発達障害の双子(4歳) 今週のリハビリ(ST)と療育(なし) 23

我が家には、発達障害4歳の双子がいる。

今週の双子弟、まそらのリハビリ(ST)の様子は下記の通りだ。

 

 

●双子弟、まそらのリハビリ「言語聴覚療法(ST)」(約40分間)

☆机上課題

・挨拶

「よろしくお願いします。」

 

・会話

先生が、まそらに質問する。

 

「お名前は?」

「何歳ですか?」

「男の子ですか?女の子ですか?」

10回の長いお休み(GWのこと)はどこにいきましたか?」

 

ゴールデンウィーク中の外出については、全く答えられなかった。「10回の長いお休み」が何のことか理解できていない様子。私がヒントを出して、少し誘導すると「おじいちゃんのお家に行った」と答えた。

 

・カードゲーム「語彙の王様」とサイコロ

トランプのようなカードに「お題」が描かれている。まそらがサイコロを振り、出た目の数だけ、その「お題」に答える。

 

サイコロの目が「4

先生が数の確認をし、選んだカードの「お題」を読む。

「《な行で始まる》を4つ言ってください。」

まそらはヒントをもらいながら、「(な)なすび、(に)2、(ぬ)塗り絵、(ね)ネコ。」と答えた。

 

サイコロの目が「5

先生が数の確認をし、選んだカードの「お題」を読む。

「《緑色のもの》を5つ言ってください。」

まそらは、ヒントをもらいつつ、「コップ、キュウリ、オクラ、ダイコンの葉、ホウレンソウ。」と答えた。

 

その他のお題

「《家にあるもの》を2つ言ってください。」

「《野菜》を3つ言ってください。」

「《柔らかい食べ物》を2つ言ってください。」

 

 

 

・おもちゃ「くるくるチャイム」

ボールを上から入れると、くるくる回りながら降りてくるおもちゃ。

先生が、「ボールを3個入れてください。」などと指示を出す。

 

 

・絵カード(誰が何をしていますか?)

先生がまそらに絵カードを見せ、誰が何をしているのかを答えさせる。

 

女の子が紙飛行機を飛ばしている絵が描かれたカード

先生 「誰が何をしていますか?」

まそら「紙飛行機」

先生 「紙飛行機をどうしていますか?」

まそら「・・・。」

先生 「紙飛行機を飛ばしているね。」

先生 「誰が飛ばしていますか?」

まそら「・・・。」

先生 「男の子?女の子?」

まそら「女の子。」

先生 「じゃあ、もう1回。誰が何をしていますか?」

まそら「・・・。」

先生 「女の子が・・・。」

まそら「紙飛行機。」

先生 「紙飛行機をどうしてる?」

まそら「飛ばしてる。」

先生 「女の子が、紙飛行機を、飛ばしているね。」

 

その他、

女の子が鞄にノートを入れているカード

女の子がカエルを見ているカード

男の子が本を運んでいるカード

男の子が背伸びをしているカード

で、同様に行う。

 

次いで、描かれている人物が2人のカードを用いて、先生が「誰が誰に何をしていますか?」と質問する。

 

女の子が父親に新聞を渡している絵が描かれたカード

先生 「誰が誰に何をしていますか?」

まそら「紙を渡してくれてる。」

先生 「新聞だね。誰が渡してる?」

まそら「女の子。」

先生 「誰に?」

まそら「大人。」

先生 「お父さんだね。」

先生 「じゃあ、もう1回。誰が、誰に何をしていますか?」

先生 「誰がどうしてる?」

まそら「女の子が渡してる。」

先生 「何を誰に渡してますか?」

まそら「新聞をお父さんに渡してくれてる。」

先生 「女の子が、お父さんに、新聞を、渡しています。」

 

その他、

男の子が女の子に土をかけて動揺している様子が描かれたカード

男の子が女の子を追いかけているカード

で、同様に行う。

「男の子が女の子を追いかけているカード」では、質問の仕方を変化させて実施。

「誰追いかけていますか?」

「誰追いかけていますか?」

 

・おもちゃ(アンパンマンのピアノ)

 

・挨拶

「ありがとうございました。」

「さようなら。」

 

 

■リハビリ(言語聴覚療法)を終えて

先生より、

「会話がかみ合いにくいです。目からの情報が強く、耳からの情報でイメージすることが難しいようです。聞いて、それに答えられるようになると、過ごしやすくなるでしょう。練習をしていきましょう。」

と言われる。

今回もそわそわした様子のまそら。質問されたことについて「考え」、「答える」ことにプレッシャーを感じている様子がうかがえる。先生が何を言うだろうかと常に身構えており、リラックスした感じはまるでない。あちこちに注意がそれながらも、投げ出すことなく、最後までなんとか頑張ってやり切った。