我が家には、発達障害の3歳の双子がいる。
双子兄、まひろの今週のリハビリと療育の様子は下記の通りだ。
●リハビリ「作業療法」(約40分間)
☆粗大運動
・ブランコの様な吊り下げ遊具(名称不明)
・トランポリン
・ボールプール(ジャンプして飛び込む、ボールに埋もれて遊ぶ)
・梯子(少し傾斜をつけてある梯子を、両手両足を使って四つん這いで渡る)
・板(少し傾斜をつけてある幅40センチくらいの板の上を、歩いて渡る)
・平均台(横向きに歩いて渡る)
・傾斜をつけたマット(上り下りする)
・アーチ状の橋(上り下りする)
・バランスボール
・ペダルのないバイク
彼は、リハビリを「遊び」だと思っているので、「あれがしたい、これがしたい」と先生に言いながら、今日も楽しく取り組んでいた。
今週は、2人の診察もあった。
先日、双子弟、まそらが受けた「新版K式発達検査」の結果の説明を受ける。グレーゾーンにあるとのこと。「新版K式発達検査」には「姿勢・運動」と「認知・適応」、「言語・社会」の3つの領域がある。前回の検査と比べて、同年代の定型発達児との差が縮まっている領域もあったが、縮まっていない領域もあった。
リハビリや、療育が効果的に働いていないと捉えるべきなのか、それともリハビリや療育のおかげで、差が広がっていないと捉えるべきなのか・・・?結果について考えると悩ましい。
差が縮まっていない領域に関しては、今のまま、同じようにしていても、差が縮まっていくことはないのではないかと思う。伸びが弱い部分をどうしていくか・・・。答えは、すぐにはでない。
まそらは、園に通うようになってから、急激に言葉が発達した。やはり毎日継続することの効果は高いのだと思う。専門病院でのリハビリは月に4回。療育も4回。以前から、効果を期待するには時間が少ないのではないかと思っていた。家庭でもできることは何か?リハビリや療育の先生方と相談しながら、取り組んでいくしかないと思う。
●療育
☆粗大運動(約55分間)
・ポニースゥイング(吊り下げ遊具)
・フロックスゥイング(吊り下げ遊具)
・空中ブランコ(吊り下げ遊具)
・トランポリン
・トンネル
・ボールプール(部屋の奥のはしからはしまでを仕切り、床が9割見えなくなるくらいにボールが敷き詰められている。そこで、小さな箱に乗ったり、板の上に腹ばいになったりして、ボールの上を移動する)
・梯子(少し傾斜をつけてある梯子を、両手両足を使って四つん這いで渡る)
・傾斜マット(段ボールの板の上に座って、滑り降りる)
・ローラーボード(腹ばいになって乗り、床に落ちているお手玉を拾いながら進む)
・三輪車
・小さな穴をくぐる
・高所(120㎝くらいか)から、マットの上に飛び降りる
☆机上課題(約20分間)
・塗り絵
目玉焼きの黄身の部分に色をぬる
・直線描き
ウサギの絵からニンジンの絵までを直線で結ぶ
・大小の確認
同じ絵だが、絵の大きさが異なる4枚の絵カード(例えば、大きさの異なる消防車が描かれた絵カードを4枚使う)を、小さい絵のカードから大きい絵のカードへと順に並べる
・物を転がす
直径5㎝くらいの小さなボールを転がす
・数の確認
描かれている絵の数と同じ数だけシールを貼る(例えば、魚の絵が2匹描かれていると、その横に、2枚シールを貼る)
・物の名称と用途の確認
例えば、ハンカチとヘアブラシを机上に置き、先生が手を拭いて、髪をとかす。ハンカチとヘアブラシの名称を訪ねた後、何をするものですかと質問する
机上課題に、とりあえず座って(うろうろせずに)取り組めるようになった。
先月に受けた「遠城寺式・乳幼児分析的発達検査」の結果では、まひろは、発達上の大きな遅れはないとのこと。多動傾向のある彼。行動を自分でコントロールする力を身につけさせたいと先生より言われる。また、あえて失敗をさせないように配慮し、成功体験を増やし、挑戦する意欲を引き出したいとも言われる。
「よろしくお願いします」と頭を下げるしかない。「プロ」は、当たり前だが、やっぱり「プロ」で、うちの子のような特殊な子どもに対しての接し方は、洗練されている、、、と思う。
today's three-year-old twin♪と夫
朝食の時だ。双子弟、まそらがでんぐり返しをしたので、「すごいねー」と褒めた。そこから、双子兄、まひろも参戦し、でんぐり返し大会となってしまった。食事はまったく進まない。夫は疲れているのか、傍らでうとうとしていた。急に夫が言う。
「気をつけて!」
何事かと夫を見る。夫は目を閉じたまま続ける。
「ヒルが3匹もいる!」
寝言か。。。どんな夢を見ているのかと思う。
夫には、たまに辟易させられる。
「悪いことをしたら、どうしないといけないの?」と怒りながら言う私に、まそらが答える。
「トイレでご飯を食べます」
「はあ?」となる。
私は単に「ごめんなさい」の言葉を引き出したかっただけなのだ。
夫が平然と言う。
「ああ、悪いことをしたら、臭いメシを食わないといけなくなるって言ったんだ」
「ちょっと、何を教えてるの!」と私。
子どもに変なことを教えるのは、本当にやめてほしい。