我が家には、発達障害の4歳の双子がいる。
今週の双子弟、まそらのリハビリ(作業療法)の様子は下記の通りだ。
●まそらのリハビリ「作業療法(OT)」(約40分間)
☆粗大運動
・トランポリン(5㎝ほどのボールを沢山乗せて、その上にマットを置く。マットの上に座り、先生が揺らす中、バランスを保って乗り続ける)
・ボールプール(ジャンプして飛び込む、ボールに埋もれて遊ぶ)
・板(少し傾斜のつけてある幅40㎝ほどの板の上を歩いて渡る)
☆微細運動
・紐通し
紐にビーズを通す作業。他のことに気を取られ、取り組まなかった。
・くみくみスロープ
球を転がして遊ぶ。
■リハビリを終えて
今回は、いつも以上に意欲的に粗大運動に取り組んだ。そのため、微細運動への気持ちの切り替えがうまくできず、「紐通し」はできなかった。
「くみくみスロープ」は当初、予定になかったようだが、まそらがやりたがったため、取り組むこととなった。1.5㎝ほどの球が転がっていくのが面白いようだった。
先生より、
「何か気になることはありますか?」
と聞かれた。
こうした質問は定期的になされるようだ。
・自分でご飯が食べられない
・コミュニケーションが取りにくい
ことを伝えた。
この1、2年は、こうしたことをことある毎に言っているように思う。
他に挙げるなら、
・食事に時間がかかる
・頭を床に打ち付ける
などだろうか。
しかし、伝えなくてよくなったこともある。
・双子兄、まひろに日常的に噛みつく
・気持ちの切り替えができず、癇癪を起す
この1年で、これらの問題はかなり改善された。何がどうとは説明できないが、園生活の影響が大きいと感じている。
today's 4-year-old twins♪
双子兄、まひろ。
今日は、ランチに出かけた。いつもなら、自分がお腹いっぱいになると、店内をうろうろと歩き回り、再三注意することになるのだ。が、今日はみんなが食事を終えるまで、ずっと席についていることができた。おそらく初めてのことだ。こういうときは褒めるに限る。褒めて褒めて褒めちぎった。夫にも褒めるよう促し、夫も、褒めて褒めて褒めちぎる。帰宅してからも、繰り返し褒めた。本人は相当嬉しかったようで、デレデレしていた。
以前、名城大学教授の曽山 和彦先生の講演を拝聴したことがある。
「靴を脱いだらそろえなさい、と普段いくら言っても聞かない子どもが、たまにそろえて脱いでいることがあります。そのときを見逃してはいけません。こうしたときはしっかり褒めてやることが大切です。でないと、ちゃんとやったのになんだ・・・と子どもは思ってしまいます。」
そんなようなお話しがあったことを覚えている。なので、些細なことでも、子どものよい行いは褒める。とにかく褒める。普段強く意識していることのひとつだ。
双子弟、まそら。
「まひろ、これは○○なの?」とまひろに話しかける。〇〇はよく聞こえず聞き逃してしまったが、まそらがまひろに名前を呼んで話しかける姿なんて初めて目にした。2歳頃なんて、2人はそれぞれ全く別の事をして、各々1人で好きに遊んでいたのだ。それがいつの間にやら2人で一緒に遊ぶようになり、今ではまそらから相手に声をかけるようになったのだ。成長ぶりに驚くばかりだ。
先日も、飲み物をこぼしてしまった私を見て、ティッシュを持って来てくれた。こうした行動には数段階の思考が必要になる。
お母さんが飲み物をこぼした→拭かなければならない→でも、お母さんの近くには拭くものがないから拭けない→どこに拭くものはあるだろう?(探す)→取ってお母さんに渡そう
まそらが、自発的にティッシュを持って来てくれるなんて夢にも思わなかった私は大変に驚いたのだった。相手のことを見て、どうすべきか自分で考えて行動できるようになるなんて・・・。1年前には考えられなかったことだ。
とにもかくにも、難があると思っていたまそらのコミュニケーション能力・・・。色んな場で、色んな人の助けを借りて、日々、向上していっているのだと思うと、かかわって下さった全ての方々に対する感謝の気持ちでいっぱいになった。