うちの子(3歳)のお気に入り絵本 『わにわにのおふろ』

 爬虫類のワニが普通の家に住んでいて、日常のことを行うシリーズもの。

わにわにが、自分でお風呂にお湯をはり、おもちゃで遊んだり、シャワーをマイクがわりにして歌を歌ったりして、お風呂から出ていくまでを描いている。

わにわには、どうやら一人暮らしのようだ。こういう30歳くらいの独身のおじさんっていそうだな・・・と思う。大きな口から見える牙がちょっと怖いけど、マイペースに人生を楽しんでいる感じがして、無邪気な様子がときに愛らしい。

 

文章はいたってシンプルで、文字数は多くない。ページ数は24ページ。読むのに時間がかからないので、読み聞かせの時間があまり取れないときには最適だと思う。

 

文字は明朝体やゴシック体ではなく、太くて独特な字体で、わにわにのキャラクターと同様に味がある。

 

 

『わにわにのおふろ』は双子弟、まそらが好きで、何度も読んで欲しがる。

自分(ヒト)とは異なる生き物が、まるでヒトのように、お風呂に入って色々しているのがおもしろいのだろうか???

お風呂で使う洗面器や桶、椅子などの道具の名前を確認して楽しむ。洗面器を頭にかぶって歌うわにわにに、「おしゃれだね~」と笑顔。双子兄、まひろも、我が家にないおもちゃに興味津々で、名前を聞いてくる。

お風呂に対するイメージが楽しいものになりそうだ。

 

書籍紹介:『わにわにのおふろ』(2000) 小風さち 文/山口マオ 絵 福音館書店

 

today's three-year-old twin♪

毎朝、意識して、子どもたちに「おはよう」という。自閉傾向のあるまそらは大抵、無視をする。今日もしつこく「おはよう」を繰り返し言うと、私に背を向けたまま「おはよう」と返してきた。

「こっちを向いて、言ってほしいな~。」と言うと、振り向いて、私の方へ駆け寄りながら、笑顔で「おはよう」と言ってくれた。本当にかわいい。

 

「会話のときは、極力、目を合わせるようにしてください。」

通っている専門病院の作業療法師さんの言葉だ。地道なことを大切に、日々積み上げていこうと思う。