていて、安心感がある。
SOLGARの製品に至っては、側面が透明フィルムで全面カバーされている。完璧だ。
ところで、iHerbでのサプリメント購入の際には、
「プロモコード」欄に、
CBU6939
の紹介コードを入力すると、何度でも5%の割引になるようだ。
よろしければ。
うーん、スマホの動作が遅い。こういうときは、決まって「パスワードをハッキングした」などの「迷惑メール」が届くので、要注意だ。