子どもの食事における栄養が、常に常に気になる。
私はずっと厚生労働省の推奨量を満たすべく食事を作ってきた。
が、、、
子どもの「発達障害」改善のために、何冊かの書籍を地道に読んでいく中、はたしてこれでいいのか?という疑念が生じるようになった。
目を通す書籍には、大抵「有害」であると書かれている「カゼイン」と「グルテン」。例外は、今のところ澤口先生の書籍くらいだ。
「牛乳」の「カゼイン」と、
「小麦」の「グルテン」が、
人体では、消化できない
という話。
どちらも、腸を荒らし、「リーキガット症候群」を引き起こす。そして、体内に悪い物質を吸収してしまい、脳に悪影響を及ぼす・・・。
というような話につながる。
初めて目にしたときは、
「そんなことないでしょう。子どもの頃から普通に食してきましたけど?」
と思ったが、読む本、読む本、大抵書いてある事柄なのだ。
次第に、自分の「そんなことないでしょう」には、何の根拠もないのだと、考えを改めるようになった。
●「小麦」をやめるが「牛乳」は・・・
そこで、まずは、「小麦」を積極的に与えるのをやめた。別にパスタやうどん、パンがなくても困ることはない。「米」を与えればよいだけなので、簡単に取り組むことができる。
ただ、子どもが体調不良時に、
「うどんが食べたい」
「パンが食べたい」
などと言った場合は、何も食べないよりは良いとの考えで「小麦」由来の食品を与えることはある。
お菓子類に関しては、元々さほど与えていなかったが、「小麦」を含むお菓子は徐々に排除していった。今では「お煎餅」や「おかき」、「ポン菓子」程度だ。そもそも、そうしたものの前に、まずは、「チーズ」や「煮干し」、「ポップコーン」などをを与えるようにしている。
一方、「牛乳」に関しては、なかなか踏み切れないでいる。乳製品は1日400mgという推奨量を変わらず守っている。が、そろそろ行動していかないと・・・とは思っている。
その他、望ましくない食品や添加物、逆に積極的に摂取すべき食品など色々あるが、基本的な事柄は、大抵どの書籍でも同じであるように思う。
●「サプリメント」には踏み切れないが・・・
食事だけで摂取するのが難しい栄養素については、「サプリメント」で補わざるを得ないのだが、「サプリメント」は敷居が高い。
ちなみに、先日、その利用について、医師に相談したのだが撃沈してしまった。「専門の先生に」とのことで、第2弾(別の医師)にトライ予定だ。
「医薬品」は次々と処方するのに、「サプリメント」を医師が警戒する理由は何か?
常用するからか?
幼児における長期服用のデータがないからか?
「ビタミン」や「ミネラル」は、食品から摂取できる栄養素だ。薬よりずっとナチュラルな物質であるように思うが、何が医師を不安にさせるのだろう。
「添加物」に問題があるのだろうか?
私だって気になる。「ビタミンC」の錠剤は、「ビタミンC」100%ではない。何やかにやとそれ以外のものが入っている。
そんなこんなで、「サプリメント」にはなかなか取り組めずにいるのだが、取り組みやすい事項がいくつかある。
「あまに油」や「オリゴ糖」、「鉄製フライパン」などの利用だ。
そして、今回話題にしている「プロテイン」。こちらも取り組みやすいもののひとつだと思う。
●「タンパク質」の重要性とその不足
ここまで、前置きがとても長くなった。。。ようやく、「プロテイン」の話。
タンパク質の子どもの摂取量は、厚生労働省の推奨量で概ねOKなのだが、問題は園の「給食」にある。
毎日、その日の「給食」のサンプルが展示されているが、「肉」が極端に少なく見えるのだ。
「肉」の量については、入園時から何度か訊ねているが、
「栄養士の指導のもとに作られています」
と毎回、同じ答えだ。
昨年度末、レシピ作成の根拠となっているものを明示してほしいと園側に伝えたが、コロナ騒ぎで有耶無耶になってしまった。
私がサンプルを見る限りでは、園の「給食」における「肉」量は、おそらく10gあるかないかだと思われる。「かまぼこ」しかない日もあるし、「豆腐」しかない日もある。
「タンパク質」。。。
高校で習ったことを、頑張って引っ張り出してみる。
「タンパク質」が、生体の主要な構成要素であることは言うまでもない。
ここで重要なのは、生体内のあらゆる化学反応において、
「生体触媒」として働く「酵素」が「タンパク質」である
ということだ。
したがって、体内に「タンパク質」が不足すると「酵素」不足を招く。すると、様々な代謝が滞ってくる。もちろん、脳内においてもだ。
そして、この「酵素」だが、話が長くなるので、極力端的にまとめたいとは思うが、「金属原子」を有している。
入試には絶対出ないだろうと軽く考えていたが、「酵素」は、
といった金属原子を有しているのだ。
更に、「酵素」を助ける「補酵素」は、「ビタミンB群」を有している。
更には、クエン酸回路など、「酸素」を必要とする代謝反応には、「酸素」を運ぶ「ヘモグロビン」が重要になるが、「ヘモグロビン」は「鉄」を有している。
したがって、生体内の化学反応を円滑に回すには、「タンパク質」と「ミネラル」、「ビタミンB群」が必要不可欠なのだ。
そんなわけで、本を読みながら、ひたすら「サプリメント」の必要性に納得してきた。
では、こうした栄養素は、いったいどれくらい必要なのか?
