発達障害の双子(4歳) 今週のリハビリ(ST)と療育(なし) 19

我が家には、発達障害4歳の双子がいる。

今週の双子弟、まそらのリハビリ(ST)の様子は下記の通りだ。

 

 

●まそらのリハビリ「言語聴覚療法(ST)」(約40分間)

前回、部屋に入ろうとしなかったまそら。今回はスムーズに入室したものの、床に寝転がった。「お名前は?」などのいつもの「会話」は実施することができなかった。言語のリハビリには、何か抵抗感があるのだろうか?

 

☆机上課題

・挨拶

「よろしくお願いします。」

 

・線路のパズル

線路に見立てた溝のあるプラスチック製のパズルを使用。線路の溝がつながるようにピースを合わせる。完成すると、電池式の電車を溝の上で走らせることができる。

 

・お絵かき

まそらが自由に色鉛筆で絵を描く。

 

・絵カードと電話のおもちゃを用いて、用途の確認

先生が、机上に6枚の絵カードを並べた後、まそらに電話をして、用途を聞く。

 

先生 「もしもし、雨の日に使うものは何ですか?」

まそら 受話器を耳にあてつつ、先生に「傘」のカードを渡す

先生  カードを1枚追加

 

先生 「もしもし、コンコンと割って食べるものは何ですか?」

まそら 先生に「卵」のカードを渡す

先生  カードを1枚追加

 

先生 「もしもし、顔の目につけるものは何ですか?」

まそら 先生に「眼鏡」のカードを渡す

先生  カードを1枚追加

 

・積み木

先生が、積み木で作った「船」が描かれている絵カードを提示して、同じものを作るように、まそらに指示を出す。

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・挨拶

「ありがとうございました。」

 

 

■リハビリ(言語聴覚療法)を終えて

先生より、

「聞く姿勢をとることが難しいです。聞こえているけど行動しない、聞いていなくて行動しない、どちらの場合もあるようです。聞く姿勢を身につけるために、どうしていくのが良いのか考えていきます。」

と言われる。

まそらとコミュニケーションをとるのは結構難しい。相手の存在や、相手の発言を悪気なく無視するからだ。

色々と思うところがあり、園に子どもたちを送って行った際は、これが最後の別れとなっても後悔することがないよう、ぎゅうっと抱っこして、バイバイと言うようにしている。しかし、そのとき、まそらはこちらを見向きもしないし、「バイバイ」などと返してくることもない。クラスの子が「まそら君、おはよう。」と言ってくれても無反応。帰りに先生が「まそら君、さようなら。」と言ってくれても無視。別段、彼に悪気があるわけではない。関心がないだけなのだ。興味関心がないと注意を向けない。当然、相手の発言も聞かない。この辺りの問題を解決するのは結構難しいのではないかと私は思う。

 

 

today's 4-year-old twins

「今日(today)」ではなく、「昨日」のことなのだが・・・、悲しく感じる出来事があった。

双子弟、まそらが、

「まそら君は、変なんだ。」

と言う。

私  「どこが変なの?変じゃないよ。」

まそら「身体が変なんだ。」

私  「身体のどこが変なの?」

まそら「頭が変なんだ。」

 

このとき、まそらはかなり険しい目をしていた。

一瞬言葉を失ったが、質問を続ける。

私  「クラスのお友達に言われたの?」

まそら「違う。」

私  「誰に言われたの?」

まそら「誰かはわからない。」

私  「年中さんや、年長さん?」

まそら 適当にうなずく。

 

実際、園で本当に「頭が変だ」と言われたかどうかはわからない。が、周囲から奇異の目で見られ、そのことを自分でも認識できる知的レベルに達してしまったということに変わりはない。いつかこういう日は来るだろうと思っていたが、予想以上に早かった。

「まそらは、変じゃないよ・・・。」

そんな言葉では、きっと彼の心の曇りは晴れない。彼の自尊心をつなぎとめる術を、親がしっかり与えてやらなければならないと思う。彼の「得意」を伸ばし、人に誇れるものを何かひとつ持たせてやりたいと心から思う。