「神経衰弱」に見る「数字カード法」の効果

2月4日、双子たち(年中児)が3ヵ月間取り組んできた澤口式育脳法の「数字カード法」が終わった。

目に見える形として実感できる効果は、日常生活においては特には見られない。

 

が、「数字カード法」終了の翌日、2月5日のことだ。

「数字カード法」ほどではないだろうが、ワーキングメモリを鍛えられるのではと勝手に推察するトランプの「神経衰弱」を久しぶりにやってみた。12月の頭以来振りだ。

 

12月の初め。

「神経衰弱」を子どもたちとするにあたり、トランプの全カードを使うのはさすがに多すぎると思った。そこで、1〜6までのカードを2枚ずつ使って「神経衰弱」を初めてやってみたのだった。

 

双子兄、まひろはカードの位置をそこそこ記憶し、それなりに同じ数字をめくり当てていく。

一方、弟まそらは、ルールの理解も難しく、裏返しに置いてあるカードの数字を覚えることも、集中して遊ぶこともできない。

そして、そのまま時間も取れなくなり「神経衰弱」からはすっかり遠ざかっていた。

 

2月5日、約2ヵ月振りにやってみる。

弟、まそら。

まず、カードの数字を覚えようとする姿勢が見られた。

勝手にめくったりもせず、自分の番に2枚めくり、同じ数字でなければ、また裏返して置くというルールを理解できるようになっていた。

そして、12月(2ヵ月前)より、明らかにカードの数字を覚えられるようになっていた。

 

ただ、12月はバラバラに雑に配置していたカードを、今回は横に4枚、縦に3枚きっちり並べて配置した。その方が覚えやすいだろうと思ったからだ。


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並べ方に若干の違いはあるが、しかし、それだけでまそらがこれほどできるようになるとはちょっと考えにくい。12月は「神経衰弱」に取り組むことすらできなかったのだ。

おそらく「数字カード法」の効果なのだろうと思う。

 

まそらは、以前より覚えられるようになっているのが自分でもわかるのか、「神経衰弱」が楽しいようで何度もやるハメになった。当然、「まそらは強いな〜」と全ての回で私が負けてやるので、なお嬉しいようだ。

 

これからも、ふとした折に、「数字カード法」の効果を見ることがあるのかもしれない。

来年度、就学に向けての発達検査が予定されている。今後も何らかの取り組みを継続しつつ、「数字カード法」の効果が現れることを期待したい。

 

発達障害の改善は、定型発達児の中にいてこそ

・故に、普通級に入らなければならない

・故に、知能を高めなければならない

 

「今」にかかっている。

目標が果てしなく遠い先に見えても、常に常に唱える。

「千里の道も1歩から。千里の道も1歩から。千里の道も、1歩から。」