このことが長らく私にはわからなかった。
が、今年に入り目を通した書籍に、しっかりと記載されていたのだった。
『薬に頼らず子どもの多動・学習障害をなくす方法』
藤川徳美
この書籍を読み、迷いつつも、「プロテイン」と「サプリメント」をもう始めるしかないと、気持ちが固まっていく。
例えば、「タンパク質」。
肉100g食べれば、100gのタンパク質が摂れるというわけではない。
卵1個55gなら、7gのタンパク質が含まれており、
鶏肉100gなら、18gのタンパク質が含まれているとのこと。
「タンパク質」は、体重が約20kgのうちの子たちなら、20g(体重✕1g)は必要で、
朝食で、卵1個で、7g
昼食で、豚肉50gで、6g
夕食で、鶏肉50gで、9g
ならば、トータルで、22gのタンパク質が摂れる計算になる。
ちなみに、これは大人でも同じだ。
体重60Kgの人なら、1日当たり60gのタンパク質が必要となる。
豚肉に換算するなら、500g/日だ。
ちょっと食べられない・・・。
話を戻して、我が子の場合。
1日に約20g必要な「タンパク質」であるが、「園の給食」では、前述した通り、肉は10gあるかないかに見える。
したがって、我が家の夕食は、年明けより、徐々に「肉量」を増やし、現在70gとなっている。
が、うちの子どもたちが食べるにはちょっと、いや、かなり多い。食事に時間がかかって、私もしんどい。そして、何より、若干足りていない。
やっぱり、「プロテインパウダー」か・・・。
ということになる。
●「プロテインパウダー」の利用へ
まずは、自分が試すことにする。
時間もない中、ざっとネットで検索する。
「ALPRON(アルプロン)」かなと思う。
ノンフレイバーの無添加タイプがあったからだ。
じっくり探せば、もっと適した商品があるのかもしれない。
まずは、フレイバータイプを試す。
私は「イチゴミルク」がよかったが、夫の好みで「チョコ風味」になった。
夫は夫で、「X-PLOSION」の「抹茶オレ」も購入。結局、そればかり飲み、「アルプロン」には手をつけない。
もう何?
だったら「イチゴミルク」でよかったのに!
と少々イラッとする。
飲んでみて・・・。
以前、スポーツをする知人が「おいしくない」と言っていたことを思い出した。
が、「アルプロン」の「チョコ風味」を飲んでみて、まずいということはなかった。ただ、かなり甘い。甘すぎる。
そして、空腹時に飲むと、胃がムカムカする。故に、食事中に飲むのだが、そうするとすぐにお腹いっぱいになってしまう。もしかしたら、ダイエット効果があるかも?とついつい期待してしまう。
更には、飲み始めてから数日の間、便がやや緩めになったが、現在「便秘」と戦う私には、願ったり叶ったりだった。
これなら、子どもたちも飲めそうだと「アルプロン」の「WPCナチュラルホエイプロテイン無添加」を注文する。
「乳清たんぱく濃縮物」のみで、添加物は表記上は何も入っていない。
「アルプロン」のよいところは、少量の水で溶けることだ。
スプーン2杯20gが、80mlの水や牛乳で溶かせる。
ちなみに、1食分20gあたり、
タンパク質量は15.6gで、
79.4kcalだ。
まずは、5gを1日2回摂取するところから開始した。いずれ、10gを2回にするつもりでいる。
「タンパク質」の過剰摂取は「腎臓」に負荷をかけると考えがちだが、体重(kg)✕4.4gまでは問題ないらしい(根拠は不明)。
現在、牛乳120gに混ぜて、朝食と夕食時に子どもたちに与えている。
「WPCナチュラルホエイプロテイン無添加」は、結構泡立ち、子どもたちは泡を嫌がるが、味は別段問題ないようだ。
ただ、そろそろ「牛乳」をやめていこうかというこの頃。
今後、何に混ぜる?
水でもおいしく飲めるのだろうか?
自分で試してみるしかない。
そうそう、「プロテイン」は「危険」だと言う人もいる。
牧田善ニさんが、そうしたことを記した書籍を出されている。
『医師が教える食事術 最強の教科書ー20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68』
という本だ。
まだ読んではいないのだが。
とにもかくにも、我が家は「プロテイン」生活がスタートした。
次は「鉄」。
こちらも、まずは私からだ。
私は昨年の健康診断にて、初めて「貧血」と診断されてしまっている。
子どもの「発達障害」と私の不調(貧血含む)はどうなるだろうか?
慎重に取り組みつつ、結果を楽しみにしたい。