澤口俊之先生の「教育相談」を受ける

先日、突然、「人間性脳科学研究所」からメールが届いた。
我が家の双子弟、まそら(4歳)は、「自閉症スペクトラム障害」で、昨年(2018年)の98日にメールにて、澤口俊之先生の「教育相談」に応募していた。この「教育相談」の日程の連絡が、メールで届いたのだった。

メールには、3日程が記載されていて、「いかがですか?」とある。早い日程では、3日後だった。
え~っ!と思いながら、夫に確認。東京に行くには、我が家からは泊まりがけになる。夫のスケジュールの調整ができそうだったので、ホテルを確認。こちらも何とか取れそうで、「人間性脳科学研究所」の担当者の方へ、希望する日程をメールで返信した。

そこから、バタバタと準備をし、東京へ発つこととなった。
我が家の双子たちは、ホテルでの宿泊どころか、電車にも乗ったことがない。事前に、「お泊まり体験」を・・・なんて考えていたが、それどころではなかった。

 

以下、経緯をまとめておく。

 

 

201898日、「教育相談」募集開始
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年間程、毎日、澤口先生のホームページを確認していた私。この日、「教育相談」の募集が開始されているのを知り、心臓がドキドキした。
夫に確認を取り、メールにて応募する。
しかし、なんの連絡もないまま、時が過ぎた。

 

 

20181031日に、メールにて、申込みの案内が届く
人間性脳科学研究所」からのメールに、「申込書」が添付されており、記入して、FAXにて申し込む。やきもきしながら、返りを待つ。

 


201811月下旬に案内が郵送されてくる
ある日、ポストに「人間性脳科学研究所」からの郵便物が入っていた。

まそらの予約が何番目(2桁台)かと、
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月から順次、日程の案内が始まり、案内には半年程かかることがある

といったことが書かれていた。
自閉症スペクトラム障害」の治療は、34歳が適していると、以前、澤口先生のブログで目にしたように思う。このままでは、その時期を過ぎてしまうのではと心配になった。

 

 

20196月上旬、「教育相談」の日程連絡のメールが届く
メールには、3日程が記載されていた。早い日程では、3日後だった。都合がつきそうな日程をメールにて申し込む。
 
翌日、「受けつけ」完了の連絡メールに、「アンケート」と「地図」が添付されていた。本来なら、郵送しているが、今回はそうすると間に合わないので、メール添付にて送付とあった。
「アンケート」はA4用紙で8枚の量だ。調べたり、思い出したりしながら、バタバタと記入した。

 

 

6月中旬、「教育相談」と「HQテスト」を受ける
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月に応募してから、「教育相談」を受けるまで、ざっと9ヵ月が経過していた。

「教育相談」が行われる場所は、浅草のとあるビルの1室だ。
お邪魔してみると、キッチンと1部屋からなるマンションのお部屋だった。キッチンはフローリングだが、お部屋は畳で、くつろげる感じだ。

まず、澤口京子さんと思われる方が、リビングにて「HQテスト」を実施してくださる。
まそらは、ほとんど正答することができなかった。

テストが終わると、「アンケート」を確認し終えた澤口俊之先生が部屋にやってこられ、テストが行われた。時間にして、10分ほどだったかと思う。
それが終わると、キッチンのテーブルに座して、「教育相談」が始まる。
終了すると2時間半ほどが経過していた。

ASDの改善は早い方がいいので、HQテストができない年齢でもお呼びするようにしています」とのことで、

 

澤口俊之先生より、


まそらの状態の説明と、考えられる原因
今後、すべきことと、してはならないこと

のアドバイスがあった。
内容は、残念ながら、口外できない。
すべて、論文のデータなどを示しながら、丁寧に説明された。

帰りに「食事問診票」を記入して、郵送して下さいと渡される。結果を踏まえ、アドバイスをいただけるようだ。

 

 

●次回の予約について
間違ったやり方をしていると効果かないとのこと。正しく行えているかと、改善できているかを確認していただくために、次回の予約を依頼した。2回目は早めに案内していただけるようだ。

「年長児」になってからがよいということで、3月に現状の報告と合わせて予約のメールをするように言われる。

 


●費用
「教育相談」 5万円(税別)
HQテスト」 1万円(税別)
「教材」   任意購入

 


●報告書
定かではないが、「報告書」を送付していただけるようだ。

 

 

■相談を受けて

基本的に『発達障害の改善と予防』に書かれている内容の通りだ。この本は、年齢別に「すべきこと」と「してはならない」ことが記載されている。

 

本に「してはならない」と書かれていることは、「教育相談」でも、やはり、してはならないと言われた。
駄目なものは、たとえ週に5分間でも駄目だとのこと。
ただ、まそらの状態を確認した上で、週に1回なら問題ないでしょうと言われた事項もあった。
そして、本には書かれていないが、澤口先生からやめるよう言われたものもあった。

 

「すべきこと」に関しては、本とは異なる部分もいくつかあった。この辺りが、個人によって「アドバイス」が異なってくる事項なのだろうか。

「すべきこと」については、そんなに大変なことは本にも書かれていないし、「教育相談」でも言われなかった。

 

「できる限り早く始めてください」と強く勧められた習い事は、それなりにお金がかかるものだが、それ以外(3項目)は、家庭で、515分あれば取り組めるものばかりだ。

時間を要するものは、わずか1つだけだった。しかし、それにしても、我が子の場合は時間がかかるというだけで、すべての子どもが当てはまるわけでは決してないと思う。

 

澤口先生より、指示のあった「すべきこと」と、「してはならないこと」のうち、すぐにできることはすぐに開始した。
すぐには実行できないことも、調べたり、方法を考えたりして準備を始めた。

 

「教育相談」は、夫も同行したのだが、そうしてよかったと思う。
「本に書いてあるからやめて」といくら言っても、あるいは、「やった方がいいから、させよう」と言っても、懐疑的で、さほど真剣には取りあってくれなかった夫。
しかし、澤口先生ご本人から直接お話を伺って、それまで、なかなかやめてくれなかったことをきっぱりとやめてくれた。また、させた方がよいことにも、前向きに取り組んでくれるようになった。
「教育相談」を受けてから、夫を説得することに労力を割かずにすむようになった。そして、必要なことをスムーズに開始できている。夫に、同行してもらって本当によかった。

 

澤口先生より、まそらは、「軽度で、すぐに改善できる。普通級に必ず入れる」と言われる。その言葉を信じ、いただいた「アドバイス」を11つ着実に実行していこうと思う。
本気で取り組む。