子どものレントゲン撮影を断る

昨日、双子兄、まひろ(年中児)の

「気管支肺炎」

が明らかになった。

綿棒による検査と、レントゲン撮影が行われた結果だ。

 

今日の受診で、医師より、

「写り方の問題かもしれませんが、肝臓が大きいです」

と言われる。

触診が行われたが、大きくはなさそうだとのこと。

血液検査も行われ、こちらも数値に異常は見られなかった。

が、念の為、月曜に大きな病院を受診するよう指示があった。

 

昨日、一昨日と同様に、2人とも点滴を受け、咳のひどいまひろは、吸入を2回受けた。

終了後、再度、まひろの腹部の触診があり、

「もう1度、レントゲンを撮りたい」

と医師。

 

医療被曝。

危険性が極めて低いとされていることは承知しているが、できれば避けたい。

まひろは3歳のときに、頭部のCTスキャンを受けたことがあるのだが、私は今でもそれをかなり気に病んでいる。

 

私は専門家に意見できるようなタイプではない。が、それでも今回に関しては、必要性に疑問を感じてしまう。

 

触診でも血液検査でも異常がない。月曜に総合病院を受診するなら、当然、総合病院でも検査が行われることだろう。

今、2度目のレントゲンを撮ったとして、総合病院を受診するまでに何かできることがあるのだろうか?と思うのは、浅はかな素人の考えだろうか?

 

「必要ですか?医療被爆が気になります」

と言うと、あっさり、

「じゃあ、なしで。お母さんが月曜まで心配だったらと思って・・・」

と医師。

 

少しのことだが、ストレスを感じる。人の、しかも医師の申し出を拒否するのは結構疲れる。

医師は気分を害しただろうか?

神経質な親だと思われただろうか?

 

今日は、弟、まそらも、兄、まひろと同様に「ヒトメタニューモウィルス」に感染していることが明らかになった。

 

そして出される「抗生物質」。

またか。先月も服用した。

「ヒトメタニューモウィルス」では入院の経験があり、症状が重いことは実体験としてある。抗生物質は対ヒトメタニューモのためではないが、使用は定石のようだ。

 

そして、まだ咳もないのに「咳止め」も出る。

 

咳が出る前から飲ませなければならないものなのだろうか?

 

と思っていると、夜になり、少し咳が出始めたようでもある。まそらは平素より多少の咳はしているので、ヒトメタニューモによるものかどうかは何とも判断できない。

 

そして、喉の痛みも訴え始めた。熱も上昇傾向だ。

これから、また悪化していくのだろうか?

また、回復するまで長くかかるのだろうか?

 

色々と考えながら、悶々とする。

私には、医療についても医薬品についても、専門的な知識は欠片もない。

一般向けの書籍から得る情報が、私の知識の全てだ。それらが薄っぺらなものであることは、よく自覚している。

それでも、その薄っぺらな知識から、薬の使用もレントゲンも必要最低限に抑えたいと思うのだ。

私は今、極端に視野を狭めつつあるのだろうか?

 

子どもが体調を崩すと、とりあえず病院を受診し、原因を確認したいと思う。インフルエンザなどの感染症なら園を休ませなければならないからだ。

が、いずれは治ることが明らかな、命にかかわることのない病気なら、極端な話、ほっておいてもよいのではないかと思ったりもするのだ。

 

専門家でもない自分が、何かを決断しなければならないとき、何を頼りにすればよいのだろう?

何を、そして、誰を信じる?

綱渡りをしているような心もとなさだ。

 

考えすぎだろうか?と自問する。

しっかり勉強をし、経験を積まれた医師がおっしゃるのだ。

レントゲンも抗生物質その他の薬も必要だと。

「はい」

と言って従うべきなのだろうか?

 

わからん・・・。

 

もっと、もっと知識をつけるしかない。素人はどこまで行っても素人にすぎないが、知識はどんなにあっても荷物になるわけではない。

毎日、毎日、何度も「お母さん、大好き」と言ってくれるまそら。

大切な大切な我が子たちを危険にさらすことはできない。

子どもたちに関することについては、「わからん」では、すまされないのだ。