インフルエンザワクチンの安全性について

今日、我が家の双子たちは2人とも、インフルエンザワクチンの予防接種の1回目を受けた。

 

以前読んだ、大森 隆史氏の『発達障害を治す』に、ワクチンの防腐剤として使われるチメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)」発達障害を引き起こす場合がある・・・というようなことが書かれていた。

 

なので、昨年は、チメロサールフリーのワクチンをお願いしたのだが、流通量が少ないため、アレルギーのある人を優先するということだった。

しかし、結局、体調不良が続き、なかなか受けられないまま年が明け、余りが出たのか、チメロサールフリーのワクチンで予防接種を受けることができた。

ただ、時期が遅かったので、1回のみの接種となった。

 

今日も、昨冬同様、チメロサールフリーのワクチンを接種してもらうことができたが、2回目はどうなるかわからないとのことだった。

ただ、チメロサールフリーなら安全かというと、そうでもないようで悩ましい。チメロサールフリーのワクチンには、チメロサールが使用されていない代わりに、「アルミニウム」が多く添加されていて、子どもの脳には有害だというのだ。

 

情報というものは、調べれば調べるほど、泥沼にはまっていく。何が正しいのかわからなくなる。自分で臨床試験をすることができない以上、「安全」とも「安全でない」とも、確認しようがない。もちろん「安全」だから厚生労働省が認可しているということになるのだが、「子宮頸がんワクチン」のような例もある。「安全」をどこまで信じていいのか、判断するのはとても難しい。でも、だからといって、予防接種を受けさせないというのも極端に感じるのだ。

 

ただ、情報を持っているというのは大事なことだと思う。

ワクチンに含まれるチメロサールは微量で、すぐに体外に排泄され、人体に害を及ぼすようなことはない・・・としても、チメロサール自体は「有害」であることに違いはない。実際、WHOチメロサールを可能な限り減量することを推奨しているといった情報を、書籍でも、ネット上でも確認することができる。

 

うちの子たちが0歳の頃の予防接種についてだが、当時はワクチンの安全性に大きな疑念を抱いたことなどなかった。

体調を崩しやすい乳児だからこそ、受けられるときに受けさせてしまおうと考え、4種類のワクチンを同時接種(右腕に2本、左腕に2本)してもらったこともある。となると、チメロサールの量は、はたして「安全」な量だったのだろうか?絶対に子どもの脳に影響を与えなかったと断定できるだろうか?

今の私なら、4種同時に接種するなんてことはしないだろう。焦らず、1種類ずつ接種を重ねるはずだ。

 

チメロサール」を知っているか否か。「チメロサール」が「安全」か否か。そうした情報を持っているか否かで、行動が変わる。「安全」か否かの判断はとても困難だ。しかし、知っていれば、「リスク」は避けることができる。親が子どもの「安全」のために果たす役割は非常に大きい、、、と思う。

 

☆書籍紹介

大森 隆史 『発達障害を治す』(2014) 幻冬舎新書


発達障害を治す【電子書籍】[ 大森隆史 ]