まるパンを焼く

先日、我が家のオーブンレンジの「オートメニュー」に従って、「まるパン」を焼いた。

パンは「ムズカシイ」といつも思う。

特に「発酵」が私には難関だ。暖かい場所で、自分でやろうとすると、どうも上手くいかない。気温の高い夏場は、パンを焼く気にならないので、どうしても気温が低めの春や秋、冬に焼くことになる。そうすると、この「発酵」が上手くいかないのだ。イースト菌は低温では活動が鈍い。厄介だ。

オーブンレンジの「オートメニュー」機能を使うと、苦手な「発酵」も「オート」でお任せだ。というわけで、いたってシンプルな「まるパン」を焼くことになる。

ちなみに、暖房をガンガン効かせて作業を開始した。

 

☆まるパンを作る(以下、東芝の「東芝水蒸気オーブンレンジ」の取り扱い説明書による)

〇準備するもの

①強力粉160

②バター20

③牛乳120

ドライイースト4

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⑤砂糖20

⑥塩2

⑦ボウル

⑧泡だて器

⑨ゴムベラ

 

〇手順

①バターと牛乳をレンジで40秒温める。泡だて器で混ぜて、バターを溶かす。

② ①にドライイーストを加えて混ぜ、砂糖、塩、1/2量の強力粉を、順に加えて混ぜる。

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③ ②に残りの強力粉を加えて、ゴムベラで混ぜる。

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④ ③の生地を平らにならし、軽く霧を吹いてラップをかけ、庫内中央におく。

 「オートメニュー」にて、一次発酵。

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⑤一次発酵が終わると、打ち粉をした台に、生地をとり出し、軽く押さえて、ガス抜きをする。

⑥生地をまとめて、8等分にし、切り口を中に巻き込みながら丸める。

⑦ベンチタイム。

とじ目を下にして置き、ラップをかけて約10分休ませる。

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⑧庫内底面にオーブンシートを敷き、⑦の生地を軽く丸めなおして並べる。

⑨「オートメニュー」により成形発酵。

⑩「成形発酵」が終わったら、オーブンシートごと角皿に移して、下段で焼き上げる。

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もう少し、生地が膨らんだ方がよいように思う。④の一次発酵か、⑦のベンチタイムか、⑨の成形発酵かで、時間が不足しているのではないかと思う。次回の課題だ。

 

レーズン入りも作る。

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※連続して作る際の注意点

続けて作る際は、オーブンレンジ内が熱くなっているので、「一次発酵」に失敗する可能性がある。イースト菌はあくまで「生き物」なので、高温だと死滅して、発酵が上手くいかなくなってしまう。注意が必要だ。

 

 

〇パンを焼いてみて

素朴な味のパンが焼き上がる。

パン屋さんは、どうしてあんなにいい匂いなのだろうと思う。イースト菌がアルコール発酵するからなのだろうが、そして、それが焼けるからなのだろうが、何とも言えない「幸せな」気持ちになる。

 

文明の発達したこの現代において、生き物の力を利用して、食品を作る。。。発酵食品の製造は、微生物の存在など知られていなかった太古の昔から連綿と続いている。本当に奥深くて壮大だ。パンでも、味噌でも、お酒でも・・・、発酵食品は謎めいていて、魅惑的だ。