発達障害の双子(3歳) 先週と今週のリハビリと療育 7

我が家には、発達障害3歳の双子がいる。

先週と今週の双子兄、まひろと、双子弟、まそらのリハビリと療育の様子は下記の通りだ。

 

●まそらのリハビリ「作業療法」(約40分間)

☆粗大運動

・トランポリン

ボールプール(ジャンプして飛び込む、ボールに埋もれて遊ぶ)

梯子(少し傾斜をつけてある梯子を、両手両足を使って四つん這いで渡る)

板(少し傾斜をつけてある幅40センチくらいの板の上を、歩いて渡る)

マットを山折りにし、できた隙間を進む

トンネル

ライミングウォール(壁を登る)

平均台(歩いて渡る)

3輪のスクーター(片足で蹴って進む)

 

今回は、「梯子」や「板」を自分でセッティングするところから始めた。

先生より、「会話のやり取りが随分できるようになった」と言われる。

 

 

●まひろの療育

☆机上課題(約35分間)

今回は、先生ではなく、私が実施した。

・塗り絵

 リンゴのイラスト(中心部分が白くなっている)の白い部分をクレヨンで塗る。

 

・絵カードによる、動作確認

 絵カードを提示し、「誰が、何をしていますか?」と質問する他、絵に描かれていることや、描かれていないことに関しても自由に質問する。

例:母親が料理をしている絵が描かれたカード。コンロの前で、魚を焼き、他に鍋で煮物を調理し、ケトルでお湯を沸かしている。

私  「誰が、何をしていますか?」

まひろ「お母さんが、料理をしている。」

私  「(焼かれている)魚は何匹ですか?」

まひろ「2。」

私  「これは何ですか?」

まひろ「ポット。」

私  「何色ですか?」

まひろ「赤。」

私  「お料理はおいしそうですか?」

まひろ「うん。」

・・・など。

   

・袋の中身当て

最初に、スプーンとカップを見せて、何という名前か質問する。その後、まひろに見えないように、スプーンを袋に入れる。そして、まひろに手を入れさせて、何が入っているのか訊ねる。

2回ほどすると、物を見せずに袋に入れて、何が入っているのか質問する。

*袋に入れる物(スプーン、フォーク、コップ、ソーサー、ブルドーザー、椅子、おにぎり)

 

・絵カードを用いて、物の分類

「食べ物(サツマイモ)」と「乗り物(車)」の絵カードを1枚ずつ机上に置く。次に「ミカン」の絵カードを提示して、「仲間はどっち?」と質問し、「サツマイモ」の絵カードの下に並べさせる。

数枚「食べ物(ドーナツ・メロン・柿・イチゴ)など」と「乗り物(電車・新幹線・三輪車・自転車など)」の絵カードで仲間分けを行った後、「動物(サル・キリン・トラ・ゾウなど)」の絵カードも加えて、「仲間はどっち?」と分類を続ける。

 

 

☆粗大運動(約45分間)

・サイバーホイール(大きな筒状の遊具。筒の中に入って、手で前におして進む。)

ポニースゥイング(吊り下げ遊具。おもちゃのボーリングのピンを、バットで倒しながら乗る。)

バランスボード(乗ると、グラグラ揺れる板)

トランポリン

高所(120㎝くらいか)から、マットの上に飛び降りる

ボールプール(ジャンプして飛び込む。ボールに埋もれて遊ぶ。)

平均台(横向きに歩いて渡る。)

バー(高さ15㎝くらいのバーを、両足でジャンプして飛び越える。)

ネットをはられたアーチ(ラダーアーチ?上り下りする。)

 

リンゴの塗り絵について、白い部分からあまりはみ出さずにクレヨンを塗れていることを先生に褒められる。

 

 

 

●まそらの療育

BMM(約55分間)

・ランニング

腹ばい(腹ばいで前進。)

ギャロップ(横向きに走る。)

転がり(床をゴロゴロ転がって進む。)

両足飛び(両足でジャンプしながら前進。)

高這い(床に手をついて、膝を上げた状態で進む。)

ボール遊び

サーキット

 梯子→でんぐり返り→トンネル→バー(15㎝くらいのバーを両足でジャンプして飛び越える)→コーンの間をジグザグに進むor模様の上を歩く→輪(輪が1つの所は両足で入る。輪が2つの所は片足ずつ入る。「けんけんぱ」の要領で進む)→平均台→梯子・・・繰り返し

歩行

 

☆歌遊び(約15分間)

座った状態で、歌に合わせて体を動かす。

・「リンゴがごろごろ、リンゴがごろごろ、ミカンかんかん、ミカンかんかん、キャベツがキャー・・・♪」

「落ちた落ちた、何が落ちた、リンゴが落ちた・・・♪」

「バスに揺られて行きますゴーゴー、バスに揺られて行きますゴーゴー、右に曲がります、321、キキ―ッ・・・♪」

 

※歌詞は聞き間違いがある可能性大。

 

☆紙芝居(約5分間)

『ワンタのどうぶつかくれんぼ』

 

☆机上課題(約15分間)

・絵カードによる、形容詞の確認

絵カードを机上に34枚並べて使用。

先生 「暑いのはどれ?」

まそら「これ。」

先生 「これは何?」

まそら「・・・」

先生 「汗、だね」

先生 「何で拭いてる?」

まそら「・・・」

先生 「タオルで、汗を、拭いてる、ね。」

 

絵カードによる、物の分類

先生が、最初に「イヌ」と「車」の絵カードを机上に置く。次いで、「ゾウ」の絵カードを提示し、「お友達は(「イヌ」か「車」か)どっち?」と聞く。他に「キリン」や「サル」、「バス」、「電車」、「新幹線」などで同様に行う。

 

まそらは意外なことに「わからない」を連発。「動物」と「乗り物」の分類がそんなに難しいとは・・・。

先生より、おもちゃを片づけるときに、乗り物ばかり集めるなど、カテゴライズして片づけるようにアドバイスを受ける。カテゴライズすることは、「何が何個ある」といった数の概念に通じ、「算数」の理解につながっていくのだとか。

取り組めることから、コツコツと・・・。ひとつひとつ頑張ろう。